とおいひのうた いまというひのうた

自分が感じてきたことを、順不同で、ああでもない、こうでもないと、かきつらねていきたいと思っている。

はなのすきなうし

2006年04月01日 10時34分27秒 | 児童文学(絵本もふくむ)
スペイン内戦のときにでた名作絵本です。スペイン内戦は、1936年7月に軍事蜂起して開戦となったのですから、実にざっと60年以上読みつがれている名作絵本ということになる。しかし、ストーリも絵も実にシンプル。主人公の「ふぇるじなんど」というこうしは、他のうしとちがっていた。ほかのうしは、闘牛場にでたくて、まいにちつのをぶつけあいながら、戦う練習をしていた。でも「ふぇるじなんど」は、、だれとも遊ばず、ひとり、コルクの木のしたにすわり、花のにおいをかいでいるだけで幸せだった。
ひょんなことから、「ふぇるじなんど」が、闘牛場にでることになった。いくら闘牛士がおこらせようと けしかけても、「ふぇるじなんど」は、すわって、けんぶつの おんなのひとが、あたまにさしている はなのにおいをゆうゆうと かぎはじた。。戦いにならない。農場にもどされた「ぇるじなんど」は、また、コルクの木の下にすわって花のにおいをかいで、幸福になっている。
コルクの木のしたにすわって、ただ一人、花のにおいをかいでいるうし。そのシルエットの放つ強烈なイメージは、一度読んだら頭からはなれない。

mumumu このシンプルなお話から発散される強烈なメッセージはなんぞや?
勉強不足で、あわててクセジュ文庫「スペイン内戦」を購入しましたが、忙しくてまだ読めていません。

おまちください。ただいま、準備中

このメッセージを読み解くのは、ナチ台頭をバックに生まれたサン=テグジュペリの「星の王子さま」のメッセージを読み解くのに、似ている。「星の王子さま」を読み解くのに時間がかかりましたから、「はなのすきなうし」も大変そうです。
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