大阪の救急隊員、コロナに感染し死亡 2回目のワクチン接種受ける前
大阪市内の消防署で働いていた救急隊員が今月2日、新型コロナウイルスに感染して亡くなった。コロナ感染者の搬送などを担っていた50代の男性で、2回目のワクチン接種を受ける前だった。
大阪市消防局によると、5月3日の勤務明けにのどの痛みを訴え、5日に症状が悪化。抗原検査で陽性が判明し、入院した。
同局では、4月20日から職員のワクチン接種を開始。亡くなった男性は1回目のワクチン接種を受けた後に発症した。
救急隊員を含め、これまでコロナに感染した同局職員は100人超で、いずれも感染経路は不明。感染による死者は初めてという。
ある職員は取材に対し、「第4波のなか、救急隊員はコロナ感染者を連日運んでいた。いつ感染してもおかしくない状況だった」と打ち明ける。
現場で救急活動をする救急隊員らは、医師や看護師、薬剤師、自衛隊員、検疫所職員らとともに、先行して接種を受ける「医療従事者等」に位置づけられている。総務省消防庁によると、対象は全国で約15万3千人いる。
政府は2月から医療従事者への接種を始めたが、対象者数が想定より膨らんだことなどから、日程が後ろ倒しになっている。
2021年6月14日 16時46分
東京都は14日、新型コロナウイルスの感染者が新たに209人、死者が3人報告されたと発表した。都内の累計の患者数は16万6578人で、このうち現在入院している重症患者は46人となった。新規感染者数(1週間平均)は、14日時点で対前週比90.0となった。
新型コロナ 東京都で新たに209人の感染確認 重症者は46人、死亡は3人
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(更新) 日経
大阪府は14日、新型コロナウイルスの新たな感染者を57人確認したと発表した。1日に確認された感染者数は2日連続で100人を下回った。60~90代の男女10人の死亡が判明し、府内の累計死者数は2540人となった。