(CNN) トランプ次期米大統領が麻薬取締局(DEA)長官に指名すると発表していたフロリダ州ヒルズボロ郡のチャド・クロニスター保安官が2日、指名を辞退すると表明した。
クロニスター氏はX(旧ツイッター)に「郡の市民のためにまだやるべき仕事があり、実現に力を注いでいる構想も多い」と投稿。保安官の職務に専念する意向を示した。
トランプ氏の政権移行チームはコメントを控えている。
トランプ次期政権のポストに指名された候補としては、マット・ゲーツ元下院議員が先月、司法長官への起用を辞退したのに続いて2人目。
クロニスター氏の指名に対しては、トランプ氏の「MAGA(米国を再び偉大に)」運動を支持する共和党員らから反発の声が上がっていた。
共和党のマッシー下院議員は、クロニスター氏が新型コロナ対策の行動制限を執行したことを理由に「失格にするべきだ」と主張した。
トランプ支持派の間では、クロニスター氏をトランプ氏に忠実でないばかりか、「真の共和党員」でもないと批判する意見もあった。
こうした声が辞退表明につながったのかどうかは明らかでない。
クロニスター氏は32年前からヒルズボロ郡の保安官事務所に勤務し、2017年から3期連続で保安官に選出されている。
トランプ氏盟友カールソン氏、ロシア外相にインタビュー 「近日」公開
【12月4日 AFP】米FOXニュースの元看板司会者で、ドナルド・トランプ次期大統領の盟友でもある保守派のタッカー・カールソン氏は3日、ロシアの首都モスクワでセルゲイ・ラブロフ外相へのインタビューを行い、その内容を「近日中」に公開すると発表した。
カールソン氏は今年2月にモスクワを訪れ、ウラジーミル・プーチン大統領へのインタビューを行った。2022年2月にロシアがウクライナに侵攻して以降、プーチン氏が米国のジャーナリストに面会したのはこの時が初。
カールソン氏は自身のソーシャルメディアチャンネルとウェブサイトで公開した動画で、ロシアと米国との緊張の高まりを明確にするためにロシアを再訪し、その結果、ラブロフ氏との対談が実現したと主張。
「インタビューを終えたばかりだ。間違いなく興味深い内容になっている。近日中に公開する。ぜひ見てほしい」と述べた。具体的な公開日は明らかにしていない。
他方でカールソン氏は、ジョー・バイデン米政権の妨害により、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領にインタビューできずにいるとして非難した。(c)AFP