とおいひのうた いまというひのうた

自分が感じてきたことを、順不同で、ああでもない、こうでもないと、かきつらねていきたいと思っている。

「感染者数」より「超過死亡」に注目せよ!~東京は6週間で300人  論座  2020年05月20日上昌広|佐藤章|保坂展人

2020年05月21日 10時28分21秒 | 時事問題(日本)
世界の潮流である「超過死亡」を、なぜ日本のメディアは無視するのか
        
佐藤章 ジャーナリスト 元朝日新聞記者 五月書房新社編集委員会委員長
   
2020年05月20日
上昌広|佐藤章|保坂展人|超過死亡|院内感染
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われわれ今地球に生きている人間誰しもが経験したことのないコロナウイルスによるパンデミック状況の下で、ウイルスは、民族や宗教、人種、性別、肌の色、政治信条、趣味の違いを超えて人の身体の内部に侵入し、目に見えない人々の海の中を潮の満ち干のように大きく侵しては引いていく。
 潮の満ち干のような大きな波は、2月から5月にかけて無防備状態の列島を音もなく侵襲し、今また引き潮時のような兆しを見せ始めている。
 しかし、潮の満ち干が日々繰り返されるように、人々の繋がりの海がある限りウイルスの満ち干は繰り返されるだろう。その大きい二つ目の波が秋にやって来るのか冬に来るのかは誰にもわからない。
 予測される第2波に備えて、人々は列島のそこかしこに見えない堤防を築き上げようと考え始めている。その努力はいろいろなところで始まっているが、私が寄稿している『論座』でも、第2波に備えたディスカッションであるオンライン鼎談が行われた。

(*videoはサイトにアクセスしてご覧ください:なぜPCR検査をしぼったかが上先生の解説で分かりやすいですし現在の状態も分かってきます。第1波は終了したようです。)

『論座』編集長である吉田貴文氏が司会役を務め、ウイルスに対抗する司令塔役の知識を持つ上昌広・医療ガバナンス研究所理事長、ウイルスとの戦いの最前線に立つ一人である保坂展人・世田谷区長に、ウイルスのしぶきを浴びて身体の中に受け容れた経験を持つ私が加わった。
 鼎談は、司会役も含めて、参加した4人がそれぞれに座るパソコンの配線を通じてディスプレイ上で行われ、ウイルスの入り込む余地はなかった。
 しかし、人が人である限り直接的な繋がりがなくなることはない。そこに入り込んで来るウイルスとの戦いの最前線である医療現場や医療関係者たちは、今もリスクを背負いながら地道な戦いを続けている。
 医療関係者が背負っているリスクのひとつの事例を私は5月13日の佐藤章ノート『「37.5度以上が4日以上」の目安は国民の誤解だったと言い放った加藤厚労相の傲慢』で紹介したが、鼎談の中で保坂氏が訴えた病院経営のリスクの話は、これからやって来るCOVIDー19の第2、第3の大きい波を乗り越える上で必ず改善策を考えなければならない話だと痛感した。

次は→コロナ患者を受け入れた病院は前年比億単位の減収  (以下省略)                  

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