とおいひのうた いまというひのうた

自分が感じてきたことを、順不同で、ああでもない、こうでもないと、かきつらねていきたいと思っている。

過去の常識がまったく通用しない

2006年04月29日 09時10分17秒 | 私のこと(日記)
昨年、父の88歳の長寿の祝いを、ジンクスをとって1年遅らせ89歳の時に私たち子ども3人が集まり行った。

母は、普段は父とだけの生活である(隣に弟夫婦が住んでいるが、夫婦とは、本質的に密室的なところがある)
母は久しぶりの賑やかさに、喜んだ。遠慮深いと言うか、決して無理に子どもや孫を呼び寄せる人ではない。自分の生活を優先しなさいと常に言う。病院に入院することがあっても、忙しいだろうから来なくてもいいと言う。

そんな母なのだが、子どもたち全員が集まったのが、よほど楽しかったのであろう。

「とても楽しかった。みんなで集まるって楽しいわね。これから1年に1回でも、こうして集まれるといいわね」と、たいへん喜び、弟に言ったとか。

 遠慮深い母の願いだ。
その母が、ついに言った唯一の願いだ。

かくして、われわれ子どもらは、毎年長寿の祝いを開くことにした。

今回は、2回目である。ホテルの手配も日取り決めも順調に進んでいた。

それが....外資系がちょっと強い会社に勤める弟から、あわただしく、長寿の祝いの会延期の申し出のメールが昨日舞い込む。
会社の株がM&Aにあい、株がすべて買収されたとのこと。会社名も微妙に変わり、ただいま社員はてんてこまいだと言う。我慢強い長期の努力を重ねた結果、ようやく成果があらわれたと昨年言っていたばかりだというのに......

あちこちで、なにか、おかしいという悲鳴があがっている。そうなのだ。思いがけないことが多すぎて、どこか落ち着かない。

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