県知事選について信濃毎日新聞に800字。「既存メディアは真実を伝えていない。真実はネットにある」という思い込みがこれだけ広がったのは、ネット情報だと「誰にも頼らず自力で真実を探り当てた」という自尊感情が得られるからなのかも知れません。
でも既存メディアであれネット情報であれ、そこにある情報そのものはただの「現実の断片」です。「現実の断片」でさえない場合もある。いずれの場合でも、それを文脈の中に置き、マップの中に配列して初めて「それ」が何を意味するかがわかってくる。
ふつうは情報発信者に向かってこう問います。「あなたはそう言うことによって、何を言おうとしているのですか?」
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既存メディアへの不信感は「忖度」によるものだと思っています。政治権力、スポンサー、大手芸能事務所、広告代理店、財界、大手企業、人気芸能人などに対しては明らかな忖度が見られます。 そこから情報を切り分けられる人と反メディアに一気に行ってしまった人とに別れてしまったことが問題かと。
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新聞などの記事は裏どりして書いている。SNSなどは真実ではないことも多いにある。 根本が何であるか見極めないといけない。 斎藤元彦前知事は公益通報保護法を無視した。
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裏どりしてない記事も少なくないのは周知の事実だと思ってましたけど
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まさにそれ! 真実はネットにあるという思い込みを洗脳された情弱兵庫県民!
真実が虚偽に敗れた、誠実が不実に敗れた、寛容が傲慢に敗れた、賢明が蒙昧に敗れた、正気が狂気に敗れた兵庫県知事選。この深刻な民主主義の危機は、メディアと教育の責任だ。
これほどでたらめな分析をする人間が「哲学者」?立論から結論まで、知性はゼロ。現代の「大衆の悲惨さ」とは何なのか、その分析はゼロなのだ。大衆の求めるものはマルクスの時代も現代も大差ないだろう。そこに大きな違いを「発見」するから、論理がでたらめになる。