●コールデコット賞 (byはてなダイアリー))
アメリカ図書館協会が,アメリカで出版された絵本の中でもっともすぐれたものに贈る賞。
賞の名称は,19世紀の絵本画家,ランドルフ・J・コールデコット(イギリス) にちなむ。
英語絵本多読をするときの本を選ぶときに参考になる。図書館にリクエストするときの説得材料となる。
コールデコットは、マザー・グースの挿絵を描いた傑作がある。
■関連サイト
コールデコット賞リスト@やまねこ翻訳クラブ
http://yamaneko.org/bookdb/award/us/caldecot/
(お忙しい方のために上記ULEをコピペ↓しておきました)
受賞作品リスト,その翻訳の有無等が整理されている。
やまねこ翻訳クラブ コールデコット賞受賞作品リスト
The Caldecott Medal
最終更新日 2007/11/15
コールデコット賞について
コールデコット賞は、アメリカで出版された絵本の中でもっともすぐれた作品の画家に対して年に一度贈られる賞です。1937年にアメリカ図書館協会によって創設され、翌年から授賞が行われています。賞の名前は19世紀イギリスの絵本画家、ランドルフ・J・コールデコットにちなんでいます。
詳細はこちら→月刊児童文学翻訳1998年12月号「世界の児童文学賞」
参考サイト:ALA the Caldecott Medal Home Page
2007年1月22日、2007年の受賞作品が発表になりました。→2007
• 受賞作品リスト
o 2000年代 (2007 2006 2005 2004 2003 2002 2001 2000)
o 1990年代 (1999 1998 1997 1996 1995 1994 1993 1992 1991 1990)
o 1980年代 (1989 1988 1987 1986 1985 1984 1983 1982 1981 1980)
o 1970年代 (1979 1978 1977 1976 1975 1974 1973 1972 1971 1970)
o 1960年代 (1969 1968 1967 1966 1965 1964 1963 1962 1961 1960)
o 1950年代 (1959 1958 1957 1956 1955 1954 1953 1952 ★1951 1950)
o 1940年代 (1949 1948 1947 1946 1945 1944 1943 1942 1941 1940)
o 1930年代 (1939 1938)
• 受賞作品邦訳リスト (2000年代 1990年代 1980年代 1970年代
1960年代 1950年代 1940年代 1930年代)
最近邦訳出版されたコールデコット賞作品
2007年8月 『こんにちは・さよならのまど』(クリス・ラシュカ)
2007年6月 『ディック・ウイッティントンとねこ』(マーシャ・ブラウン)
2007年5月 『ローザ』(ブライアン・コリアー)
2007年5月 『漂流物』(デイヴィッド・ウィーズナー)
2007年3月 『パンダのシズカくん』(ジョン・J・ミュース)
2007年2月 『こんなしっぽでなにするの?』(スティーブ・ジェンキンズ、ロビン・ペイジ)
2006年10月 『トリクシーのくたくたうさぎ』(モー・ウィレムズ)
2006年5月 『たからもの』(ユリ・シュルヴィッツ)
2005年10月 『まんまるおつきさまをおいかけて』(ケビン・ヘンクス)
2005年9月 『ハトにうんてんさせないで』(モー・ウィレムズ)
2005年8月 『綱渡りの男』(モーディカイ・ガースティン)
2005年8月 『とんでとんでサンフランシスコ』(ドン・フリーマン)
2005年1月 『あっ おちてくる ふってくる』(ジーン・ジオン)
2004年6月 『おやすみかみさま』(エリザベス・オートン・ジョーンズ)
2004年4月 『はなうたウサギさん』(エリック・ローマン)
2003年11月 『急行「北極号」』(クリス・ヴァン・オールズバーグ) 改訳版
2003年10月 『ともだちつれてよろしいですか』(ベニ・モントレソール) 再刊
2003年9月 『ホンドとファビアン』(ピーター・マッカーティ)
2003年2月 『ウォーターハウス・ホーキンズの恐竜』(ブライアン・セルズニック)
●コールデコットって、どんな人? (by 福音館)
ランドルフ・コールデコットは1846年、イングランド西部・チェスターに生まれました。彼は幼いころから絵を描くのが好きでした。15歳で銀行に就職しますが、勤めのかたわら、絵を描きつづけていました。やがて雑誌にスケッチを投稿するようになり、26歳のとき、ついに銀行を退職。ロンドンに出てフリーの画家として活動を開始し、やがて絵入り雑誌に挿絵を寄せたり、W・アーヴィングの「オールド・クリスマス」の挿絵を描くなど活躍するようになりました。そのイラストレーションが、当時「トイブック」と呼ばれる木版色刷り絵本の企画制作を手がけていた木版工房のオーナー、エドマンド・エヴァンズの目にとまったのをきっかけに、コールデコットは絵本をてがけるようになりました。1878年のクリスマスにジョージ・ラウトリッジ&サンズ社から出版された2冊を皮切りに、彼の絵本は年2冊のペースで刊行され、大変な人気を博しました。
しかし1886年、生来身体の弱かったコールデコットは病に倒れ、転地療養先のアメリカ・フロリダ州で生涯を閉じました。享年39歳でした。コールデコットの絵本もまた、85年の2冊を最後に、16冊で幕を閉じることとなりました。
1937年、アメリカ図書館協会が創設したアメリカ初の絵本賞の名は「コールデコット賞」。彼の作品の輝きは、今もなお絵本に携わる人々の灯となっています。
監修/解説
ブライアン・オルダーソン
Brian Alderson
1930年生まれ。英米児童文学の研究者として、著作、講演、批評、翻訳、編纂など幅広い範囲で活躍している。多くの評論集を上梓する一方、絵本作家アーディゾーニやセンダックの書誌編纂、わらべ唄集の編纂などを手がける。著書に"Ezra Jack Keats, Artist and Picture-Book Maker"(1994年)、『6ペンスの唄をうたおう――イギリス絵本の伝統とコールデコット』(邦訳・吉田新一/日本エディタースクール出版部刊)ほか多数。"The Times"紙で児童書評を担当。
Washington Irving: Old Chirstmas. Macmillan & Co., 1875. より
監修/邦訳および解説
吉田新一
1931年東京生まれ。立教大学院文学研究科修了。立教大学教授、日本女子大学教授を経て、現在は立教大学名誉教授。日本イギリス児童文学会会長、絵本学会会長などを歴任。著書に『イギリス児童文学論』(中教出版刊)『ピーターラビットの世界』『絵本・物語るイラストレーション』(日本エディタースクール出版部刊)など、訳書にネズビット『宝さがしの子どもたち』J・テイラー『ビアトリクス・ポター――描き、語り、田園をいつくしんだ人』(小社刊)ほか多数。
●(by福岡県立図書館)コールデコット賞は、児童書における「絵」の役割に対する評価が高まる中、雑誌"Publisher'sWeekly"編集主幹であるMelcherが提唱し、1937年にアメリカ図書館協会によって画家対象の賞として創設され、翌年から授賞が行われています。
この賞は、アメリカで出版された絵本の中で最も優れた作品の画家に対して年に一度贈られる賞です。賞の名前は、19世紀イギリスの代表的絵本画家であるランドルフ・J・コールデコットに由来しています。
この賞は、絵としての完成度は当然のことながら、絵が文章と一体となって物語の世界を表現し、子どもの心に訴えかける絵本となっているかどうかが評価されています
アメリカ図書館協会が,アメリカで出版された絵本の中でもっともすぐれたものに贈る賞。
賞の名称は,19世紀の絵本画家,ランドルフ・J・コールデコット(イギリス) にちなむ。
英語絵本多読をするときの本を選ぶときに参考になる。図書館にリクエストするときの説得材料となる。
コールデコットは、マザー・グースの挿絵を描いた傑作がある。
■関連サイト
コールデコット賞リスト@やまねこ翻訳クラブ
http://yamaneko.org/bookdb/award/us/caldecot/
(お忙しい方のために上記ULEをコピペ↓しておきました)
受賞作品リスト,その翻訳の有無等が整理されている。
やまねこ翻訳クラブ コールデコット賞受賞作品リスト
The Caldecott Medal
最終更新日 2007/11/15
コールデコット賞について
コールデコット賞は、アメリカで出版された絵本の中でもっともすぐれた作品の画家に対して年に一度贈られる賞です。1937年にアメリカ図書館協会によって創設され、翌年から授賞が行われています。賞の名前は19世紀イギリスの絵本画家、ランドルフ・J・コールデコットにちなんでいます。
詳細はこちら→月刊児童文学翻訳1998年12月号「世界の児童文学賞」
参考サイト:ALA the Caldecott Medal Home Page
2007年1月22日、2007年の受賞作品が発表になりました。→2007
• 受賞作品リスト
o 2000年代 (2007 2006 2005 2004 2003 2002 2001 2000)
o 1990年代 (1999 1998 1997 1996 1995 1994 1993 1992 1991 1990)
o 1980年代 (1989 1988 1987 1986 1985 1984 1983 1982 1981 1980)
o 1970年代 (1979 1978 1977 1976 1975 1974 1973 1972 1971 1970)
o 1960年代 (1969 1968 1967 1966 1965 1964 1963 1962 1961 1960)
o 1950年代 (1959 1958 1957 1956 1955 1954 1953 1952 ★1951 1950)
o 1940年代 (1949 1948 1947 1946 1945 1944 1943 1942 1941 1940)
o 1930年代 (1939 1938)
• 受賞作品邦訳リスト (2000年代 1990年代 1980年代 1970年代
1960年代 1950年代 1940年代 1930年代)
最近邦訳出版されたコールデコット賞作品
2007年8月 『こんにちは・さよならのまど』(クリス・ラシュカ)
2007年6月 『ディック・ウイッティントンとねこ』(マーシャ・ブラウン)
2007年5月 『ローザ』(ブライアン・コリアー)
2007年5月 『漂流物』(デイヴィッド・ウィーズナー)
2007年3月 『パンダのシズカくん』(ジョン・J・ミュース)
2007年2月 『こんなしっぽでなにするの?』(スティーブ・ジェンキンズ、ロビン・ペイジ)
2006年10月 『トリクシーのくたくたうさぎ』(モー・ウィレムズ)
2006年5月 『たからもの』(ユリ・シュルヴィッツ)
2005年10月 『まんまるおつきさまをおいかけて』(ケビン・ヘンクス)
2005年9月 『ハトにうんてんさせないで』(モー・ウィレムズ)
2005年8月 『綱渡りの男』(モーディカイ・ガースティン)
2005年8月 『とんでとんでサンフランシスコ』(ドン・フリーマン)
2005年1月 『あっ おちてくる ふってくる』(ジーン・ジオン)
2004年6月 『おやすみかみさま』(エリザベス・オートン・ジョーンズ)
2004年4月 『はなうたウサギさん』(エリック・ローマン)
2003年11月 『急行「北極号」』(クリス・ヴァン・オールズバーグ) 改訳版
2003年10月 『ともだちつれてよろしいですか』(ベニ・モントレソール) 再刊
2003年9月 『ホンドとファビアン』(ピーター・マッカーティ)
2003年2月 『ウォーターハウス・ホーキンズの恐竜』(ブライアン・セルズニック)
●コールデコットって、どんな人? (by 福音館)
ランドルフ・コールデコットは1846年、イングランド西部・チェスターに生まれました。彼は幼いころから絵を描くのが好きでした。15歳で銀行に就職しますが、勤めのかたわら、絵を描きつづけていました。やがて雑誌にスケッチを投稿するようになり、26歳のとき、ついに銀行を退職。ロンドンに出てフリーの画家として活動を開始し、やがて絵入り雑誌に挿絵を寄せたり、W・アーヴィングの「オールド・クリスマス」の挿絵を描くなど活躍するようになりました。そのイラストレーションが、当時「トイブック」と呼ばれる木版色刷り絵本の企画制作を手がけていた木版工房のオーナー、エドマンド・エヴァンズの目にとまったのをきっかけに、コールデコットは絵本をてがけるようになりました。1878年のクリスマスにジョージ・ラウトリッジ&サンズ社から出版された2冊を皮切りに、彼の絵本は年2冊のペースで刊行され、大変な人気を博しました。
しかし1886年、生来身体の弱かったコールデコットは病に倒れ、転地療養先のアメリカ・フロリダ州で生涯を閉じました。享年39歳でした。コールデコットの絵本もまた、85年の2冊を最後に、16冊で幕を閉じることとなりました。
1937年、アメリカ図書館協会が創設したアメリカ初の絵本賞の名は「コールデコット賞」。彼の作品の輝きは、今もなお絵本に携わる人々の灯となっています。
監修/解説
ブライアン・オルダーソン
Brian Alderson
1930年生まれ。英米児童文学の研究者として、著作、講演、批評、翻訳、編纂など幅広い範囲で活躍している。多くの評論集を上梓する一方、絵本作家アーディゾーニやセンダックの書誌編纂、わらべ唄集の編纂などを手がける。著書に"Ezra Jack Keats, Artist and Picture-Book Maker"(1994年)、『6ペンスの唄をうたおう――イギリス絵本の伝統とコールデコット』(邦訳・吉田新一/日本エディタースクール出版部刊)ほか多数。"The Times"紙で児童書評を担当。
Washington Irving: Old Chirstmas. Macmillan & Co., 1875. より
監修/邦訳および解説
吉田新一
1931年東京生まれ。立教大学院文学研究科修了。立教大学教授、日本女子大学教授を経て、現在は立教大学名誉教授。日本イギリス児童文学会会長、絵本学会会長などを歴任。著書に『イギリス児童文学論』(中教出版刊)『ピーターラビットの世界』『絵本・物語るイラストレーション』(日本エディタースクール出版部刊)など、訳書にネズビット『宝さがしの子どもたち』J・テイラー『ビアトリクス・ポター――描き、語り、田園をいつくしんだ人』(小社刊)ほか多数。
●(by福岡県立図書館)コールデコット賞は、児童書における「絵」の役割に対する評価が高まる中、雑誌"Publisher'sWeekly"編集主幹であるMelcherが提唱し、1937年にアメリカ図書館協会によって画家対象の賞として創設され、翌年から授賞が行われています。
この賞は、アメリカで出版された絵本の中で最も優れた作品の画家に対して年に一度贈られる賞です。賞の名前は、19世紀イギリスの代表的絵本画家であるランドルフ・J・コールデコットに由来しています。
この賞は、絵としての完成度は当然のことながら、絵が文章と一体となって物語の世界を表現し、子どもの心に訴えかける絵本となっているかどうかが評価されています