トランプ氏、ロシア・ウクライナ両大統領との停戦協議を約束
【12月17日 AFP】ドナルド・トランプ次期米大統領は16日、3年近くに及ぶウクライナ紛争での「大量殺りく」終結に向け、同国のウォロディミル・ゼレンスキー大統領とロシアのウラジーミル・プーチン大統領との間で停戦に向けた協議を行う意向を示した。
フロリダ州の自邸「マーアーラゴ」で記者会見したトランプ氏は、「プーチン大統領と協議し、ウクライナのゼレンスキーと代表者とも協議する」「われわれが止めなければならない。これは大量殺りくだ」と述べた。
トランプ氏は、ジョー・バイデン政権による数十億ドル規模の対ウクライナ支援を強く批判。自身なら紛争を直ちに終わらせることができるとたびたび主張してきたが、具体的な方策は明らかにしていない。
一方、ウクライナの支援国である隣国ポーランドのラドスワフ・シコルスキ外相は同日、和平交渉を「強いられるべきなのは侵略している側であり、侵略を受けている側ではない」との考えを示した。(c)AFP
ソフトバンクの孫氏、15兆円投資を発表 トランプ氏と共同会見
【12月17日 AFP】ドナルド・トランプ次期米大統領は16日、フロリダ州の自邸でソフトバンクの孫正義会長兼社長と共同記者会見し、同社による人工知能(AI)など先端技術分野を対象とする総額1000億ドル(約15兆円)の投資計画を発表した。米国内で10万人の新規雇用の創出を見込んでおり、トランプ氏は、「米国の未来に対する信頼を強く示す歴史的な投資だ」と歓迎した。
孫氏は、大統領選でトランプ氏が勝利したことで米経済の信頼度が「格段に高まった」とし、投資計画に「非常にわくわくしている」と語った。
孫氏はトランプ第1次政権誕生前の2016年12月にも、500億ドル(現在の為替レートで約7兆7000億円)の対米投資計画を表明。その後、1000億ドル規模の投資ファンド「ビジョン・ファンド」を立ち上げた。
今回、投資額を倍増させたことについて、孫氏は「トランプ大統領は倍賭け(ギャンブルで賭け金を2倍にすること)の大統領だ。私も倍賭けにしなければならない」と冗談を飛ばした。(c)AFP