2021年9月27日 20時22分 (共同通信)
厚生労働省の専門部会は27日、英製薬大手グラクソ・スミスクラインなどが開発した新型コロナ感染症の新しい治療薬「ソトロビマブ」について、国内での製造や販売を承認することを了承した。近く厚労省が正式に承認する。軽症や中等症のうち重症化リスクの高い患者が対象で、承認されれば、効果が検証され国内での使用が認められた5例目の薬となる。
ソトロビマブは、グラクソと米ビア・バイオテクノロジーが共同で開発し、米国では既に緊急使用許可を得ている。基礎疾患や肥満など重症化リスクのある患者が対象で、ウイルスが人の細胞に結合して感染するのを妨げる抗体を点滴で1回投与する。
時短・イベント制限、当面継続 酒提供可能も知事判断―緊急事態・重点措置全面解除
2021年09月28日17時31分
政府は28日午後、新型コロナウイルス感染症対策本部(本部長・菅義偉首相)の会合を開き、緊急事態宣言とまん延防止等重点措置の全面解除を決定した。感染再拡大を防ぐため、宣言を解除した地域では1カ月程度、飲食店の営業時間短縮やイベント制限など一定の要請を継続し、段階的に緩和する。酒類提供も可能とするが、具体的な対応は知事の判断に委ねた
首相は28日夜、首相官邸で記者会見し、今後の対応を説明する。これに先立ち出席した衆院議院運営委員会で「全国の新規感染者数や重症者数は大きく減少し、医療(体制)も改善が続いている」と説明。「感染対策と日常生活の回復の両立に取り組む」と強調した。
【速報】新型コロナ 東京できょう新たに248人の感染発表
新型コロナウイルスについて、東京都は28日、新たに248人の感染を発表しました。 参考となる検査数は直近3日間の平均でおよそ5610件です。年代別では、10代以下が32人、20代が80人、30代が38人、40代が41人、50代が28人で、65歳以上の高齢者は25人でした。 現在入院している感染者のうち都の基準で「重症者」とされる人は、きのうから8人減少し117人となっています。(28日16:45)