とおいひのうた いまというひのうた

自分が感じてきたことを、順不同で、ああでもない、こうでもないと、かきつらねていきたいと思っている。

「雪の女王」アンデルセン

2006年04月21日 17時10分00秒 | 児童文学(絵本もふくむ)
『雪の女王』アンデルセン 偕成社 木村百合子 訳
が届きました。
帯は「アンデルセン生誕200年」永遠の名作完訳版 NHK総合テレビ

アニメ調のイラストのついた表紙

まあ、現代的なものにも触れようと勇んでページをくってみたが....

だめでした。どこかしっくりこない。

頭にきたので、岩波文庫の『アンデルセン童話集』を発注。
アマゾンでは目次がついていなかったので「雪の女王」が入っているかどうかはわかりませんが、はいっていますように。
『雪の女王』の単行本は他に何冊もでているので読み比べてみたいのですが、値段が高くて気楽に買えません。仕方がない。出不精も図書館へ出かけなければならないが、なにせ出不精で.....


最近の傾向として、古い訳文のほうになぜか新しさを感じる。落ち着くのです。

なぜかは、わかりません。まあ、あまり古いと耐えられないので、古さにも限度がありますが。

情緒でしょうか?こちらの言語感覚が現代についていけないというのでしょうか?
それだけではない、もっと深い「ことば」に関する問題がありそうに感じるのですが。

アンデルセンの「おやゆびひめ」に関しても、これが原本の雰囲気を伝えているというので、かなり前に福音館の「おやゆびちーちゃん」木島始訳 1967年初版を古本でゲットしておいたのですが、しっとりと、素朴、文は明快理路整然で、生理的にぴたっとくるのです。

私は、別に初版本のコレクターではないので、いい翻訳、好きな翻訳であれば、何でもいいのですが、最近、なぜか、少し昔っぽい訳文が安定した気持ちで読めるし、優れた文章が多いと思うのですよ。
古い作品には古い人の訳文がよく似合うという説明も、そう100 %の合点がいかない。
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