「イスラエル人をグリーンランドに移住させれば問題解決」 イラン外相
【1月29日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領がパレスチナ自治区ガザ地区の住民をヨルダンやエジプトなどに移住させるべきだと発言したのを受け、イランのアッバス・アラグチ外相は、むしろトランプ氏が購入に意欲を示しているデンマーク自治領グリーンランドにイスラエル人を移住させれば問題は解決するとの持論を展開した。トランプ氏をやゆしたものとみられる。
アラグチ氏は自身のテレグラムチャンネルに投稿した英衛星放送スカイニューズとのインタビューで、「パレスチナ人ではなくイスラエル人を追放し、グリーンランドに連れていこう。一石二鳥だ」「イスラエル人は(パレスチナ人を隔離したいという)問題をグリーンランドとイスラエルで解決できる。グリーンランドはイスラエル人にとっておあつらえ向きの場所になるだろう」と述べた。
アッバス・アラグチ外相(画像はネットから借用)
トランプ氏は27日、ガザのパレスチナ人をエジプトやヨルダンなどの「より安全な」場所に移住させる考えに意欲を示した。
一方、イランの最高指導者アリ・ハメネイ師は28日、19日に発効した同国の宿敵イスラエルと、イランが支援するイスラム組織ハマスの停戦に言及し、ガザがイスラエルを「屈服」させたと述べた。
ハメネイ師は首都テヘランでの高官との会合で、「小さく狭いガザが、米国の全面的な支援を受けて完全武装しているシオニスト政権(イスラエル)を屈服させた」と述べた。(c)AFP
トランプ米政権、連邦職員に退職勧奨
【1月29日 AFP】ドナルド・トランプ米政権は28日、連邦職員を対象に、給与8か月分の退職金と引き換えに退職を選択できるパッケージを提示した。政権が出したメモをAFPが確認した。
報道によると、メモは連邦職員200万人に送られた。大統領顧問を務めるイーロン・マスク氏はX(旧ツイッター)への投稿で、歴史的な「分岐点」となると歓迎した。(c)AFP
トランプ米大統領、未成年の性別移行制限へ
【1月29日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領は28日、19歳未満を対象に、性別移行手続きを制限する大統領令に署名した。トランプ氏は先週には、性別は男性と女性の二つしか認めないとする大統領令に署名しており、トランスジェンダーの人々を標的とした政策を矢継ぎ早に打ち出している。
大統領令は、「現在、全国で医療専門家が多くの影響を受けやすい子どもたちを傷つけ、不妊にしている」と指摘。「この危険な傾向はわが国の歴史に汚点を残すものであり、終わらせなければならない」としている。
その上で、今後は「子どもを一方の性から他方の性に『移行』させることに対し資金提供や支援、促進、援助、支持をしない」と明記している。
対象となる性別移行方法に関しては、トランプ氏が「化学的および外科的な切除」と呼ぶもののほか、思春期阻害剤、ホルモン、性別変更手術が含まれている。
トランプ氏は、政府は今後「こうした破壊的で人生を変える手術を禁止または制限するあらゆる法律を厳格に執行する」と表明した。米国全体でトランスジェンダーの若者に対する性別肯定医療を禁止する法律はないが、トランプ氏は、そうした手術に対する連邦支援を終了させるよう命じた形だ。
トランプ氏はまた、性別移行手術を行った医師を提訴できるようにするため、議会と協力して法案を策定すると述べた。(c)AFP
前米軍制服組トップに報復開始=トランプ政権、機密権限取り消し―報道
時事通信 2025/1/29
【ワシントン時事】米FOXテレビは28日、ヘグセス国防長官がミリー前統合参謀本部議長に対する機密情報へのアクセス権限と個人警護を取り消すと報じた。ミリー氏は第1次トランプ政権下で議長に就任したが、トランプ大統領に批判的だった。
報道によると、ヘグセス氏はこのほか、退役したミリー氏の階級降格を検討するよう指示。また、国防総省内に飾られていたミリー氏の肖像画も全て撤去する。
ミリー氏は全米で反差別運動「ブラック・ライブズ・マター(黒人の命も大切)」が拡大した2020年、人種差別への抗議デモを米軍を動員して鎮圧しようとしたトランプ氏に対し、慎重な姿勢を崩さなかったとされる。また、トランプ氏の暴走による核保有国との衝突を懸念し、中国軍幹部に「もし攻撃するようなことになれば、事前に通知する」と極秘に伝えていたとも報じられた。
ミリー前統合参謀本部議長;画像はネットから借用
ヘグセス国防長官+画像はネットから借用