インドのコロナ死者10万人超す、冬に向け感染さらに拡大も
[ベンガルール/ニューデリー 3日 ロイター] - インドで3日、新型コロナウイルス感染症による死者が10万人を超えた。死者数は米国、ブラジルに次ぐ世界3位となり、収束の兆しはみえない。
インド保健省によると、死者数は10万0842人。感染者数は7万9476人増えて647万人となった。インドは、1日あたりの新規感染者数が世界で最も多い。
モディ政権は、3月下旬に感染防止のための厳しいロックダウン(都市封鎖)を導入。経済が大きな打撃を受けたため、経済再開に舵を切った。
専門家からは、これから冬を迎え、来月にはヒンズー教の祭事が予定されていることから、感染者が急増する可能性があると指摘する声が出ている。
米ミシガン大学のBhramar Mukherjee教授(生物統計学・疫学)によると、人口13億人に占める感染者の割合は7%強で、集団免疫の確立には程遠く、感染者数は年末までに1220万人に達する可能性があるという。感染拡大のペースは、社会的距離など効果的な対策を取れるかどうかにかかっていると指摘した。
トランプ氏、2日に酸素吸入か 「今後48時間が重要」
- 2020/10/4 4:21 (2020/10/4 9:20更新) 日経
【ワシントン=中村亮】複数の米メディアは3日、新型コロナウイルスに感染したトランプ大統領が2日にホワイトハウスで酸素吸入を行っていたと報じた。トランプ氏の健康状態に詳しい関係者は3日、記者団に「今後48時間が重要だ」と語った。
トランプ氏の主治医のシェーン・コンリー氏は3日、トランプ氏の入院先のウォルター・リード軍医療センターでの記者会見で「トランプ氏はとても元気だ」と語った。一方、酸素吸入については「いまはしていない。昨日も我々といるときはしていない」と説明。ホワイトハウスで酸素吸入を行っていた可能性は否定しなかった。
トランプ氏は3日、ツイッターで「ウォルター・リードの医師や看護師、みなさん、彼らに加わっている優秀な機関の人々は素晴らしい」と書きこんだ。「彼らのおかげで私は元気だ」と強調した。「6カ月間で疫病との戦いで素晴らしい成果があった」と指摘した。
コンリー氏によると、トランプ氏は疲れや鼻づまり、せきの症状があったが3日午前時点で改善している。最近24時間で熱も下がっている。
トランプ氏容体に「大きな懸念」と関係筋 公式発表と相違
【10月4日 AFP】新型コロナウイルスに感染したドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領の専属医らは3日、トランプ氏の容体は「とても良好」だと発表した。だがトランプ氏の容体に詳しい情報筋は、同氏のこれまでのバイタルサイン(生命徴候)には「大きな懸念」があり、今後の48時間が重要となるとの見解を示した。
トランプ氏がウォルター・リード米軍医療センター(Walter Reed National Military Medical Center)に入院後初となる記者会見を開いた専属医のショーン・コンリー(Sean Conley)医師は、トランプ氏が現在、起き上がって歩ける状態にあり、ここ24時間は発熱がないと説明。せきや鼻づまり、倦怠(けんたい)感といった症状は改善し、酸素吸入も受けておらず「容体はとても良好」だと述べた。
だがトランプ氏の容体に詳しい関係者は「大統領の過去24時間のバイタルには大きな懸念があり、治療の面では今後48時間が重要となる」と説明。「全快の明確な見通しはまだ立っていない」と述べた。ホワイトハウス(White House)は今のところこの情報についてコメントしていない。
米メディアはトランプ氏が2日の入院前にホワイトハウスで酸素吸入を受けたとの情報を伝えていたが、これについて問われたコンリー医師は、検査を受けた1日とウォルター・リード入院後には酸素吸入は行われなかったとのみ言明した。(c)AFP
トランプ米大統領の容体「48時間が鍵」 側近指摘、2日に酸素吸入か
2020年10月04日07時44分 jiji.com
【ワシントン時事】新型コロナウイルスに感染し入院したトランプ米大統領(74)について、メドウズ大統領首席補佐官は3日、米メディアに病状は予断できないとして「次の48時間が非常に重要だ」との認識を示した。専属医は記者会見で体調の良さを強調したが、依然楽観できないという見方が強まっている。
トランプ氏、再選にらみ景気回復前のめり コロナ感染防止には消極的
メドウズ氏は、健康状態に関するいくつかの数値が過去24時間「とても憂慮すべき」状況だったと指摘。「完全な回復への道筋はまだ見えていない」と明かした。
また、米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)はトランプ氏が2日にホワイトハウスで息苦しくなり、酸素吸入を受けたと伝えた。このことが入院の判断につながったとしている。
3日に記者会見したコンリー医師は、トランプ氏が酸素吸入を受けたか再三質問された。しかし「今この時点では受けていない」などと述べ、明確には否定しなかった。
コンリー医師は会見で、発熱や呼吸の困難はないとし、心臓、腎臓、肝機能などは「すべて正常」と説明。治療薬「レムデシビル」の投与を5日間継続する計画を明らかにする一方、退院時期は慎重に見極める考えを示した。
トランプ氏は3日、ツイッターで医師や関係者に謝意を表明し「彼らのおかげでとても具合がいい」と投稿した。
入院中のトランプ大統領「この先数日が本当の試練」
10/04
イギリスで3日、1日当たりの新型コロナウイルスの新規感染報告が1万件を超えた。検査を大幅に拡大して以降、1万件を上回ったのは初めてだという。
政府の最新統計によると、この日の感染者数は1万2872人だった。また、ウイルス検査で陽性が判明してから28日以内に亡くなった人は49人に上った。
ただし先週は、技術障害により一部のデータが記録されておらず、その分の数字がまとめて3日の結果に反映されているという。
イギリスの新型ウイルス感染件数はこれまでに48万17件に上っている。
新型コロナでトランプ氏入院 ホワイトハウスで集団感染の疑いも(2020年10月3日)
毎日新聞
東京都は4日、都内で新型コロナウイルスの感染者が新たに108人確認されたと発表した。
1日あたりの感染者が100人を超えるのは6日連続。【金森崇之】
陸上自衛隊 女性自衛官ら22人が感染
2020/10/04 15:38 日テレ
陸上自衛隊の朝霞駐屯地で教育課程に参加した女性自衛官22人が新型コロナウイルスに感染したことが明らかになりました。
防衛省によりますと、感染したのは朝霞駐屯地で、7月から9月末まで行われた若手隊員の教育課程に参加した全国の20代の隊員22人で、いずれも女性です。座学や実地の訓練をし、同じ隊舎で寝泊まりしていたということです。
所属先は北海道から沖縄県の各地の駐屯地で、それぞれの所属先に帰ったあと、感染が判明したものです。
防衛省は同じ訓練に参加していた隊員の検査を行うことにしていますが、関係者によると感染者はさらに増える可能性もあるということです。
なおこれまでに、感染者が確認された駐屯地は以下の通りです。
滝川・真駒内(北海道)、八戸(青森)、岩手(岩手)、北宇都宮(栃木)、朝霞・東立川・練馬(東京)、久里浜(神奈川)、木更津(千葉)、富士(静岡)、松本(長野)、明野(三重)、日本原(岡山)、目達原(佐賀)、健軍・北熊本(熊本)、那覇(沖縄)