丘の上日記

趣味は読書、ヨガを楽しみ、おしゃべりや
庭づくりが好き。大きな犬2匹と娘との暮らしを気の向くままに

1Q84読み終えて

2010-05-10 15:17:58 | 
お弁当何にしようかな?と冷蔵庫を確認
先日作ったばかりのお煮しめの材料がちょうど1回分残っていたので
夜のうちに作っておきました。
お鍋でコトコト煮ながら「イ・サン」を観ました。
「イ・サン」はイライラするほど次々に問題が立ちはだかるから、ストーリーがさっぱり進まず
これだから韓国では徐々に視聴率が下がったということに納得してしまいます。

鶏肉も漬けダレに漬けておき、準備しておいたので、朝はあまり時間がかかりませんでした。

明日が雨の予報のせいか、湿っぽさが感じられ、風も幾分冷たいです。
それでも景色は新緑の勢いが山々から感じられ、いい季節になりました。
そんな景色を楽しめるサンルームはお日様であたたかく、「1Q84]を読むには最高の日だまりでした。
24章から続きを読み始めると、寝袋で寝ている牛河をタマルが命を奪う・・・その描写が読み手まで緊張させる。
なんでこんなシーンを文字に書けるのか村上春樹という人はどんな人なんだ?と気持ちが悪くなるほど残酷だ。
亡くなった牛河の口から6人のリトルピープルが出てきて、空気さなぎを作るというくだりなどを
読むとこの人は死んでいく人に対して救いを残してくれることに気付く。
天吾のお父さんに対してもそうだ。
他の男と逃げた末、殺された天吾の母の元から、残された2歳の天吾を引き取って育て
、そして多分血がつながっていないだろう天吾を息子として育て苦悩を抱えながら生きてきた男の描き方や、
さきがけリーダーの死に際など独特の愛情を持って、最後は愛すべき一面を必ず登場させて見送っている。

物語は青豆の強い女の面が再び登場し小気味いい。
護るべき愛を(天吾との愛、お腹の子供への愛)得た女性はたくましい。
最後はホッとする。
読み終えて楽しみがなくなるのが寂しいな。

コメント
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