川塵録

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嗤われる覚悟

2024年11月04日 | 人間心理・心理学
嫌われる勇気ってのがある。

 
2013年に出版され、ベストセラーになってから11年。累計20万部。

すばらしいヒットですが、これで「嫌われる勇気」がどれほど広がっただろうか。

同書では「勇気の出し方」を具体的には書いていなかったはず。
そこで、勇気について考え直してみる。

嫌われる勇気は、「嗤われる覚悟」と等しい。
笑われる覚悟ではない。「嗤われる」覚悟。
嘲り蔑まれる覚悟。軽蔑される覚悟。バカにされる覚悟。

現世の栄達を諦める覚悟。不幸になる覚悟。
ヨコ(現世軸)ではなくタテ(歴史軸)で考える。

勇気ってのは、嗤われる覚悟から生まれる。

執行草舟さんがよく「不幸を厭わない」「不幸になる覚悟」が(勇気の涵養のために)大事とおっしゃる。

それはブレイクダウンすると、「嗤われる覚悟」から来る。

世の人は我を何とも言わば言え
 我がなすことは我のみぞ知る

坂本龍馬

世の人は善し悪しごとと云わば云え 
 賎(しづ)が誠は神ぞ知るらん

吉田松陰

 ※ 龍馬の方が2年早いらしい こちら

 

 

 
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