嫌われる勇気ってのがある。
2013年に出版され、ベストセラーになってから11年。累計20万部。
すばらしいヒットですが、これで「嫌われる勇気」がどれほど広がっただろうか。
同書では「勇気の出し方」を具体的には書いていなかったはず。
そこで、勇気について考え直してみる。
嫌われる勇気は、「嗤われる覚悟」と等しい。
笑われる覚悟ではない。「嗤われる」覚悟。
嘲り蔑まれる覚悟。軽蔑される覚悟。バカにされる覚悟。
現世の栄達を諦める覚悟。不幸になる覚悟。
ヨコ(現世軸)ではなくタテ(歴史軸)で考える。
勇気ってのは、嗤われる覚悟から生まれる。
執行草舟さんがよく「不幸を厭わない」「不幸になる覚悟」が(勇気の涵養のために)大事とおっしゃる。
それはブレイクダウンすると、「嗤われる覚悟」から来る。
世の人は我を何とも言わば言え我がなすことは我のみぞ知る
坂本龍馬
世の人は善し悪しごとと云わば云え賎(しづ)が誠は神ぞ知るらん
吉田松陰
※ 龍馬の方が2年早いらしい こちら