子供2人に、弁護士になれとか、法律に興味をもたせるような教育は、していない。
むしろ、私が20代に司法試験で苦労したし、自営業者の弁護士はお客さんを獲得する苦労もあったりするから、むしろ弁護士にはなってほしくない的な考えもある。
しかし。
次男が弁護士になりたいと。
長男も、法律の本を買って読んだりしている。
まあその興味を止める悪趣味はない。
法律のことをちょっと教えてあげようか。
って思って、まずイのいちに渡した本が、以下の『お気の毒な弁護士』。
マチ弁から最高裁判事になった山浦善樹さんの本。
この本の25頁までが、いい。
弁護士としての姿勢。プロフェッショナリズム。For others, with others.
そんなことが学べる。
私は、あまりにも感動したので、すぐ手紙を出して山浦さんのところに会いに行った。
それくらいこの本は好き。
弁護士としての必読書だと思っている。
興味ある方は、ぜひ。
なお、「お気の毒な」という意味は、山浦先生が司法試験に受かった直後、お世話になった僧侶から「お気の毒に…」と言われたことに由来します。
弁護士たるもの、世のため人のために犠牲になることを厭うてはならない。
その「お気の毒な」人生が待っていることから、司法試験合格直後に「お気の毒に…」と言われた。
弁護士はすべからくお気の毒な人生を歩むべし。