川塵録

『インテグリティ ーコンプライアンスを超える組織論』重版出来!

コンプラを変え,会社を変え,日本を変える!

私が好きな論語(セミナーで使っていないもの)

2024年09月20日 | 古典・漢籍
安岡定子さんは、安岡正篤の孫。

論語の本を書いているのは知っていたけど、彼女が何を成し遂げたわけでもないので、その本は読んでこなかった。

でも、今回、私が論語と経営・コンプライアンスというセミナーをするにあたり、参考になることあるかなと思って、買ってみた。

それなりの価値はあった。

ま、本って、どんな駄本にもそれなりの価値はある。

安岡さんの本が駄本だってことではないですが。

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「仁」が論語に105回も出てくる。しかも「仁」は孔子が作った概念だから、分かりにくいんですね、多義的で。



以下、本日から行う「論語と経営・コンプライアンス」セミナーでは紹介していないものの、いくつか私の好きな論語の紹介です。

「死ぬ時は前のめり」って考えが、この「今、汝は限れり」です。



無名な人は、自分の努力がなりないだけ。もっと勉強しなさい。



君子も窮する。でも濫(みだ)れない。



利益ゼニカネのことを考えているのは良くない。



自分の地位が低いのを憂いてはいけない。なんで地位が低いのか考えてみろ。

論語にはこういう「自責せよ」って考えが圧倒的に多い。



知ったかぶりをするな。



仁に志した者は、自分の人格の完成に執心すべきであって、他人の悪口を言っている暇がないはずだ。



この辺の論語の文句は、「あ、それ、聞いたことある」くらいには、論語に親しんでほしいものです。




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