川塵録

『インテグリティ ーコンプライアンスを超える組織論』重版出来!

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仲正昌樹『ネットリンチが当たり前の社会はどうなるか』?

2024年11月10日 | 社会・時事など
金沢大学教授の仲正昌樹さんの最新刊。

さすがの論考。

家庭連合に関するところだけを取り急ぎ抜粋。

今、霊感弁連が、家庭連合に対して「信仰やめた、献金返せ」と言っている案件のほとんどが、20年以上前から、何十年も信者で、毎月のように献金して来た人の話。

一回で何億円も献金しちゃった、って人の話ではない。

信者になる前から、入信するプロセスですでに「マインド・コントロール(MC)させられた」(=自由な意思決定を阻害されていた)って主張をしている(統一教会被害対策弁護団のHP申立書 こちら)。

信者になるにあたって、マインド・コントロールされたという主張だ。

しかも、何十年にもわたって、マインド・コントロールされ続けていた、ってのは本当だろうか。



献金の返還を求める元信者(棄教者)の多くは、「地獄に堕ちると言われたから」と弁明する。

しかし。



大の大人が、「地獄に堕ちるぞ」と言われて、ビビって、献金するんだろうか。



「地獄に堕ちる」と言われたから⚪︎⚪︎した、っていう「単純な人間」は、これからも始終マインド・コントロールされ続けることになり、まともな人生を送ることはできまい。

ちなみに、今の解散命令請求について、反家庭連合の立場から陳述書を出している人には、1通の陳述書に、「地獄に堕ちる」と言われたという表現を、判で押したように40回も書いている人がいます。40回!



仲正教授は、勤務先の金沢大学の例を引いて、言う。

大学だって、補助金をもらうために汲々としていて、学長による懇願に答えるために、ある意味、マインド・コントロール的な、同調圧力に屈しちゃう的な、雰囲気があるよ、と言う。

ーーーーーー

以下は、安倍元首相暗殺犯の話。



暗殺犯の母親(とその家庭)は、家庭連合と覚書を結び、献金の半額の5000万円を返してもらった。何年もかけて。月額40万円くらい。 こちら


「お金を半分返してもらって、(暗殺犯も)それに同意しておきながら、恨みを晴らすために暗殺」ってのが、不自然。どれだけ同情に値する?



この暗殺犯は、おそらく、死刑にはならず、無期懲役だろう。

無期懲役囚は、平均して30年後には出所する。山上は71歳で出所するのか。

(私は、政治的な理由から、出所しない=国が出所させないのではと思っていますが)

ーーーーーー

家庭連合の献金は、組織内の自主的な競争原理。誰が一番頑張っているか。

その「同調圧力からくる競争原理」は、日本の至る所にある。



だから、家庭連合問題は、家庭連合だけの問題ではない。



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