家庭連合案件をお手伝いして2年。
最近、家庭連合の考えが陽明学的だと知った。
知行合一的なところが。「思いをすぐ行動に」ってところが。
以下は口頭での又聞き。
家庭連合では「三大祝福」ってのを考える。
- 個性の完成
- 家庭の完成
- 理想世界の完成
1→2→3のステップで。
まず自分が立派な人間になり、結婚して立派な家庭を作り、そして立派な社会に貢献する。
この1の個性の完成で、何を教えているかっていうと、「心」と「身体」の一致。思ったことはすぐ実現。言行一致。前は急げ。心身統一っていう。
藤平さんのやっている心身統一合氣道(植芝盛平の流れ) こちら とはたぶん関係がない。でも考えていることは同じ?
要するに、陽明学でいう「知行合一」が、家庭連合でいう「心身統一」なんだって。
だから、陽明学の大塩平八郎や、三島由紀夫みたいに、ちょっとエキセントリックなこと、社会との軋轢を生むことを、30年前くらいに、やっていたんですね。
陽明学はすばらしいと私は考えているが、何事もやり過ぎは良くない。
陽明学徒の河井継之助とか西郷隆盛の「玉砕」精神にも是非はある。
河井:もはや是非なし、瓦全は意気ある男児の恥づるところ、公論を百年の後に俟つて玉砕せんのみ
西郷:丈夫玉砕すとも甎全を恥ず
家庭連合さんの「ドM」的なところは、陽明学徒の「やり過ぎ玉砕精神」とパラレルに考えると、腑に落ちるところがある。
>家庭連合さんの「ドM」的なところは、陽明学徒の「やり過ぎ玉砕精神」とパラレルに考えると、腑に落ちるところがある。
とても興味深い考察、ありがとうございます。
この「ドM」は、問題を解くキーワードに見えます。
陽明学は知らないので、別の観点から意見をします。
教会員が「ドM」になるのは、文鮮明氏の姿勢にあると思います。
・1日に2時間しか眠らない。
・自分の子供には振り向きもせず、教会員を愛して来た。
などです。
学生時代、睡眠を削って活動して、授業中に眠ってしまい、
家族は顧みず、世界を愛さないといけないと家を飛び出しました。
ただ、文先生はそのようには教えていません。
「先生は家族を愛せなかったから、君たちは家族を愛しなさい。」
「先生は命令する。10日に1度、両親に手紙を書きなさい。」
と言われますが、教会員はしてきませんでした。
専門用語になりますが教会では、
・メシヤ(文鮮明氏)は、絶対蕩減、
・教会員は、象徴的蕩減
でいいと教えています。
文鮮明氏がイエスキリストと同じ40日断食をするなど、
メシヤという立場は、蕩減(穴埋め)を完全(100%)
背負わないといけない。
それに続く教会員は、7日断食など、蕩減は象徴的(一部だけ)
行えばよいというものです。
ですから、「ドM」になって、起こさなくてもいい家庭問題を
起こす必要はなかったと思っています。
ただ、信仰的、心情的に同参したいという思いから、
同様の道を行った、教会員たちを私は責めることはできません。