選挙の効果

総選挙の意味

同調圧力  バリケイト伊東

2020-03-08 09:20:36 | 政治

  東京は雨の日曜日だ。静かだ。人が歩いてない。イベントの自粛要請もあり、町から活気が失われてる。プロ野球オープン戦の無観客試合は寂しい。シーズンに入っても無観客試合にするのか。日本中からイベントが中止に追い込まれてる。経済的損失は莫大な金額になるだろう。失業する人間もいるのではないか。イベント会社も倒産危機だ。関連する業界も仕事がなくなる。日本での一番多い中国、韓国からの観光客も2週間の待機要請でほとんど来れなくなった。観光で飯を食ってる業界は、苦しい立場に追い込まれてる。今年は、日本では経済成長など望めない。マイナスだ。コロナ騒動が終息しても、落ちたイメージを回復するのは時間がかかるだろう。過剰な自粛ムードは問題だ。自粛しないと、非国民扱いされるようだ。開催を強行するものなら、社会的に非難される。やりすぎの感がある。羊の群れのような民族性だ。人と違う事をしたら、いじめられるから同調するのは、少し悲しい。他民族、多人種のアメリカのような国なら、簡単に社会的圧力に同調しない。日本では、権力者に対しての同調、依存も目立つ。日本人だけで凝り固まった国ならでの事だ。普段の日曜日なら、盛り場は人でにぎわうのに人がいない。感染怖さに家で過ごす人が多いのだ。先が見えない。いつコロナ騒動は終息するのか。日本人の心に鬱積した物が積もってゆく。しかし、日本人は暴動は起こさない。いじめ、虐待、誰でもいい殺人、ヘイトスピーチなどの屈折した個人テロのような犯罪が多発するだけだ。日本でのコロナの感染者は増え続けてる。どこまで感染が広がるのだ。日本では、国民も政府も危機感が乏しい。世界からも日本の感染対策のぬるさを非難されてる。国境が海の国では、世界の常識とはかなりずれた感性で物事が動いてゆく。最近では、日本の常識、世界では非常識な事も多い。安部が緊急事態宣言を出したがってる。出したところで感染防止にはほとんどならない。どさくさにまぎれて自分の権力を強化したいだけだ。コロナ騒動がなければ、今頃、オリンピックの話題で盛り上がってるのだろうが、国民は、最近ではさほど口にしなくなった。コロナ騒動が5月までに終息しなかったら、中止、来年に延期される可能性が高い。国策としてのオリンピック開催の危機だ。莫大な金をかけて開催を目指してきたのだ。選手もつらい練習に耐えてメダルを目指してきたのだ。中止なんていう事になったら、経済損失だけでなく、日本人の心が折れる。立ち直れない精神的ダメージだ。来年に延期の可能性もあるが、2021年にも、何か予期できない事件が起きるかもしれない。今のコロナ騒動だって、去年の夏頃には誰も予想できなかった。未来は何が起こるかわからない。今の日本では、多くの日本人は、暗闇の中を明かりもなく手探りでさまよってるだけだ。羊が方向性もなく、おろおろとさまよってるだけだ。何か、希望の明かりが欲しい。明かりも希望もない日本、あるのは不安の巨大マグであり、日本すごいの自画自賛ナショナリズムだけだ。同調圧力と空気感だけで社会が動いてる。危険な兆候だ。第1次大戦後の閉塞と虚構の中で、ナチスが台頭してきた頃の雰囲気に似ている。日本もドイツも人間の心理は同じだ。歴史は繰り返すのだ。今のコロナ騒動より、恐ろしい事が起きるのではないかと、心配だ。日本の未来は暗い。