日本の社会の閉塞と虚構は、底なしの沼のようだ。今の日本を貫いてるのは得体のしれないマグマだ。多くの国民の心に宿るのは、不安といいようのないストレスだ。コロナが猛威を振るっても、さほど日本人は驚かない。世界に比べて感染率が低いという事が一番の原因だが、世界の動きに鈍感という気もする。世界はどんどん急速に変化している。日本は、その流れから遅れ始めてるる。国境が海の国では、独特の進化をする。ガラパゴス的進化だ。日本には日本の良い面と悪い面がある。多くの点で日本的価値観はいい。しかし、大幅に改善しなければいけない事も多い。人権に関しては改善しなければいけない。1945年以前には日本には、人権という概念はなかった。戦後に作られた憲法で人権が確立された。まだ、日が浅い。賃金も先進国では低い。今では韓国のほうが平均賃金は高い。菅総理も全国一律で最低賃金を1000円にすると述べた。日本では、時給780円で働いてる人がいるのだ。低賃金では生産性もあがらない。巨大ビルが建てられ、道路はきれいに清掃されてる。着ている服もこぎれいだ。見た目は非常にいい。しかし、そこに生活する人間の心には、得体のしれないマグマが動き回ってる。毎日報道される犯罪の数々は、日本人の屈折した心情を表してる。精神を病む人間が多いのだ。多くの日本人は病気という自覚がない。日本人は何を信じて生きてるのか。食い物と芸能人などが神になってる。女性的感性が優位だ。日本は女の感性で社会が動いてる。多くの日本人は、ベルトコンベヤーの上を歩かされてるという自覚がない。踊らされてるという自覚がない。生涯、ベルトコンベヤーの上で踊らされ死んでゆく。神様はどこにもいない。