HP３で宿屋に辿り着くがイベントが発生する。orz。

　本日８月５日は、ハンフリー・ギルバートが初の北米のイギリス植民地を開設した日で、ニューヨーク植民地総督ウィリアム・コスビーを批判し逮捕されていた新聞出版者ジョン・ピーター・ゼンガーに無罪判決が出た日で、プロイセン王国・オーストリア帝国・ロシア帝国によって第1次ポーランド分割が行なわれた日で、浅間山が大噴火を起こした日で、ニューヨークでフランスから送られた自由の女神像の建築が始まった日で、オーストラリア・カウラの捕虜収容所から史上最多となる545人の日本兵捕虜が脱走した日で、南アフリカ共和国の黒人解放運動指導者ネルソン・マンデラが当局に逮捕された日で、マリリン・モンローが自宅で死んでいるのが発見された日で、アメリカ合衆国・ソビエト連邦・イギリスの3ヵ国がモスクワで部分的核実験禁止条約に調印した日で、人民日報に劉少奇打倒を示唆する毛沢東の論文『司令部を砲撃せよ － 私の大字報』が掲載された日で、前日に発生したクアラルンプール事件で日本政府が犯人の要求に応じて超法規的措置で服役・拘置中の左翼活動家７人を釈放した日で、北朝鮮の諜報機関によるスパイ密入国事件・ 男鹿脇本事件があった日で、ベトナムとアメリカ合衆国が和解して国交を樹立した日で、チリでコピアポ鉱山落盤事故が発生した日です。

　本日の倉敷は曇り時々雨でありましたよ。
　最高気温は三十一度。最低気温は二十六度でありました。
　明日も予報では倉敷は雨となっております。




　体調は回復の兆しをみせてはいるけど一進一退であります。
　ここまで重い熱中症にかかったのは初めてです。
　元の状態がどんな感じだったのか忘れかけています。

　何とか早く治したいと思っております。

『姑獲鳥の夏』／京極夏彦

　昨日の夜は、京極夏彦の小説『姑獲鳥の夏』を読み返していました。


　三文文士の関口巽は東京・雑司ヶ谷の医院にまつわる奇怪な噂を聞いて、古本屋を営んでいる古くからの友人の中禅寺秋彦がその噂をどう思うか聞いてみた。
　「二十箇月もの間、子供を身籠っていることができると思うか？」
　聞かれた中禅寺秋彦＝京極堂は「この世には不思議なことなど何もないのだよ」と関口に言葉を返すのだが……。



　長編推理小説で「百鬼夜行シリーズ」の第一弾です。

　読み返してみて驚いたのが、最初にまず手の内を晒していることです。
　この小説世界での話の進め方や構造をまず提示しています。
　回りくどくはあるのですがこの回りくどい構造そのものが意味を持っていて摩訶不思議と思えることの説明になっています。


　この事件は謎解きが行われなくても終結するのでしょうが、それでは登場人物達の腑に落ちない。
　そこで憑物落しの陰陽師が登場します。
　謎解きを行うのが私立探偵ではなく憑物落しの陰陽師なのは、世の中では真実を暴くことが重要なのではなく相手に納得してもらうことこそが重要だからってことでしょうか。

　繰り返し繰り広げられる認識論。
　面白かったですよ。
　お勧めです。