狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

不味い食材はない。不味い料理があるだけだ。

2016年02月06日 17時20分44秒 | 食べ物、飲み物に関する日記



 本日2月6日は、藤原純友の乱がおこった日で、イギリスのインド副総督トーマス・ラッフルズがシンガポールの族長と商館開設などの条約を締結した日で、ニュージーランド北島のマオリ族とイギリス政府がワイタンギ条約を締結してニュージーランドがイギリスの植民地となった日で、日本政府がロシアに国交断絶を通告した日で、ワシントン海軍軍縮条約が締結された日で、アメリカ合衆国憲法修正第20条が発効された日で、西ドイツ・ミュンヘンで英国欧州航空のチャーター機が離陸に失敗してイングランドのサッカークラブのマンチェスター・ユナイテッドの選手8人を含む23人が死亡した日で、東京教育大学生リンチ殺人事件の発生以降に血みどろの内ゲバ殺人を繰り返していた日本の新左翼の革命的共産主義者同盟全国委員会・中核派と日本革命的共産主義者同盟革命的マルクス主義派・革マル派の抗争で中核派が琉球大学の授業中の教室に乱入して左翼活動と無関係だった一般学生を革マル派メンバーと誤認して殺害した日で、モスクワの地下鉄でチェチェン人テロリストによる爆破事件が発生して市民39人が死亡した日です。

 本日の倉敷は曇りのち晴れでありましたよ。
 最高気温は九度。最低気温は一度でありました。
 明日は予報では倉敷は晴れとなっております。




 普段は自分が美味しいと思えるものを作って食べているのですが(他人様が食べて美味しいと思えるかどうかは不明)、昨日は久しぶりに美味しくないものを作って食べていました。
 私の作る美味しくないものは絶品です。見事に美味しくないです。他人様が食べても確実に美味しくないと言ってくださる超絶品の美味しくないものでありましたよ。うん。見事です。
 濃い味と薄い味の美味しくないものを作ることが出来るのですが、薄い味の美味しくないもののほうが難しいですね。お出汁はきちんと取って味が無いギリギリのラインを狙って味を付ける。薄味は難しいです。
 昨日は見事に味が無い美味しくないものが出来ました。狙い通りのものが出来て大変満足でありましたよ。
 今日は美味しいものを作って食べたいと思っております。

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『先生の隠しごと―僕僕先生』/仁木英之

2016年02月06日 13時45分17秒 | 小説・本に関する日記



 昨日の夜は、仁木英之の小説『先生の隠しごと―僕僕先生』を読んでいました。

 大唐帝国の周辺国・南方の諸族は統制の取れていない大唐帝国の軍隊に略奪・殺戮行為を受けていた。
 人の姿に戻った蚕嬢の結婚を祝った後、僕僕先生の一行は北西に向かう。
 道中で焼き討ちにあった村を見つけて……。

 僕僕先生達は光の国と呼ばれるラクシアに立ち寄ることになった。
 その国の王・ラクスに求婚された僕僕先生は王弁達に「ボクはラクスの妻になることにしたよ」と告げる。
 王弁は混乱して動揺するのだけれども……。

 僕僕先生シリーズの第5弾です。


 今までは飄々として泰然自若な僕僕先生だったのです。
 しかし今巻ではあの僕僕先生が揺れ動き迷い悩むのです。

 理想と現実。
 現実を無視して理想を急いで追うと大きく歪んで理想から離れてしまいます。
 現実だけ追えば理想は無視されることになります。

 共産主義と資本主義は実は相反するものではないのですが、共産主義に階級闘争を持ち込んでしまった為に歪んで伝わっているのかもしれません。
 構成している人々が全て聖人でなければ成り立たない社会というのは無理があると思うのです。
 人の欲は悪い面ばかりではなく良い面もあると思うのですよ。
 欲望をコントロールする必要はあるけれども、欲望が無くなったら人は生きてゆけなくなると思うのです。「生きていたい」と思うのも欲望なのですから。
 人の欲望を甘く考えたスターリン型共産主義はソビエト連邦の実験で失敗に終わっているし毛沢東型共産主義は中華人民共和国を主義主張をかなぐり捨てねばならないほどの窮地に陥れました。
 人の欲望を甘くみるべきではないと思うのです。欲は必要なものではあるのです。


 かつての自分が夢見た理想を追っているラクス。
 しかし大きな歪みが生じていて理想からかけ離れたところにいる。
 僕僕先生はそんなラクスとどう対峙するべきか悩みます。

 王弁君は、僕僕先生がラクスの妻になることに茫然自失し嫉妬心にかられながら一見は理想の国家に見えるラクシアの歪んだ部分を知ることになり……。


 今巻も面白かったですよ。
 続きを読んでみることにいたします。





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