狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

鍋は人生の縮図である。

2016年02月16日 17時25分54秒 | 季節の御挨拶





 本日2月16日は、菅原道真が大宰府へ向けて出発した日で、東京気象台が日本初の天気図を作成した日で、ロシア帝国領となっていたリトアニアでリトアニア協議会が独立を宣言した日で、衆議院予算委員会でロッキード事件の証人喚問を開始した日で、京都議定書が発効された日です。

 本日の倉敷は晴れのち曇りでありました。
 最高気温は七度。最低気温は零度でありました。
 明日は予報では倉敷は晴れとなっております。


 余寒なお去り難く春寒の折柄、皆様、御障りなくいらっしゃいますでしょうか?
 立春を過ぎましたが、お寒さはなお厳しい毎日でございます。
 朝夕の寒気はお雪さんの吐息の如し。かちんこちんに凍ってしまいそうです。
 御地の寒さもさぞかしと存じます。難儀な思いをしていませんか?

 こう寒くては、やはり炬燵に入ってお鍋を食べるのが一番です。
 なかでも蟹鍋が最高。
 私なんぞは毎日蟹鍋です。来る日も来る日も蟹鍋。家で作ります。
 私の蟹鍋はちょっと変わっていまして、蟹は入れません。
 白菜も椎茸も葱もややこしいのは一切入れない。豆腐だけ。
 そういう蟹鍋なんですが。

 すみません。これは中島らもの古いネタの変形バージョン。パクリであります。失礼いたしました。

 暫らくはお寒さも続く事でしょう。
 寒気と乾燥の酷い季節です。
 皆様、御自愛専一になさってくださいませ。

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『ガールズ空手 セブンティーン』/蓮見恭子

2016年02月16日 12時24分30秒 | 小説・本に関する日記


 昨日の夜は、蓮見恭子の小説 『ガールズ空手 セブンティーン』を読んでいました。

 此友学園の空手道部は高校の空手部では名門。
 主将の結城はインターハイで優勝している。

 ある日、空手道部の選抜出場を応援する校内のポスターが何者かによって破られた。
 結城は気にしなかったが、犯行を目撃した生徒は犯人は結城だと言う。
 犯行の時間にその場にいなかった結城は身に覚えがない。
 濡れ衣を着せられた彼女はあることに気が付く……。

 空手部に所属する高校生達を描いた連作短編青春ミステリです。





 仕掛けがあるのです。
 最初の章の仕掛けはミステリファンは反則とみなすかもしれません。でも物語全体に仕掛けがあるので最初の章で読むのを止めるのはもったいないです。
 仕掛けを成立させる為にあざといと思えるようなことをしている部分もあるのですが、上手くミスリードを誘っています。
 そして仕掛けだけが目玉のお話ではないのです。

 上手い負け方が出来れば後に引きずらずに他の道が模索できたりさらに闘志を燃やしたりすることができるのだけれども、悔いを残す負け方をすればそこで引っかかって停滞してしまう……ことが多いです。
 永遠に勝ち続けることなどできないのだから負け方こそが重要なのだけれども、負けたくて勝負するわけではないので上手い負け方をするのは難しいです。17歳というお年頃ならば、なおのこと難しいです。

 他人を陥れて沈めてその人の場所を奪い取るという勝ち方は最悪の勝ち方でレベルを下げてしまう近視眼的な勝ち方なので意味がありません。大人になってもそんな手を使っている人がいるけどね。駄目。

 面白かったですよ。
 楽しめました。
 
 
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