狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

人々が自分に調和してくれるように望むのは非常に愚かだ。

2016年02月11日 17時37分41秒 | 知人、友人に関する日記


 本日2月11日は、神武天皇が即位した日とされる日で、ローマ皇帝ネロが義弟ブリタンニクスを暗殺した日で、三浦半島に日本初の洋式灯台である観音埼灯台が完成した日で、大阪会議が開かれた日で、大日本帝国憲法・皇室典範などが公布された日で、文部大臣森有礼が事実無根の新聞報道によって西野文太郎に刺された日で、ローマ教皇庁とムッソリーニ政権下のイタリア王国がラテラノ条約を締結した日で、血みどろの内ゲバ殺人を繰り返していた日本の新左翼の革労協(社青同解放派)と革マル派の抗争で革マル派メンバーが革労協書記長の笠原正義が乗っている自動車の前後に車を割り込ませて取り囲んで笠原に鉄パイプを振り下ろして笠原を滅多打ちにして殺害して逃走した日で、ルーホッラー・ホメイニー率いる革命軍が首都・テヘランを掌握してイラン革命政権が成立した日で、南アフリカ共和国で政治犯として捕えられていたアフリカ民族会議の最高指導者ネルソン・マンデラが釈放された日で、建国記念の日で、紀元節です。

 本日の倉敷は晴れていましたよ。
 最高気温は十一度。最低気温はマイナス一度でありました。
 明日は予報では倉敷は曇りとなっております。



 昨日の記事の続きであります。


 カラオケボックスとは、独立性の高い空間で仲間内だけでカラオケを楽しめるようにしてある娯楽施設です。
 防音性と独立性が高いので密談場所にも向いています。
 尚、防音性と独立性が高いからといってカラオケボックスには防犯カメラが設置されているのでカラオケボックスで不埒な行いはしてはいけません。
 否、防犯カメラが付いていようといまいと公共の場で不埒な行いはしてはいけません。駄目絶対。



 私は音痴なのでカラオケボックスのお店にほとんど行ったことがありません。
 諸々の人間関係からカラオケの席で歌わなければならない時は歌いますが、私の歌唱力はジャイアンクラスの破壊力をもっているので一度歌えば二度とお声がかかりません。
 歌が上手い人は尊敬してしまいます。



 相談事があると友人に言われ、友人に誘われるがまま私は友人と一緒にカラオケボックスに向かったのです。
 喫茶店とかファミレスとかでは駄目なのだろうか? 見知らぬ人であろうと聞かれたくないような内容のお話なのだろうか?
 友人達とは愚痴とか悩み事を言い合ったりはするけれども、友人達はみな深刻な問題は自分で解決するタイプだからなぁ。私は深刻な相談を受けた経験が少ない。私、友人の相談を聞いても大丈夫なのかしらん?
 等々、道中で考えていたのです。

 私はカラオケボックスのお店にほとんど行ったことがないのでシステムがよく分かっていません。
 受付作業は友人にお任せしました。
 私は物珍しさでお店の中をきょろきょろと眺めておりました。

 普段の私は警戒心が小鳥の如く強くて絶えず周囲を窺うような人間なのですが、その日は呆けていたのか周りの気配を探るレベルがかなり落ちていたようです。
 物珍しさにお店の中をきょろきょろと眺めているといきなり背後から私の両腕と腰を別々の3名に掴まれました。
 手続きを終えた友人は私と私の両腕と腰を掴んでいる3名に「部屋に行こう」と澄ました顔で告げます。
 はて?
 後ろを見ると私の両腕と腰に抱きついている3名は私の友人達です。
 はて?
 「確保したな」「早く部屋に行こう」「今日はカラオケを楽しむのです」「観念するのです」と友人達は言うのです。
 はて?
 私は相談事があって密談したいからカラオケボックスに行こうと言われてカラオケボックスのお店に来たのですが?
 「あれは嘘です」「君はカラオケに誘っても来てくれないから騙しました」「それはともかくとして早く歌おうよぉ」「観念するのです」
 嘘? 騙した?
 「嘘」「騙した」「今日はカラオケを楽しむのです」「観念するのです」
 !
 「そもそもぼんくらでぽんこつの君に相談事をするほど落ちぶれていない」「愚かな」「カラオケを楽しもうよぉ」「潔く観念するのです」
 ぐぬぬ。

 逃げ出そうにも両腕と腰をがっちりと掴まれているので逃げることは出来ません。
 哀れ私・狐はカラオケボックスのお部屋に連れ込まれてしまいましたよ。

 
 私は音痴なのでカラオケで歌を歌いたくありません。
 歌を歌いたくない人間とカラオケをして楽しいのかしらん?
 私は諸々の人間関係からカラオケの席で歌わなければならない時は歌います。でも私の歌唱力はジャイアンクラスの破壊力をもっているのでなるべく歌いたくないのです。
 歌が上手い人は尊敬してしまいます。人様が歌う歌を聞くのは好きです。
 なので私が歌う必要がないという条件でならばカラオケの席は私は私なりには楽しめるのです。
 でもカラオケで歌うのが好きな人は歌わない人に妙な気の使い方をするんだよね。
 周囲の人と同じでないと安心できないのかしらん?

 友人に深刻な問題とか悩みがなかったことは良いことです。
 友人達の歌声に聞き惚れて私は私なりに楽しんでおりました。
 しかしやはり友人達は私に歌を歌うよう勧めてきます。
 断固としてお断りしていたのですが、「君も歌いなさい」「楽しいよ」「怖くない怖くない」「観念するのです」と迫ってくるのです。
 仕方なく歌いましたよ。
 高橋真梨子の『桃色吐息』。

 御免なさい。
 高橋真梨子様並びに高橋真梨子のファンの皆様。私なんぞが歌って御免なさい。

 友人達は「思ったより悪くない」とか「歌えば楽しいでしょう?」とか「怖くない怖くない」とか「もっと歌うのです」とか言ってくれましたが、私はもう嫌です。
 その後は歌うことはなく、友人達の歌声に聞き惚れておりました。


 歌が上手い人は尊敬してしまいます。
 羨ましいなあ。と思いますよ。

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『同じ月を見ている』

2016年02月11日 16時09分08秒 | 映画・ドラマに関する日記





 昨日の夜は、映画『同じ月を見ている』のDVDを観ていました。

 鉄也とドンとエミは幼馴染。
 鉄也は医者の卵でエミと付き合っている。ドンは刑務所の中にいる。
 ある日、ドンが刑務所から脱獄したという知らせが鉄也に届く。
 鉄也はその知らせに淡々と接する。のだけれども……。

 監督は、深作健太。
 出演者は、窪塚洋介、塩顕治、エディソン・チャン、石川眞吾、黒木メイサ、福田麻由子、菅田俊、竹井みどり、山本太郎、松尾スズキ、岸田今日子、三谷昇、川上将平、西田健、春田純一、仁科貴、伊藤洋三郎、モロ師岡、水川あさみ、など。
 原作は、土田世紀の同名の漫画です。
 原作の漫画はまだ読んでいません。



 う~ん???
 私には違和感たっぷりの映画でありました。




 ほとんどの登場人物に共感できない。
 エミは刑務所にいるドンに送った手紙の内容から無神経(ただし無神経であることに無自覚)な女性だと言えるのだけれども、映画の中ではそのようには描かれない。なので違和感が出てきます。
 鉄也は……このキャラクターってサブキャラのポジションじゃないのかなあ?? この荒んだキャラクターを軸に据えると主題が荒んだ方向に向かうのではないのかなぁ。
 ドンは純粋なのだけれども周囲の人をスポイルしているケースが多いんだよね。ドンのやり方で救われた人はほとんどいない。純粋でありさえすればよいというわけではないと思うのです。
 
 製作者側は殺伐とした雰囲気は得意なのだろうけれどもそれ以外はあまり得意ではない。
 なので映画のトーンは無駄に殺伐としたシーンが突出して目立っていて本来のテーマに合ったトーンが生み出せていない。

 無駄な台詞や無駄なシーンがあってリズムが悪くなっている。

 不器用な人が不器用なりに誠実に物事に対処する様を描く。或いはどうにもならないことを描く。或いは自己犠牲というものを描く。というのが主題であったとするならばピントがずれてる。
 そしてツッコミどころがたくさんあります。

 う~ん??? と首を傾げる映画でありました。


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