昨日の夜は、乾くるみの小説『蒼林堂古書店へようこそ』を読んでいました。
ミステリ専門の古書店・蒼林堂古書店には店の奥に喫茶コーナーがあって100円以上の売買があった客には店主が珈琲をふるまう。
常連の客達は本を買ったり売ったりして喫茶コーナーで珈琲を飲んだり本を読んだりお喋りをしたりする。
お喋りをしているといつの間にか身近にあった不思議な出来事の話となり、皆でまったりと推理する……。
日常の謎を主軸としたミステリの短編集です。
ミステリ専門の古書店に集まる面々が登場人物なので、過去のミステリの話題がたくさん出てきます。
古書店の店主はミステリの書評家もしているという設定で、各話の間に店主が書いた(という設定の)ミステリのコラムが挿まれています。
一つ一つのお話は短くて、ミステリの部分は物足りないかも。
でも過去の名作についての薀蓄はとても面白いです。
まだ読んでいないミステリっていっぱいあるなぁ。
読みたい本のリストが増えました。
目次の所に暗号文が潜んでいますね。
凝ってる。
面白かったですよ。