
3/11(土)、天気はいいが肌寒い。
12年前、この寒さの中、震災や津波に見舞われた人達、家や生活を奪われた人達、避難所で暮らした人達、亡くなった人達、家族や大切な人を失った人達がいたのかと思う。
今年で東日本大震災から12年。
12年前は何もできなかった自分だが、12年間で少しずつこの世界について、そこで自分には何ができるのか、自分なりに考えられるようにはなってきたかなと思います。
そこで思うのは、まずは12年前の出来事を忘れずにいること。
そして、それを自分なりに言葉にしていくこと。
12年経てば当時を知らない子供達も多いし、これからますます増えていく。
戦争体験の継承のように、震災の体験も一人一人が自分の言葉で語り継いでいくことが大切かなと思います。

日記や手紙などの言葉でも、写真でも絵でも、なんてことのない日常を記録に残していると、いつかそれが未来に歴史の記録になることがある。
寧ろ、報道や政府の記録には残らない、人間のリアルな日常を記録できる場合もある。
そういうものをエゴドキュメントというらしい。
だから今日も明日からも、自分なりのやり方でそれを続けていこうと思います。

一人一人が生きていることはただの偶然だとしても、その一人一人の毎日の積み重ねが歴史なんだよな。
だから結局、社会問題に向き合うためにはまず、自分の生活を少しずつ変えていくしかない気がします。
自分の人生に向き合えない人間が社会に対して何かできるわけないよな。
どんなに無力でも自分なりのやり方で、自分の生き方で社会に少しずつ向き合っていく、それをこれからも毎日続けていこうと思います。