
今年、2022年の4/30(土)で、このブログ「舞い上がる。」が14周年を迎えました。
2008年、大学4年生の時に書き始めて、よくもまあここまで続いたものです。
思えばこのブログは、僕の人生で初めて見付けた自己表現であり、初めて見付けた自分の好きなことでした。
それより前、子供時代から大学生に至るまでの自分は、趣味も習い事も表現活動も何もやっていなくて、好きだと思えるものを何も持っていなかった、今思えば面白みに欠ける人間でした。
また当時の自分は、精神疾患が始まって大学に通うことも就活も出来なくなっていた時期で、そんな自分にとって毎日の気持ちを言葉で表現できることは毎日の楽しみとなりました。
つらい時期であった一方で、ブログを始め、その約1ヶ月後に演劇も始めた2008年は、自分の気持ちを表現することで世界が広がった、転機となった年でした。
その後、松本でBLUESに入って活動し、新潟に帰ってからもとにかく試行錯誤、紆余曲折を繰り返しながら、様々な出会いと経験に恵まれましたが、思えばその根底には常に自分を表現したい気持ちがあり、その最も中心となったものがブログでした。
今ではトークイベント「月刊おはなし図鑑」や、作品展「ちひろdeアート」をはじめ、自分の表現活動を積極的に行っている自分ですが、ブログを始めていなければ今の自分はなかったと思います。
そして何が面白いって、そんな自分の14年間がこのブログに書き残されているということ。
最近、自分のあらゆる表現活動は結局、「自分が見た世界を記録に残すこと」なのではないかと思っているのですが、まさにこのブログがそれです。
僕は毎日の生活の中で、自分の気持ちや考え、面白い発見や出会い、本や映画や音楽や芸術など好きなカルチャーの感想、そういう経験の一つ一つを忘れずに記録に残していきたいという気持ちが強くあります。
それらの経験を言葉に残していくことで、経験は自分の身に付くと同時で、それを誰かに読んでもらえることで自分と世界が繋がり、自分の世界も広がっていく、という実感があります。
とにかく表現活動で大切なのは、有名になること、売れること、バズることよりも、自分自身と向き合い、自分にとって大切だと思えることを続けていくことだと思うのですが、このブログが僕にとってまさにそれです。
というわけで、時代が変わっても自分が変わっても、これからもそんな毎日をこのブログ「舞い上がる。」に記録し続けていこうと思うので、これからもよろしくお願いします。
陰ながら応援しています。