いつものスナックで、平太に連れられた父、蜂谷善人と再会した祐子。「父さんが、お前のこと信じてやれなくて」土下座する父に、妹のりさはスナックを出てゆく。平助はサトシに「逃げるのかよ!」と怒りは買ったものの祐子にも促され、りさの後を追う。父を許した祐子が、数年前に事件の真相を調べ、『花火の燃えかす』を警察が見付けていたことを探り当てていたことを語り出すと平太が豹変、「蒸し返すな!」と祐子に喰って掛かり、騒動になった。
翌日、ビデオ片手に文化祭の準備をするトンコーと三女を取材する祐子、に同伴する平助。口々に「平助のおかげ」という生徒達。楽しげな様子を眩しそうに撮影する祐子。取材を終えて、平助と少し語らい、立ち去り際に「お父さんに昨日はすみませんでしたって、伝えてください」と祐子は言った。
いよいよ文化祭前日、いつものスナックで平太と平助が語っていたが、祐子の話になり、モメた経緯を軽く話すと立ち去ろうとする平太。平助は顔色を変え、詰め寄った。「どういうことだよ!」実は事件があった当時、警察は平助について聴き込みに来ていたのだ。
一人になった平助は、トンコーの屋上にりさを呼び出した。「俺、文化祭終わったら教師辞めます」更に、結果的な放火についても話す平助。「あなたのせいで、姉は、父は、もう無理」混乱するりさ。「正直に話して何もかも失うことを想像しました。ごめんね、と。その時に一番悲しくなったのが蜂谷先生だったんです」平助は告白した。「例え煮え切らない男でも、タレ河童でも、放火魔でも、許しませんけど! 乗り越えましょ」りさは受け入れ、しかし屋上から去っていった。
合同文化祭当日、平助は少し早く登校した。生徒達はいつも通りにこれを迎えた・・・
物語導入の放火とこれまでの歳月が軽くなく、思ったより厳しい着地になる気配。
翌日、ビデオ片手に文化祭の準備をするトンコーと三女を取材する祐子、に同伴する平助。口々に「平助のおかげ」という生徒達。楽しげな様子を眩しそうに撮影する祐子。取材を終えて、平助と少し語らい、立ち去り際に「お父さんに昨日はすみませんでしたって、伝えてください」と祐子は言った。
いよいよ文化祭前日、いつものスナックで平太と平助が語っていたが、祐子の話になり、モメた経緯を軽く話すと立ち去ろうとする平太。平助は顔色を変え、詰め寄った。「どういうことだよ!」実は事件があった当時、警察は平助について聴き込みに来ていたのだ。
一人になった平助は、トンコーの屋上にりさを呼び出した。「俺、文化祭終わったら教師辞めます」更に、結果的な放火についても話す平助。「あなたのせいで、姉は、父は、もう無理」混乱するりさ。「正直に話して何もかも失うことを想像しました。ごめんね、と。その時に一番悲しくなったのが蜂谷先生だったんです」平助は告白した。「例え煮え切らない男でも、タレ河童でも、放火魔でも、許しませんけど! 乗り越えましょ」りさは受け入れ、しかし屋上から去っていった。
合同文化祭当日、平助は少し早く登校した。生徒達はいつも通りにこれを迎えた・・・
物語導入の放火とこれまでの歳月が軽くなく、思ったより厳しい着地になる気配。