美子が森田屋で働く人々を絵にするのに付き合い、常子が『調理する常子の図』でポーズをとったりしていると、まつの案内で星野が食事の礼(手ぶら)で来た。美子が星野のノートに興味を示すと、近辺で見付かりそうな外来植物の詳細なスケッチ等が描かれている事を星野は見せた。「このキノコ、どこかで見た気が・・・」常子はノートに描かれたキノコに見覚えがあった。
キノコは青柳の中庭で見た物だった。常子の手引きで青柳商店に入り、中庭でキノコを捜索してみるが、キノコは見当たらない。番頭の隈井の話では無断外泊の罰で清が滝子に掃除を命じられ、片付けてしまったらしい。当の清は焚き火で他の木の葉等と一緒に目当てのキノコを燃やそうとしていた。「ちょっと待って! 清さんっ」慌てて止める常子。ギリギリ間に合い、キノコの確保には成功したが、そのキノコは珍しくはあるが既に発見者のいるキノコだった。一同落胆していると「隈井さん!」職人が隈井を呼びに駆け込んできた。
青柳商店に戻ると生乾きの材木が納品されていた。清が口を利いた業者のミスらしい。これに「堀にぶっ込んどけ」慌てず
指示を出す隈井。理屈は知らないが一度水分を吸わせてから扇風機の風を当て続けると乾きが早いという。その理屈を「毛細管現象ですね」と星野が解説すると隈井と清は感心していた。
と「ああっ? これは!」急に近くの茂みにかがみ込む星野。そこに咲いていた小さな花は新発見だという。「めでてぇなぁオイっ!」宗吉も喜び、明けた休業日に森田屋で御祝いをする事になった。当日、常子が美子と千代紙を折って箸置きを作っていると「大変ですっ!」鞠子が日の過ぎた新聞を持って慌てて現れた。清の見付けた花は、既に発見されていた事が報じられていたのだった。
・・・専門でも、星野は確認してなかったのかな?
キノコは青柳の中庭で見た物だった。常子の手引きで青柳商店に入り、中庭でキノコを捜索してみるが、キノコは見当たらない。番頭の隈井の話では無断外泊の罰で清が滝子に掃除を命じられ、片付けてしまったらしい。当の清は焚き火で他の木の葉等と一緒に目当てのキノコを燃やそうとしていた。「ちょっと待って! 清さんっ」慌てて止める常子。ギリギリ間に合い、キノコの確保には成功したが、そのキノコは珍しくはあるが既に発見者のいるキノコだった。一同落胆していると「隈井さん!」職人が隈井を呼びに駆け込んできた。
青柳商店に戻ると生乾きの材木が納品されていた。清が口を利いた業者のミスらしい。これに「堀にぶっ込んどけ」慌てず
指示を出す隈井。理屈は知らないが一度水分を吸わせてから扇風機の風を当て続けると乾きが早いという。その理屈を「毛細管現象ですね」と星野が解説すると隈井と清は感心していた。
と「ああっ? これは!」急に近くの茂みにかがみ込む星野。そこに咲いていた小さな花は新発見だという。「めでてぇなぁオイっ!」宗吉も喜び、明けた休業日に森田屋で御祝いをする事になった。当日、常子が美子と千代紙を折って箸置きを作っていると「大変ですっ!」鞠子が日の過ぎた新聞を持って慌てて現れた。清の見付けた花は、既に発見されていた事が報じられていたのだった。
・・・専門でも、星野は確認してなかったのかな?