大小の鯛が二尾とも尾頭付きで焼かれ、宴が始まった。滝子が三味線を弾きながら『カッポレ』を唄い、それに合わせて隈井と清が踊り、長谷川の拍子で宗吉が腹踊りを踊り、まつが南京玉簾大きな鯛を作り「ウチの鯛のが大きいよ!」とまだ言う等して、それぞれ場を盛り上げた。最後に三姉妹の誕生祝いを兼ねて君子がおはぎを持ってきた。照代と富江に手伝ってもらって仕上げたという。「お伝えしたいことがあります」常子はおはぎを食べる前にと宴に集まった人々に礼を述べ始めた。
君子には育ててくれたことを感謝し、稼いで楽させると。鞠子にはやはり稼いで進学させると。美子には礼ではなく家で君子のことを支えるようにと。森田屋の人々には拾ってくれたことを改めて感謝し、いつか恩返しすると。綾と星野にはことあるごとに助けてくれたと。滝子達には女学校に行かせてくれた礼と学費は家長として働いて返す等と述べた。滝子は「三途の川を渡るまで助けてやるつもりなんだから」応え、これに「お母様、本当にありがとうございます」と君子が礼を言うと隈井が男泣きし始めたりもした。「お礼が言えてすっきりしました。明日からも頑張れそうです!」常子は晴れやかな顔でそう結んだ。夜になり「常子さんまたね」綾は去って行った。「会えますよ、きっと」並んで見送っていた星野はそう言っていた。
昭和12年の4月の朝の出掛けに「とと姉! 鞄忘れているよ、もうっ」と鞠子に鞄を持ってきてもらったりしつつ、髪を纏めた常子は「行って参ります!」と初出勤に臨んだ。しかし採用理由が『まあまあ可愛かった』からと知らされ戸惑う常子。案内されたタイプ室で猛烈な勢いで作業していた先輩職業婦人達はリーダー格が腕を上げると一斉に作業の手を止めた。「小橋常子です。よろしくお願いします」常子は頭を下げたが、大半の先輩達は硬い顔で見詰め返してくるばかりだった。
・・・会う気なら綾にはすぐ会えるよね?
君子には育ててくれたことを感謝し、稼いで楽させると。鞠子にはやはり稼いで進学させると。美子には礼ではなく家で君子のことを支えるようにと。森田屋の人々には拾ってくれたことを改めて感謝し、いつか恩返しすると。綾と星野にはことあるごとに助けてくれたと。滝子達には女学校に行かせてくれた礼と学費は家長として働いて返す等と述べた。滝子は「三途の川を渡るまで助けてやるつもりなんだから」応え、これに「お母様、本当にありがとうございます」と君子が礼を言うと隈井が男泣きし始めたりもした。「お礼が言えてすっきりしました。明日からも頑張れそうです!」常子は晴れやかな顔でそう結んだ。夜になり「常子さんまたね」綾は去って行った。「会えますよ、きっと」並んで見送っていた星野はそう言っていた。
昭和12年の4月の朝の出掛けに「とと姉! 鞄忘れているよ、もうっ」と鞠子に鞄を持ってきてもらったりしつつ、髪を纏めた常子は「行って参ります!」と初出勤に臨んだ。しかし採用理由が『まあまあ可愛かった』からと知らされ戸惑う常子。案内されたタイプ室で猛烈な勢いで作業していた先輩職業婦人達はリーダー格が腕を上げると一斉に作業の手を止めた。「小橋常子です。よろしくお願いします」常子は頭を下げたが、大半の先輩達は硬い顔で見詰め返してくるばかりだった。
・・・会う気なら綾にはすぐ会えるよね?
結構な噛み付きっぷりだったが、結果的には噛み付かせてくれた咲坂に触発された赤星が本心を語って依頼人に決心させていたが、取引先への打撃や従業員のリストラは断行するめでたしめでたしだけではない結末ではあった。その後の始末の描写は銀行へのプレゼンに止めていが、代わりに夏目とのやり取りがたっぷりしていた。夏目はアプローチしてくるラグビー経営者の積極性にやや戸惑いを覚えてみたり、微妙に踊りの師匠が夏目を巡る恋模様食い込んでみたりとしていたが、咲坂は見てくれていなかったという思いが自分も咲坂を見ていなかったのかもしれない、と少し変わってきていた。咲坂も娘が、ボスが、と言いつつ自分が当たり前と考える範囲にいる夏目が、そこにいて当たり前じゃないぞ。とちょっと気が付いてきた。冷静に互いを見れるよになってきたんだろうけど、恋愛ドラマやホームドラマじゃないからそこばっかりというワケにもいかない感じ。熱海は安定してきたともそうでもないともいえない様子。猫田はアソシエイトに降格? 婚活相手の女子はこの間のTBSのドラマで婚活詐欺していたが、キャラが同じ過ぎて既視感が凄い。また騙しちゃう? 降格で詐欺だと泣きっ面に蜂だ。99.9ではモジャ眼鏡がリアル泣きっ面に蜂を喰らっていたが。次回は咲坂と夏目の掘り下げもありそうだが、熱海回でもあるようだ。きてしまったか熱海回。というか、次回の案件刑事事件じゃないの?