








主人公切っ掛けで虫柱の過去補強とセットの構造でサイドポニーの回想が入るのは適切だな、と。ここで主人公と関わりが薄く描写も少ないサイドポニー単体の回想を主人公と関係無い所で始めても「お、おう・・・」とちょっと困惑するもんね。遊郭編以降は代表は炭治郎であってもメイン人物達が皆主人公、というゾーンに入ってくるが、登場人物の多いバトル漫画でそういう状況に持ってゆくのは中々大変なはず。この漫画がそうなったのも炭治郎達だけだとちょっとしんどいから前倒しでキャラが強い柱をずんどこ投入した結果、炭治郎メインじゃなくても話が回るようになったから、偶発的な所もあるとは思う。元々主人公1強の構図ではない、という前提も利いてるが。動かし易い造形のはずの主人公以外を描きまくってもテンションが落ちない気力、というか、ある種の執念深さも必用なんだろな。