野に撃沈2

多摩地区在住の中年日帰り放浪者。(k10D→k7→k30→)k‐5Ⅱsを忍ばせ、人気のない野山や公園、路地裏を彷徨い歩く

野川観察園10月

2009-10-05 | 植物園
 秋も半ばを折り返したようだ。日差しにかつての熱はなく、木陰にいると吹き過ぎる風にひんやりしたものを覚えるようになってきた。



 一か月ぶりに訪ねた野川の観察園も花の種類が少なくなってきたようだ。そんな中でもミゾソバやサクラタデは群落を作って元気に咲いている。











 この野菊はヨメナのなかまだろうか



 やはりキク科のオケラ



 ゲンノショウコやイヌホオズキは今でも咲いている。







 これはレモンエゴマといい、花穂を手で触ると、レモンのような香りが手に移る。



 林床の薄暗い所ではショウマの仲間が咲いている。イヌショウマのようだ。



 少し先ではキツリフネが群生していた。








 彼岸花の群生地の跡、今年は見に来ることは出来なかった。



 薊の花の周りでは蝶や蜂が残り少なくなった蜜を求めて忙しげに飛び回っている。










 花が少なくなって、その分秋の実が色づき始めている。サネカズラ別名ビナンカズラの実



 アケビの実もいい具合に紫色になってきて、もうすっかり食べごろだ。







 初めて見たヒオウギの実



 オオナルコユリの実はまだこれから



 秋分の節季も三候水始涸(みずはじめてかれる)にかわった。これからはだんだんと花の少ない季節に移っていく。寂しいことだがそれもしょうがない。

 秋の野川では親子連れが何やら熱心に水遊びに興じていた。