野に撃沈2

多摩地区在住の中年日帰り放浪者。(k10D→k7→k30→)k‐5Ⅱsを忍ばせ、人気のない野山や公園、路地裏を彷徨い歩く

妙高山から燕温泉へ

2009-10-18 | 登山
 <黒沢池ヒュッテ泊からの続き>
 4時前から荷支度をはじめる音で眼が覚めた。寝付けないので外に出てみると、空は満天の星。再び戻って5時半の朝食まで仮寝。


 <行程概略>6時少し前、朝食(ナンとスープ、コーヒー)をすませ小屋を出る→6:45燕新道との分岐、水場あり→8:10妙高山北峰、頂上には2パーティーいた。→20分ほど展望を楽しみ下山→9:30天狗堂→10:00北地獄谷麻平分岐、途中テレビクルー5,6人とすれ違う。北地獄谷ルートは滑落のため通行不能→10:30麻平→11:00燕温泉。12:05までのバスの間、黄金の湯で汗を流す。(河原の湯は滑落のため使用不能)





 6時少し前小屋を出る、外は明るくなっていた。



 20分ほどの登りで大倉乗越へ



 そこから下って燕新道との分岐、ここで休憩。ここから一時間ほどの急登がはじまる。



 日陰で道が凍っていて滑る。



 やっと稜線に出た






 シラタマの木の実。木の実はサロメチールの香りがする。



 北側にある頂上。



 天気は快晴、今日も北アルプスの峰々が見える。






 20人を超える団体が下山していって、静かになった南側の頂に移る。



 前日の火打山と違って時間が早かったせいか、今日は黒姫山の奥の方に富士山まで見えた。










 南峰にある妙高大神



すぐ傍までイワヒバリがやってきた。登山者に餌付けされた経験があるのだろうか、一向に逃げようとしない。



 焼山は今日はすっかり雪も解けてしまったようだ。



 逆光に光る野尻湖



 団体も下山してしばらくたったので、そろそろ私も下山を開始することにした。
地獄谷から噴煙が上がっている。





 途中団体が鎖場で立ち往生していたため、足止めを食う。天狗堂を通過して麻平の分岐の所まで来た。北地獄谷ルートは先般の台風のため崖が崩れおちて一部通行不能とあった。麻平ルートに切り替える。



 標高が下がるにつれ、周囲の木々が色づいてきた。









 この抜けるような葉の色は何の木の葉っぱなのか









 朱の色がだんだん少なくなり、黄葉が多くなってきた。






 下に降りて行くにしたがって、黄色がやがて緑色に変わっていく。高い山からの下山時にはよくあるのだが、季節を垂直に逆行しているという不思議な感覚に襲われる。



 向かいの山は今が紅葉の盛り



 



 橋の右手奥に河原の湯があるのだが、やはりがけ崩れのため通行止めになっていた。




 高台から見た燕温泉。旅館 ホテルは数軒、土産物屋も2軒だけのこじんまりとした温泉だ。



 黄金の湯(ただ)で汗を流しさっぱりできた。

 それにしても良い温泉だった。山の締めは何といっても温泉に限る。帰りは関山駅までバス、長野で新幹線に乗り換えて家に着いたのは午後4時前だった。