蔦紅葉を求めて、柳沢峠から丸川峠まで歩いた。行きは6月5,6日の記事と全く同じコースだが、季節は4カ月ばかり移り去っているので、目に映る光景は全く異なったものになっていた。それにしてもやはり、この時期花の数が少ないのが何んともさびしい。
鬱蒼とした 原生林の中を歩いて行く
小一時間歩いても見られる花は、枯れのこったヤマホタルブクロと小沢筋に見かけたトリカブトのみ。
標高は1500mを超えているのだが、カエデの紅葉はまだまだこれからといったところ
これは少し黄葉が始まっている
少し行ったところで、唯一か所鮮やかに紅葉している木を見つけた。
一帯は針葉樹と落葉樹の混交樹林帯となっていて、カラマツに巻きついている蔦漆が見事に染め上がっている。
秋の実の色づきもそれぞれの色合いが見ていて楽しい
山ブドウは少し頂いたが、市販のブドウとは違い、無遠慮に酸っぱくて味が濃く、生き物を食しているという実感がした。
これはツリバナの実に似ている
六本木峠までやってきた。
鳥の声も時折聞こえるほどで、この間はあれほどうるさかった山蝉の声もなく、山の中は森閑として収まりかえっている。かさかさと枯れ葉を踏みしめる音だけが後から付いてくる。
突然,ギャッというカケスの声がして驚かされる。見回しても姿は見えない。
丸川荘のある高原までやってきた。風景が一変し、世界が明るさと動きを取り戻した。心地よい風が、ススキの穂越しに私の心の中まで送り込まれてくる。
丸川荘の青い小屋の前ではたくさんの人が休んでいる。
山荘の主人に頼んでコーヒーを二杯いただいた。良く乾き、些か冷気さえ含んだ高原の風の吹く中、久方ぶりに味わえたとても美味しいコーヒーだった。
昼食をとってからは暫く付近を散策した。今年のこれまでの山行では蕾だけで花には出会えなかったヤマラッキョウにやっと出会えた。
花が少ないせいか、ひっきりなしにセセリチョウがやってくる。
コウリンカも一輪だけ咲き残っていた。
帰りは牛首谷への道を辿って帰った。沢の音を聞きながらの良い下山路だった。
鬱蒼とした 原生林の中を歩いて行く
小一時間歩いても見られる花は、枯れのこったヤマホタルブクロと小沢筋に見かけたトリカブトのみ。
標高は1500mを超えているのだが、カエデの紅葉はまだまだこれからといったところ
これは少し黄葉が始まっている
少し行ったところで、唯一か所鮮やかに紅葉している木を見つけた。
一帯は針葉樹と落葉樹の混交樹林帯となっていて、カラマツに巻きついている蔦漆が見事に染め上がっている。
秋の実の色づきもそれぞれの色合いが見ていて楽しい
山ブドウは少し頂いたが、市販のブドウとは違い、無遠慮に酸っぱくて味が濃く、生き物を食しているという実感がした。
これはツリバナの実に似ている
六本木峠までやってきた。
鳥の声も時折聞こえるほどで、この間はあれほどうるさかった山蝉の声もなく、山の中は森閑として収まりかえっている。かさかさと枯れ葉を踏みしめる音だけが後から付いてくる。
突然,ギャッというカケスの声がして驚かされる。見回しても姿は見えない。
丸川荘のある高原までやってきた。風景が一変し、世界が明るさと動きを取り戻した。心地よい風が、ススキの穂越しに私の心の中まで送り込まれてくる。
丸川荘の青い小屋の前ではたくさんの人が休んでいる。
山荘の主人に頼んでコーヒーを二杯いただいた。良く乾き、些か冷気さえ含んだ高原の風の吹く中、久方ぶりに味わえたとても美味しいコーヒーだった。
昼食をとってからは暫く付近を散策した。今年のこれまでの山行では蕾だけで花には出会えなかったヤマラッキョウにやっと出会えた。
花が少ないせいか、ひっきりなしにセセリチョウがやってくる。
コウリンカも一輪だけ咲き残っていた。
帰りは牛首谷への道を辿って帰った。沢の音を聞きながらの良い下山路だった。