nemo 折々の自然

折に触れて観察した自然などの記録

西九州紀行 2

2014-02-24 00:00:00 | 旅行記
Img_0722 今日も快晴のようだ。天候に恵まれたツアーになりそうだ。
 朝食前にホテルの近くを散歩しながら鳥見をするがトビとシロハラを観たのみで、昨日から気が付
 いていたように全般的に野鳥が少ない。
      *
 ご当地名物の海産物の多いバイキングスタイルの朝食に満足。
 今日の最初の目的地は、唐津湾の洋上に浮かぶ宝くじが当るといわれる『宝当神社』のある『高
 島』。
 バスは通勤時間帯で渋滞している『福岡都市高速環状線』を右手に博多湾、左手に福岡市街を望み
 ながらノロノロと進む。その渋滞も『西九州自動車道』に入る頃からスムースに流れるようになる
 『虹の松原』を過ぎて間もなく『唐津城』の下にある駐車場に到着。
Img_0724     *
唐津城
 唐津城は、豊臣秀吉の家臣、寺沢志摩守広高によって慶長7年(1602)から7年の歳月 を費やし
 て築城されました。
 東西に伸びる松原が両翼を広げた鶴のように見えることから 、別名「舞鶴城」と呼ばれています。
     *
唐津市 人口 : 124,417人、面積 : 487.48?
 古く、唐(から:韓・唐)などの大陸との窓口(津・港)だった「唐津」は、多くの生命を育む豊
 かな海、玄界灘を臨み、深く清らかな自然の山々に守られた地。
 優雅かつ雄厳な自然の神韻と、万葉の風・桃山文化の薫りを感じる、歴史浪漫に満ちたところです
                                   【唐津市観光協会】
     *
 駐車場から高島行の連絡船に乗るため、橋を渡り唐津東港へ。
 満員の乗船客を乗せた『ニューたかしま』は、波静かな唐津湾内を進む。海上へ出ても日差しを受けて寒さは感じない。
     *
Img_0726 Img_3583









     *
 10分ほどで高島に到着。ここで待ち受けていた現地の係員から神社の参拝の前にお宝を当たるためのグッズの販売所(宝当海の駅)に案内される
 ここで宝くじなどを入れる金色の宝当袋を買い求め、それに宝くじなどを入れて神社に参拝すればご利益があるという。
     *
Img_0727 Img_0728









     *
 その建物の左脇にある細い道を通り、宝当神社へ。
 小じんまりとした本殿に昇殿し、先程購入した宝当袋を神前に供え祈願・念願して拝礼すれば、ご利益があるという。皆さん神妙なお祈りを…。 
 因みに小生が島内で買い求めた宝くじは、お祈り不足か宝当袋なしのためかご利益がありませんでした
     *
Img_0730 Img_0731 宝当神社 
 宝当神社は佐賀県唐津市の唐津城の北方約 2kmの
 唐津湾上に浮かぶ島、高島にある神社である。
 高島の産土神を祭った塩屋神社の境内社である。
 海賊退治を行い島を守り、天正13年(1586年)
 この島で亡くなった野崎隠岐守綱吉を奉った神社
 で、明和5年(1768年)に建立された。
 1990年代にある住民が宝くじを購入した際、神社
 名にあやかりこの神社に当選を祈願したところ高額
 当選した事をきっかけに「この神社に祈願すれば宝
 くじが当たる」という評判が立つようになった。
                                                     【ウィキペディア】
     *
 皆さんそれぞれの願いを込めたお祈りの後、連絡船で唐津の港へ戻りました。
 春うららの陽気に船上からの景観も見応えがあり、心が浮き立つ感じになっていました。
     *
Img_0733 Img_0738  時間の関係もあってか,観光名所の『虹の松原』
 は、バスの車中と船上から眺めただけでした。
虹の松原
 唐津湾沿いに、虹の弧のように連なる松原。唐津
 藩初代藩主、寺沢志摩守広高が、防風・防潮林と
 して植林したのが始まりで、全長 5km、幅 1km
 にわたって続く松は、約100万本と言われていま
 す。
 今では三保の松原、気比の松原とともに日本三大
 松原の一つに数えられ、国の特別 名勝に指定され
 ています。        【唐津観光協会】
     *
 バスは唐津湾沿いに進み、東松浦半島の先端にある呼子町の昼食場所『海舟』へ。
 ここで名物の『呼子のイカの活き造り御膳』を頂くことになりました。
 生け簀から取り出したイカを直ぐに刺し身にして提供する活き造り、透き通る身は新鮮な証し。
 イカ特有の歯応えや舌触り、その上甘味たっぷりの味、驚きの風味をじっくりと味合う。
 皿に残った足の部分は一旦下げて、天ぷらにして出される。この揚げたての味も言うことはない。
 さらに ‘ イカシュウマイ ’ に ‘ イカの塩辛 ’ と大満足の昼食でした。
     *
Img_0739 Img_3584









     *
Img_3586Img_3585 呼子のヤリイカ  
 呼子のいか活き作りで使用されるいかは、ヤリイカ
 と呼ばれていますが、呼子でヤリイカといえば標準
 和名ケンサキイカを意味しています。
 ケンサキイカは太平洋側は三浦半島沖以西、日本海
 側は若挟湾以西に生息し、特に九州西岸、五島周辺
 で漁獲されます。耳とも呼ばれるヒレは、縦長のひ
 し形で外套膜(上身)の長さの 70%にも及び長さは
 35cm、体重600g?まで成長します。味は、身が厚
 く心地よい歯ごたえで甘味があり、標準和名ヤリイ
                       カと比較しても格別の美味です。
 ヤリイカはケンサキイカに比べ2本の腕が弱々しくて小さく、この違いで両種を見分けることができます。     【呼子のイカ.Com】
     *
 戦国時代の秀吉朝鮮出兵の拠点『名護屋城跡』を車窓に眺め、伊万里湾沿いの入り組んだ海岸線などを楽しみながら午後の目的地、平戸へと向か
 う。        
 その途中、道の駅『松浦海のふるさと館』でトイレ休憩。
      *
 平戸大橋を渡って海岸の駐車場でバスを降り、高台にある寺院と教会を見学する散策路を歩く。
平 戸  面積 : 235.63k�(うち、西海国立公園の面積 48.50k�)
 平戸は、平戸島、生月島、大島、度島、高島の有人島及び九州本土北部の沿岸部に位置する田平町と周辺の多数の島々で構成されています。
 豊かな海に囲まれたまちである平戸市は、豊かな自然環境に恵まれ、農水産業を主幹産業に、観光都市として広くその名を知られ、西海国立公園
 の北の玄関口として年間百数十万人もの人が訪れています。
 平戸の歴史は古く、遠い昔から海を通じてアジアと結ばれていました。戦国時代から江戸時代初期にかけては、オランダをはじめヨーロッパの国
 々との交流が盛んに行われ、「西の都フィランド」と呼ばれるほど貿易港として繁栄を極めました。
 当時をしのぶ史跡は、今も市内のあちこちに残され、異国情緒を漂わせています。                 【平戸市観光ガイド】
     *
Img_0743 Img_0744









     *
 平戸教会は内部を見学。
     *
Img_0747_2 Img_3587                                                        









     *
 ここまでは急な階段に息を弾ませ、汗ばみながら歩いたが、ここからは下りになるので、樹齢数百年という棕
 櫚や唐人が造ったという六角井戸などを見物しながらのんびりと散策する。
     *
Img_0749 Img_0750









     *
 最後に海岸沿いにある『平戸オランダ商館』へ。
 ここの係員による[ミニ歴史講座]を受講。スライドによる映像を交えながらポルトガル、オランダ,そしてイギリスなどとの交易の歴史を伺っ
 た後、館内を見学して今日の行程を終える。
 商館を出ると、港を隔てた高台には『平戸城』があり、折からの夕陽を浴びていた。
     *
Img_0752 Img_0755 平戸オランダ商館
 2011年9月20日オープンした「平戸オランダ商館」
 中は当時の貿易に関する史料や貿易品などが展示。
 商館のある崎方町一帯は、1609年(慶長14)和蘭
 船が入港し、1641年(寛永18)長崎出島に移転す
 るまでの約33年間、平戸が我が国唯一のオランダ
 貿易港として賑わった。
 商館は当初、土蔵付き民家を借りてスタートしたが
 その後周囲の民家を壊して、新たに建築。本館をは
 じめ、宿泊所、調理場などが整備されていった。
 貿易の積荷を保管する倉庫も何棟も建築され、
 1639年には日本で初めての西洋の石造建造物とされる 「1639年築造倉庫」が完成。
 商館はこの倉庫の忠実な復元となり、貴重な建物である。
 1641年、幕府の命により商館は取り壊され貿易は長崎出島に移転した。   【ウイキペディア】
     *           
平戸城
 最初は安土桃山時代の末期に松浦鎮信(法印)によって築かれたが破却され、江戸時代中期になって再建された。再建にあたっては山鹿素行の軍
 学に沿って縄張りがなされた。
 平城の赤穂城と並んで、平山城では唯一の山鹿流による城郭である。昭和37年に再建された。    【平戸市観光案内】
     *
 バスは平戸大橋を渡り返して『西海パールシーリゾート』を望む今日の宿『九十九島観光ホテル』へ。
九十九島観光ホテル
 西海国立公園九十九島巡りの観光船発着場前に立地し全室海側に面している。
 ホテル前は佐世保地区のリゾート地として平成6年に海浜文化施設の整備が完成。
     *
 ホテルの温泉は、平成12年に温泉化されたもので、ナトリウム炭酸水素塩泉、打ち身、 筋肉痛、 疲労回復に効能があるという。
 夕食前に汗を流し、食事処へ。こは結婚披露宴会場、天井が高く広々としており、各部屋毎にテーブルが決められている。
 夕食は『九十九島産のかき御膳』か『長崎県産の鯛しゃぶ御膳』が選べるようになっている。
 小生は前者、妻は後者を選ぶ。
     * 
 帆立薫製・パイ貝・旬の豆腐、 鯛しゃぶ・薬味・ポン酢、    海鮮牡蠣鍋・野菜一式
Img_3589_2 Img_3590 Img_3591






     * 
 牡蠣フライ・牡蠣グラタン、 海軍さんのビーフシチュー・蛤のお吸い物、赤魚ソテー・果物
Img_3592 Img_3593 Img_3595
     *
 今日も観光に食事に満足の一日でした。




     *
 7.40.ホテル(バス)→ 9.40.唐津駐車場 … 9.50.唐津東港 10.00.(ニューたかしま)→ 10.10. 高島港 … 宝当神社 … 10.45.高島港
 (ニューたかしま)→ 10.55.唐津東港 … 11.00.唐津駐車場 → 11.30. 海舟(昼食)12.20.→ 13.30.道の駅・海のふるさと館 13.50.
 → 14.30.平戸 … 教会 … 平戸オランダ館 … 16.00. → 17.30. 九十九島温泉・九十九島観光ホテル 泊(313号室)