平成26年5月8日(木)
一晩中ベランダの日除けに雨の音がしていたが、明け方になって止んで青空が広がってきた。
部屋からの眺めが素晴らしい。海辺ではキアシセグロカモメ、上空にはアマツバメ類が乱舞している。
朝食はバイキング・スタイル。種類が多いのが何よりだ。
出発までの間,ホテルの付近を散歩する。周囲に響く鳴声の野鳥につられて探してみたが、どうしても
種名が分からなかった。クロウタドリはここでも見られた。
*

*
バスの座席は2番目、新緑に溢れた景観が目に優しく流れて行く。
今日の目的地プリトヴィツェまでは約 185km、約 3時間かかる。
途中サービス・エリアで休憩の後、レストラン『フェニックス』で早めの昼食となる。
下の画像左はサービス・エリア、右の画像はレストラン『フェニックス』の看板。
*

*
スープに生野菜,メインディッシュはマスのグリル、それにアイスクリームという昼食の内容、特にマスの
グリルが美味しかった。
*
満足の昼食を済まして外へ出ると、澄
んだ空気の中カッコウの鳴声が響く。
何か我々の気持を察して喜んでくれて
いるようだ
*
今日の唯一の訪問先は、世界遺産に登録されている『プリトヴィツェ湖畔国立公園』。
16の湖があるクロアチアを代表する景勝地で、総面積約 200? の国立公園。
深い森に映えるエメラルドグリーンの湖と、湖と湖を結ぶ滝が最大の見どころという公園のガイドの 説明が
あって入園する。
*

*
標高が最も高い地点で1,280m、最低点で 380mの高低差があるため、ヨーロッパでは珍しいダイナミックな
瀑布があることで知られているとのこと。
数ある滝のうち最も落差が大きいものは、プリトヴィツェ川とコラナ川の合流地点にあるもので、落差は 78m
あるという。
1951年に国立公園に指定され、1979年に世界遺産に登録されたが、90年代に起きたユーゴ内戦の影響で危機
遺産リストに載せられたという過去がある。
*
園内に入るとすぐ右手にその最大の滝三本が見えてくる。昨夜来の大雨で水量が増え、迫力満点だ。
落下した滝は左手の川と合流して,さらにその下に滝となって流れ落ち、水煙を盛り上げている。
*

*
この滝口まで遊歩道が造られているとのことだが、水量が増えて冠水している部分があるので、残念ながら今日
のところは通行止めになっているという。
しかしながら公園のガイド嬢は、
「行ける所まで行ってみましょう」と通行禁止の標識を外して坂道を下って行く。
*
エメラルドグリーンの湖と滝を組合わせた景観といえば、アジアでは中国の九賽溝を思い出す。その規模はこの
プリトヴィツェより遥かに広大で車を利用しての見物となるが、ここはエコロジーバスが巡回しているというが、
歩いて見物することが主体になっている。
*
平坦な地点まで降りたが、その先は遊歩道が冠水していて通れないので、元の道へ戻る。元気な若者達は靴を脱
いで遊歩道を歩き大滝を見たり、反対側の遊歩道を利用したりしている。
*

*
元の遊歩道への登りに汗が流れる。遊歩道の両側には野草が多いが、名前不明が残念だ。
*

*
また、この遊歩道から見下ろす湖の移り変わる景観も充分見応えがある。
*

*

*
森林群落はブナとモミが大部分を占め、321種の蝶、161種の野鳥、21種の蝙蝠が記録されており、ヒグマもい
るとのことだったが、小生が見た野鳥はゴジュウカラ、キセキレイとズアオアトリでした。
*

*

*
やがて湖の畔に到着。ここから舟で公園の入口に戻るのだが、舟の順番を待つ観光客が思い思いの場所で休ん
でいる。
*

*
乗船の順番が来て小型の舟に乗り込む。
静寂な森に囲まれた青い湖面を進む舟から、周囲の景観を楽しみながら……。
*

*
プリトヴィツェ湖群国立公園 Plitvi�ka jezera
クロアチアの国立公園の一つで、ボスニア・ヘルツェゴビナ国境に近いプリトヴィツェ湖群市に位置する。
大小16の湖と92の滝がエメラルドグリーンの幻想的な景観を作り出しており、1979年にユネスコの世界遺産に
登録された。
プリトヴィツェ湖群は一般にディナル・アルプス山脈と呼ばれる山地に点在するカルスト地形の一つで山間に広
がるプリトヴィツェ台地に位置し湖群名もこの台地名によっている。
16の湖は、山間から流れ出てくる水が標高 636mから 503mまで、およそ 8kmにわたって南北方向に流れる中で
形成されており、上流の湖群と下流の湖群がある。湖群はおよそ 2km?に渡って広がり一番大きな滝は下流のプ
リトヴィツェ川が流れ込んでできた大滝(78m)で、 湖群の最下流にある湖からコラナ川に流れ出す。
一帯の地質は主にドロマイト(白雲岩)と石灰岩のカルストからなり、このことが際立って特徴的な景観が生ま
れる素因となっている。湖群は、コケ類、藻類、バクテリアなどの光合成が関与して生まれた石灰質堆積物(石
灰華)の自然のダムからできている。
植物片を混じえた堆積物は年々積み重なり、年 1cmの割合で堆積物のダムが高くなっていく。
湖群は紺碧、紺青、灰色など、目を見張るような色合いをもつ。水の色はミネラルや有機物の量、あるいは日照
の角度などによって絶え間なく変化する。
*
かくして2時間半に亘る散策を楽しみ、今日の宿泊地スプリットへと向かう。
走行距離約 260km、約3時間半、午前中からの距離は 445km、合計時間 6時間半とは膝が痛くなる。
途中サービスエリアでトイレ休憩。
下の画像左はサービス・エリア、右は車中から見たスプリットの街。
*

*
宿泊地スプリットのホテルは、港近くの工場地帯の中という不粋な場所とはがっかり。
夕食も粗末な肉料理だった。
*
スプリット SPRIT 面積 : 79.38?、人口 : 178,192人
スプリットはカシテラ湾とスプリット海峡の間にある半島に位置するクロアチア第二の都市です。
温暖な地中海の魅力に包まれたスプリットは、歴史的建造物も多く1979年にはユネスコの世界遺産にも登録さ
れており見所は豊富です。
スプリットは地中海性気候で、暑く乾燥した夏期と温暖で湿潤な冬期に分けられ、ヨーロッパでも有数の日照
時間を誇っています。 スプリットはこの地方の広域交通の中心であり、ザグレブ―スプリットハイウェイに加
え、アドリア海沿岸の主要道路は全てスプリット市内を通過します。
カシテラ空港はクロアチア第三の空港で旅行者も多いです。
*
8.30. ホテル → 9.55. S.A. 10.10. → 11.20. 昼食(フェニックス)12.40. → 13.10. プリトヴィツェ湖畔国立公園
15.45. → 17.05. S.A. 17.25. → 19.10. スプリット・ホテル・ダルミナ 218号室泊
一晩中ベランダの日除けに雨の音がしていたが、明け方になって止んで青空が広がってきた。
部屋からの眺めが素晴らしい。海辺ではキアシセグロカモメ、上空にはアマツバメ類が乱舞している。
朝食はバイキング・スタイル。種類が多いのが何よりだ。
出発までの間,ホテルの付近を散歩する。周囲に響く鳴声の野鳥につられて探してみたが、どうしても
種名が分からなかった。クロウタドリはここでも見られた。
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バスの座席は2番目、新緑に溢れた景観が目に優しく流れて行く。
今日の目的地プリトヴィツェまでは約 185km、約 3時間かかる。
途中サービス・エリアで休憩の後、レストラン『フェニックス』で早めの昼食となる。
下の画像左はサービス・エリア、右の画像はレストラン『フェニックス』の看板。
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スープに生野菜,メインディッシュはマスのグリル、それにアイスクリームという昼食の内容、特にマスの
グリルが美味しかった。
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んだ空気の中カッコウの鳴声が響く。
何か我々の気持を察して喜んでくれて
いるようだ
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今日の唯一の訪問先は、世界遺産に登録されている『プリトヴィツェ湖畔国立公園』。
16の湖があるクロアチアを代表する景勝地で、総面積約 200? の国立公園。
深い森に映えるエメラルドグリーンの湖と、湖と湖を結ぶ滝が最大の見どころという公園のガイドの 説明が
あって入園する。
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標高が最も高い地点で1,280m、最低点で 380mの高低差があるため、ヨーロッパでは珍しいダイナミックな
瀑布があることで知られているとのこと。
数ある滝のうち最も落差が大きいものは、プリトヴィツェ川とコラナ川の合流地点にあるもので、落差は 78m
あるという。
1951年に国立公園に指定され、1979年に世界遺産に登録されたが、90年代に起きたユーゴ内戦の影響で危機
遺産リストに載せられたという過去がある。
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園内に入るとすぐ右手にその最大の滝三本が見えてくる。昨夜来の大雨で水量が増え、迫力満点だ。
落下した滝は左手の川と合流して,さらにその下に滝となって流れ落ち、水煙を盛り上げている。
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この滝口まで遊歩道が造られているとのことだが、水量が増えて冠水している部分があるので、残念ながら今日
のところは通行止めになっているという。
しかしながら公園のガイド嬢は、
「行ける所まで行ってみましょう」と通行禁止の標識を外して坂道を下って行く。
*
エメラルドグリーンの湖と滝を組合わせた景観といえば、アジアでは中国の九賽溝を思い出す。その規模はこの
プリトヴィツェより遥かに広大で車を利用しての見物となるが、ここはエコロジーバスが巡回しているというが、
歩いて見物することが主体になっている。
*
平坦な地点まで降りたが、その先は遊歩道が冠水していて通れないので、元の道へ戻る。元気な若者達は靴を脱
いで遊歩道を歩き大滝を見たり、反対側の遊歩道を利用したりしている。
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元の遊歩道への登りに汗が流れる。遊歩道の両側には野草が多いが、名前不明が残念だ。
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また、この遊歩道から見下ろす湖の移り変わる景観も充分見応えがある。
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森林群落はブナとモミが大部分を占め、321種の蝶、161種の野鳥、21種の蝙蝠が記録されており、ヒグマもい
るとのことだったが、小生が見た野鳥はゴジュウカラ、キセキレイとズアオアトリでした。
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やがて湖の畔に到着。ここから舟で公園の入口に戻るのだが、舟の順番を待つ観光客が思い思いの場所で休ん
でいる。
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乗船の順番が来て小型の舟に乗り込む。
静寂な森に囲まれた青い湖面を進む舟から、周囲の景観を楽しみながら……。
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プリトヴィツェ湖群国立公園 Plitvi�ka jezera
クロアチアの国立公園の一つで、ボスニア・ヘルツェゴビナ国境に近いプリトヴィツェ湖群市に位置する。
大小16の湖と92の滝がエメラルドグリーンの幻想的な景観を作り出しており、1979年にユネスコの世界遺産に
登録された。
プリトヴィツェ湖群は一般にディナル・アルプス山脈と呼ばれる山地に点在するカルスト地形の一つで山間に広
がるプリトヴィツェ台地に位置し湖群名もこの台地名によっている。
16の湖は、山間から流れ出てくる水が標高 636mから 503mまで、およそ 8kmにわたって南北方向に流れる中で
形成されており、上流の湖群と下流の湖群がある。湖群はおよそ 2km?に渡って広がり一番大きな滝は下流のプ
リトヴィツェ川が流れ込んでできた大滝(78m)で、 湖群の最下流にある湖からコラナ川に流れ出す。
一帯の地質は主にドロマイト(白雲岩)と石灰岩のカルストからなり、このことが際立って特徴的な景観が生ま
れる素因となっている。湖群は、コケ類、藻類、バクテリアなどの光合成が関与して生まれた石灰質堆積物(石
灰華)の自然のダムからできている。
植物片を混じえた堆積物は年々積み重なり、年 1cmの割合で堆積物のダムが高くなっていく。
湖群は紺碧、紺青、灰色など、目を見張るような色合いをもつ。水の色はミネラルや有機物の量、あるいは日照
の角度などによって絶え間なく変化する。
*
かくして2時間半に亘る散策を楽しみ、今日の宿泊地スプリットへと向かう。
走行距離約 260km、約3時間半、午前中からの距離は 445km、合計時間 6時間半とは膝が痛くなる。
途中サービスエリアでトイレ休憩。
下の画像左はサービス・エリア、右は車中から見たスプリットの街。
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宿泊地スプリットのホテルは、港近くの工場地帯の中という不粋な場所とはがっかり。
夕食も粗末な肉料理だった。
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スプリット SPRIT 面積 : 79.38?、人口 : 178,192人
スプリットはカシテラ湾とスプリット海峡の間にある半島に位置するクロアチア第二の都市です。
温暖な地中海の魅力に包まれたスプリットは、歴史的建造物も多く1979年にはユネスコの世界遺産にも登録さ
れており見所は豊富です。
スプリットは地中海性気候で、暑く乾燥した夏期と温暖で湿潤な冬期に分けられ、ヨーロッパでも有数の日照
時間を誇っています。 スプリットはこの地方の広域交通の中心であり、ザグレブ―スプリットハイウェイに加
え、アドリア海沿岸の主要道路は全てスプリット市内を通過します。
カシテラ空港はクロアチア第三の空港で旅行者も多いです。
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8.30. ホテル → 9.55. S.A. 10.10. → 11.20. 昼食(フェニックス)12.40. → 13.10. プリトヴィツェ湖畔国立公園
15.45. → 17.05. S.A. 17.25. → 19.10. スプリット・ホテル・ダルミナ 218号室泊