nemo 折々の自然

折に触れて観察した自然などの記録

西オーストラリア花紀行 1

2016-10-14 11:30:04 | 旅行記
平成28年9月17日(土
 かねてから『世界四大花園』の一つ『西オーストラリア』行のためツアー各社を検討した結果、評判の良い
 『シンガポール航空』を利用し、その日のうちに現地に着くという利点から『ユーラシア旅行社』の
 『西オーストラリア周遊とワイルドフラワー観賞の旅』に参加することにしました。
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 シンガポール航空SQ637便に搭乗すると、早速『シャンパンまたはオレンジジュース』のウェルカムドリ
 ンクが運ばれてきました。
 客室乗務員は、男女ともに美形が揃っており、特に女性は民族衣装が彩りを添えていました。
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シンガポール航空
 英スカイトラックス社による航空会社の格付けで、実質最高評価の「ザ・ワールド・ファイブ・スターエアラ
 インズ(The World's 5-Star Airlines)」の認定を得ている。
 シンガポールを代表する大企業の一つで、チャンギ国際空港をハブ空港とするシンガポールの「フラッグキャ
 リア」である。 またアジアのみならず世界でも有数の規模を持つ航空会社でもある。
 シンガポール本国への航空需要はそれほど多くないことから、乗り継ぎ客(特にヨーロッパとオーストラリア
 やニュージーランドを結ぶカンガルールートの利用者)を重視した路線設定を行っている。【Wikipedia】より
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 この日は大型台風16号の影響が心配されていましたが、航路から離れていたため、遠くそれらしき雲の塊を見
 た程度で済みました。
 離陸後の昼食は、先ず〈カナッペ〉として〈チキンと子羊のシンガポール風サテー〉が出されました。
 これは玉ねぎ、きゅうり、ピリ辛ピーナッツが添えられていました。
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 〈前菜〉は〈鴨レバーのテリーヌと鴨のコンフィにメシュラム〉にバルサミコ・ドレッシングが。
 〈メインコース〉は〈ちらし寿司〉、洋風ともでも云おうか、日本で味わったものとは異質な感じ、お腹が一杯で
 ご飯は残すことに。 
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 〈デザート〉は〈抹茶アイス〉、〈フルーツ〉は季節の果物としてブドウ、リンゴ、バナナ、メロンなどから選ぶこ
 とに。
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 その他、パン、チーズなどが用意されていましたが、最後にコーヒーを飲んで大満足でした。
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 その後もあまり揺れることも無く、7時間のフライトでシンガポール空港に到着。
 1時間半ほどの待ち時間でSQ215便パース行きに乗継ぎました。
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シンガポール・チャンギ空港
 シンガポール・チャンギ国際空港は乗り継ぎ客を重視しており、空港を利用者に快適な空間へと作り替えてき
 た開港当時の1981年には着陸料や駐機料などの航空関係収益が約6割を占めていたが、2009年には店舗賃貸や
 営業許可料などの航空関係外収益が5割を超えるようになった。
 この航空関係外収益の増大によって着陸料や駐機料などを下げてきたことが、一大ハブ空港へと成長してきた
 大きな要因にもなっている。                 【 Wikipedia】より
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 乗継ぎ便が離陸すると、折からの日没時間となり,太陽の沈む様子をしばし見られることになる。
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 夕食のサービスが始まる。
 先ず〈カナッペ〉は成田発便と同じく〈シンガポール風サテー〉、後のご馳走のこともあって今回は一本にする。
 〈前菜〉は〈シーフードサラダ〉。
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 〈メインコース〉は〈サケのグリル〉、ミニトマト,ジャガイモ添え、続けて〈にぎり寿司〉、イクラ,カニ,エビ,
 のり巻きなど、これも洋風でそれなりの味でした。
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 〈デザート〉は〈チョコレートケーキ〉、〈フルーツ〉は果物各種で午前便と同じ内容でした。
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 最後に〈チーズ〉と〈紅茶〉のサービスがあって,少し食べ過ぎの夕食となりました。
 その後は『パース』に着くまでの僅かの時間は,室内灯も消されて寝ることになりました。
 目的地『パース』まで約5時間,日付が変わる頃に到着しました。
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パース空港
 パース空港は、パース市内の東約20kmのベルモント(Belmont)に位置する国際空港。
 パース市内より車で20-30分程度で、12社の国際線航空会社、5社の国内線航空会社が運行している。
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 入国検査,荷物を受取り、待ち受けたバスでホテルに着いたのは午前1時を回っていました。
 部屋に入り,取り敢えず明日の支度をしてベットへ……。
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 11.10.成田空港発(SQ637便)→ 17.20.シンガポール空港着 … 18.45.シンガポール空港発(SQ215便)
  → 23.55.パース空港着 24.30.(バス)→ 25.00. クオリティ・ホテル(旧アンバサダー)着 805号室泊
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パース(Perth)面積:6,418 km²、人口:1,834,184 人 (2012年)
 パースは、オーストラリア連邦の西オーストラリア州の州都である。
 人口は同州では最大、オーストラリアでは第4の都市である。また、オセアニア有数の世界都市である。
 街は大変美しく「世界で一番美しい都市」と言われることもある。【 Wikipedia】より
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クオリティ・ホテルQuality Hotel Ambassador Perth
 パース中心業務地区の中心部に位置しております。   
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平成28年9月18日(日)晴後曇
 こちらは早春,朝方は涼しく気分が良い。ただ薄いジャンバーを忘れて来たことが悔やまれる。
 ここで[カササギフエガラス]の飛翔する姿を見る。  【画像は鳥遍路写真館より】
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 朝食はバイキング・スタイル、べーコン,ソーセージ,炒り卵、豆の煮物,目玉焼きや、フルーツ,ジュース
 コーヒー、牛乳・ヨーグルトなどで満足。
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 昨晩、いや日付が変わったばかりに到着したので,出発は9時でしたが,眠気は消えません。
 今日からいよいよ『ワイルド・フラワー観賞の旅』が始まるのだ。
 日曜日とあって、市内の車の往来は少ない。
 時間とともに太陽の当たる方の窓では,カーテンを閉めるほど気温が高くなる。
 添乗員のTさんの現地情報によると,今年の『ワイルド・フラワー』は、この10年間で一番の咲き方で,現地
 の方々も喜んでいるとのこと,何よりの話で期待が大いに膨らむ。
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 さまざまな自然環境に自生する野生の花の総称をワイルドフラワーと呼びます。
 西オーストラリア州は、『ワイルドフラワーの州』(wildflower State)と呼ばれるくらい多種多様な花々で溢
 れています。その種類はなんと1万2000種!そしてその約8割が固有種といわれています。
 広大な大地に咲き乱れる花々は7月上旬に北から咲き始め、次第に南下し、12月中旬まで約5カ月間楽しめます                                  【西オーストラリア州HPより】
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 今日から『ワイルドフラワー街道』(正式名称は、マラワ ウービン・ロード)を北上し,目星い花のある場所
 でバスを停めて観賞することになる。
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 西オーストラリア州内には11のワイルドフラワー・トレイル(花街道)があり、場所によって気候帯が異なる
 ため、トレイルごとに違う花が咲き、それぞれに特徴があって楽しみは尽きません。
 北のコールシーム国立公園エリアでは、エバーラスティングが大地を覆う花の絨毯が出現します。
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ワイルドフラワー街道(マラワ〜ウービン・ロード Mullewa〜Wubin Road)
 パースの北に位置するウービンからマラワに至るルートで、最もワイルドフラワーが多い道として知られてい
 ます。
 ピンク、黄色、白のエバーラスティングなどが、大地を染めるように群生しているのが特徴です。
 フェザー・フラワー、リース・フラワー、ブラック・カンガルー・ポーなど珍しい花も。
 ロードサイドに咲き誇る花は、美しさだけなく、種類の多さでも際立っています。
                           【西オーストラリア州HPより】
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 バスが1時間ほど走ると車窓左手に湖が見え,その中ほどにオーストラリアの国鳥といわれる[コクチョウ]
 と[カモ類]がいるのが見えましたが,カモの種類は分かりませんでした。
 続いて道路脇にある水路からは[オーストラリアトキ]3羽が飛び立つのを見ることができました。
                               [画像は鳥遍路写真館などより]
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 ドライバーのMr.アンドリューのお勧めの場所で道端写真ストップの第1回では、ゴールデンギアナフラワーや
 ネイテブウィステリア(下図左端)、オキザリス(右端)などを中心に花の観賞。
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 ケープウィード(黄・左端)ほか。
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 トイレ休憩で立寄った『ビンドン・Bindoon』は、アポリジニへの宣教のため、スペイン牧師が建てた
 という教会が残っている。煉瓦造りのそれは、その場所に相応しくないような立派な建物でした。
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 2回目の道端写真ストップでは、グレンシア、グラスツリー(Mr.アンドリューが持つ左の画像)、
 ブルーレシュノルティア(下右の画像)、スパイダー・オーキッド(右端)などを見ました。
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 3回目の道端写真ストップ。進行左手に広大なキャノーラ畑(セイヨウアブラナ)が展開している。
 人為的な花だが、その広大さに見惚れる。
 ここではホンキーナッツ,ブラットツリー(アボリジニの薬)、アウチブッシュなど。
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 ニューノルシア(New Norcia)の町でトイレ休憩。
 ニュー・ノルシアの町は1846年にアボリジニを改宗させる目的でスペインのベネディクト会修道院に
 よって設立されたので、町にある建物は90%が宗教関連の施設です。
 右の画像はその途中で見たカウズリップス・オーキッドとブルースカイ・オーキッドです。
 この周辺にある林では,青色の[インコ]の飛翔する姿を見ました。
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 バスはここから直角に右折して内陸部に入り,ワンガンヒルズ(Wongan Hills)に着き,ここでランチ
 ボックスによる昼食となりました。
 町の中程にある公園のベンチで、折り詰めの稲荷鮨,唐揚げ、玉子焼、キャベツサラダを戴きました。
 風が強く,日陰にいると寒さを感じるほどでした。
 日曜日とあってか人影も少なく,所々に小さな花をつけた桜の樹が目に付きました。ここは春なのだ。
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 食後、公園内の花、キャッツポー(左2)、エバーラスティング(右2),ワトルなどが見られました。
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 午後は10分ほどで『クリスマス・ロック・ウォーク』に到着。
 ここの藪の中に咲く花々を求めて1時間ほどの散策となりました。
 Tさんの案内で次々に目立つ花々を賞でながら歩きましたが,1時間のウォークでは未だ脚力が伴わず,
 途中で引き返すことに。
 皆さんの帰るのを待つ間,ここでも風が強く,寒さを感じるようになりました。
 ここで出会った花は,ビタークアンドン(赤い実)、ワトリーブッシュ、フリングドワックスフラワ
 ー、コモンファイアーブッシュ、オーバルリーブドマイクロコリス、など。
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 下の画像3番目が『ウエルズ・ダンビエラ』、4番目が『ピンク・ポーカーズ』です。
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 下図左は『クリスマス・ロック・トレイル』の案内図,続いて『ドンキーオーキッド』と『フリンジド・
 リリー』です。
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 トイレ休憩のため再び『ワンゴン』の町へ戻り,今日の宿へとバスを進める。
 車窓から外を眺めていると,時折野鳥の姿が見られましたが,種類の判定は難しい。
 分かり易かったのは,[ツチスドリ]と[オーストラリア セイタカシギ]でした。
                     【画像は鳥遍路写真館より】
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 途中,Mr.アンドリューの勧める『レイノルドソン・リザーブ・トレイル』へ立寄ることになる。
 このトレイルでも総てを歩くことが出来ず,途中から引き返し駐車場付近で待つことになる。
 それにしても,今日だけで数多くの花々を観ることができましたが,とても全部の花の名前は覚えら
 れません。
 Tさんがリストした花は、ヘザーフラワー,ゴールデンマイリヲセプハルス、プリッキイ・ツースブラシュ
 などでした。
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 左端は『フリージア』、右から2番目の画像は『ピンク・フェザーフラワー』、
 右端は『ゴールデン・ロングヘッド』。
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 左端は、ゴールデン・ロングヘッドのアップです。
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 午後から急速に雲が広がり出し,風も強いので寒さが一段と厳しくなる。
 今日の宿泊はダリワリヌ(Dalwallinu)にある『ウィートランド・モーテル』
 ワイルドフラワー街道の途中にホテルは少なく,このダリワリヌではモーテルのみとのこと。
 我々の部屋はTさんの配慮で1階となったが,煉瓦造りの部屋は広く,暖房が効かないので寒い。
 浴槽は無くシャワーのみ,夕食までの時間が無くそのままレストランへ。
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 始めにパン少々とイカのリング揚げが出されたが,その後は間が空いてバイキング・スタイルとなる。
 茹で過ぎのインゲン,人参,ジャガイモにメインは牛肉の煮物,これには全く食欲を無くし、ビールのお代
 わりに赤ワインを飲みながら,メイン料理を少しばかりお腹に入れ、デザートを食べて終わる。
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 9.00.ホテル発 → 10.15. ビンドンヒル(トイレ休憩) 10.30. → 10.35. 道端ストップ 10.45. →
 10.50. 道端ストップ 11.10. → 11.15. 道端ストップ 11.25. → 11.45. ニューノルシア(トイレ休憩)12.00.
 → 12.35. ワンゴンヒルズ(昼食)13.50. → 14.00. クリスマス・ロング・ウォーク 15.10. →
 15.15. ワンゴンヒルズ(トイレ休憩)15.30. → 15.45. レイノルドソン・リザーブ・トレイル 16.15. →
 16.55. ダルワリヌ(ウィーランド・モーテル)泊  3号室
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