平成28年9月21日(水)快晴 (走行距離 430km)
今朝も快晴、部屋付近に[ギンカモメ]が数羽動き回っています。
日の出に間に合いませんでしたが,とりあえず海岸へ出てカメラに収めました。
*

*

*
朝食はホテル・レストランでバイキング・スタイル。内容は定番料理。
*
7時45分からの『イルカの餌付けショー』のため海岸へ行くと,既に多くの観光客が待っていました。
*

*
やがてガイドが来て,餌付けのことなど説明を始めましたが,肝心のイルカは遠くに姿を見せているものの、
中々海岸へは近寄って来ません。
そのガイドを乗せた船がイルカを呼び寄せるためか、イルカの出没している付近を航行していますが、思うよう
にはならないようです。
*

*
時間が経つにつれ、イルカの餌付け見物を断念した方々が帰り始めました。
桟橋で小生の隣にいた方が,ウミガメを見たと云ってスマホの映像を見せてくれました。
これは迂闊でした。イルカばかりに気をとられ,目の下にいるウミガメには気が付きませんでした。
*
モンキー・マイア Monkey Mia(世界遺産シャークベイ)
シャークベイに突き出した半島に位置し、野生のイルカに餌付けできることでも有名な人気の観光スポット。
ドルフィンリゾート前の砂浜には、野生のバンドウイルカが毎日遊びにやってきます。
レンジャーの指示のもと、観光客も直接イルカにエサを与えることができます。
【西オーストラリア観光局HP】
*
やがて9時の『ジュゴン・クルーズ』の出発時間となり,クルーズ船に乗り込みました。
乗船したのは我々グループの15人ほどでした。
出航前の船長の説明では,イルカの他ジュゴン、タートル,クジラ,それにシャークなどが見られるとのこと
で、大いに期待することになりました。
出航して間もなく,早速3頭のイルカが船の周囲を泳ぎ回り始めたので,我々も船首でその姿を追うことになり
ました。
その後も次々にイルカが出て来ましたが、どうもカメラに収めるタイミングが難しく、良い画像が撮れませんで
した。
*

*
イルカを楽しんだ後,ジュゴンの生息するという場所へ移動しましたが,なかなか姿を見せてくれません。
その先にバンドウイルカが2頭現われると,その奥には[コシグロペリカン]や[ギンカモメ]、[ウミウ]
などの群れがいて、盛んに潜水を繰り返しています。どうやら海中に魚群がいるようです。
頭上では3羽の[オーストラリア・ミヤコドリ]が飛翔する姿を見せてくれました。
これらが『ジュゴン』の代役を務めてくれたのかも知れません。
*

*
結局、目玉の『ジュゴン』が見られず,空しい気持で桟橋に戻りましたが、船長の話では海水温が低いので出
なかったとのことでした。
今日の海水温は16℃、通常ジュゴンは17℃ から18℃ の温度を好むようで、今日の海水温は冷たかったので
しょうか ?
その他のクジラやシャークも姿を見せてくれず、残念なクルーズとなりました。
*
世界一のジュゴン生息国
人魚のモデルにもなったというジュゴン。オーストラリアでは昔から海浜に済むアボリジニたちが食料として
ジュゴンを獲っていました。
つまり、ジュゴンは決して珍しい動物ではなかったということです。
現在では国際保護動物に指定されています。
このモンキー マイアがあるシャークベイ海域では、一海域で棲むジュゴンの数が世界で最も多い場所で、実に
一万頭余りがいると云われています。 【ツアー資料】より
*
上陸して分かったことは,9時10分から35分ころまで『イルカ』が海岸に来ていたとのことでした。
我々には、今日はツイていない日だったようです。
【参考】オーストラリア政府観光局 H.P.の写真
*

*
なおこの海岸で[アカエリシロチドリ]や[ミナミクロヒメウ]が見られた他、海上での[オーストラリア
ミヤコドリ]、[マミジロウ]の画像を載せることにします。 *画像は『鳥遍路写真館』より。
*

*
10時30分モンキーマイアを出発。
*

*
今日の昼食は,バスで30分ほどの海岸通にある『Old Pearler』で、早めに摂ることになりました。
前菜,チキンフライ,デザートにアイスクリームとチーズケーキ、紅茶でした。昨日の昼食とは大違い !
*

*
レストラン前の通りを挟んだ綺麗なビーチでは、幼児を連れた家族が,水浴びをしていましたが、
一番下の女の子が特に可愛らしく、皆さんのカメラが集中していました。
*

*
午後からはパースへと南下をすることになり、今日の宿泊地、ジェラルトンへの長距離移動となりました。
そろそろ長旅に疲れが出始めたか,大半の方はお休みになっています。
*
最初のトイレ休憩所の目の前には、地下から水を汲み上げる風車がクルクル回っていました。
また、大きな鳥小屋があり,そこにはインコ類が10羽ほど入れられていましたが,目立ったのは[オカメイン
コ]でした。
オカメインコは名前に「インコ」とありますが、インコではなくオウム目オウム科に属する小型のオウムとのこ
とでした。
*

*
次いで30分ほど走ってガソリン補給とトイレ休憩を兼ねて止まったのは,昨日と同じ『ビラボン・ロードハウ
ス』Billabong Roadhouse でした。(画像は上右)
*
さらに走り続け3回目のトイレ休憩は『ノーザンプトン』Northamptonでした。
ここの広場では、アボリジニの子供たちがラグビーをして遊んでいました。
また、ここでも『モモイロインコ』が姿をみせてくれました。
*
そして夕日が沈む少し前に,『ジェラルトン』Geraldton のヨットハーバーに面した雰囲気の良い
『Skeeta's』で夕食となりました。
折から夕日が差し込み,小生の座席ではまともに光を受けて眩しいので,テーブルから離れて座っていると,
ウェイトレスがサングラスを持つて来てくれました。これには感謝 !
*

*
このレストランは新鮮なシーフードが目玉で,先ず出て来たのは『イカのリング揚げ』、長いバスの旅ですっか
り渇いた喉に生ビールを流し込みながら、美味しく頂きました。
次いで『海鮮シチュー』、『メレンゲデザート』そして『紅茶』と満足の夕食でした。
*

*

*
そこから20分ほどで宿泊先の『イビス スタイルズ ジェラルトン』Ibis Styles Geralton に到着。
今晩も空には南十字星が……。
部屋はベットが3、台所付きと昨日と同じ内容の部屋でした。
*
7.50. イルカの餌付けショー 9.00. ジュゴンクルーズ 10.10. … 10.30. モンキー・マイア → 11.00. 昼食
(オールド レストラン)12.25. → 13.50. トイレ休憩 14.05. → 14.40. トイレ休憩(ビラボング)14.50. →
16.45. トイレ休憩(ノーザンプトン)17.05. → 17.50. 夕食(スキータス)19.20. →
19.40. イビス スタイルズ ジェラルトン 泊 13号室
*
イビス スタイルズ ジェラルトンibis Styles Geraldton
市内中心部のはずれに位置し、バタビア海岸の美しい白砂のビーチからわずか100mのロケーションです。
8月~12月まで、有名な「野生の花のじゅうたん」の景色を楽しめます。 【ホテルH.P】
*
ジェラルトン Geraldton
オーストラリア・西オーストラリア州の港湾都市。中西部地域に属し、州都パースから北に約 420kmの
距離にある。人口は約35,000人で、州第5位。
17世紀から18世紀、約60km沖合のアブロホス諸島はしばしば船の遭難箇所として航海者に知られていた。
初めてこの周辺の土地を探検したのは、イギリス軍人ジョージ・グレイであり、1839年のことであった。
そのおよそ10年後、オーストラリア人探検家オーガスタス・グレゴリーがこの地を踏査し、マーチソン川沿
いに鉛の鉱脈を発見した。
1850年、鉛をはじめとした鉱物資源を積み出す港として町と港湾が建設され、当時の西オーストラリア州
総督チャールズ・フィッツジェラルドにちなみジェラルトンと名付けられた。
【西オーストラリア観光局HP】
*
平成28年9月22日(木)晴後曇、俄雨 (走行距離 420km )
今日は出発時間が早いので,4時半に起床。朝露の光る朝,冷え込んで寒い。
朝食のため外へ出ると,鳥たちの囀りが響いています。
画像は,泊まった部屋の脇に植えられていた、ボトルブラシの樹などです。
*

*
朝食は定番,炒り卵,ソーセージ,煮豆,炒飯、フルーツ,オレンジジュース,牛乳、コーヒーに食パンで満足
*
今日の出発は7時半と早め。晴れてはいるが雲が多いので、これからどうなるか気掛りです。
ジェラルトンからバースへは『ブランド・ハイウエイ』、インド洋沿岸の通称オーシャン・ロードを南下する。
車窓右手は青い海,白い浜,ツツジのような植木の坊主頭に白い花が咲いている風景が続く。
このような景観が長時間続いていると,いささか飽きてきます。
時折、道路沿いに咲く黄色の花が続く。これも長いと見飽きてくる。もう少し色の変化が欲しいのは贅沢な
願いなのでしょうか ?
*
バスのガソリン補給に合わせて,トイレ休憩。ここでは陽光が眩しい。
そこに樹齢300年以上と思われるユーカリの樹がありました。根元から直ぐに4本の幹が出ています。
その樹の中程に頭が黒、胸が汚白色のハトくらいの大きさの鳥が止まりましたが、残念ながら種類は不明。
画像は、ロード・ショップの外観と店舗内の様子です。
*

*
その周囲で見たワールド・フラワーは、ミルクメイツ(白・右端)ユリ科、ブルカルディア属、他です。
*

*
ホテルから1時間半ほどで約 2,000種類ものワイルド・フラワーが見られると云う『ウェスタン・フローラ』
に到着。
入口でガイドのサンドラさんがお出迎え。
早速,広大な園内に入りましたが,猛烈な小バエの数に悩まされながらの見学に、いささか集中力に欠けること
になりました。
*

*
小さな花々や所々にある樹木の解説がありましたが、ここでは期待していた広大な土地を覆うばかりの花園が
見られなかったのは残念でした。
*
ここでTさんがリストしてくれた花々は次のとおり。
ブディコディア、ナチュラルピアー,フリップトダメイン,ゴールデンバターキャップ、カシュレイナ,
トリアナ,ティーツリー,フェザーフラワーなど。
*
ゴールデンロングヘッド(黄・左),ボトルブラシ(赤・左 2),スモークブッシュ(白・右 2),
フリンジドリリー(紫・右)。
*

*
キャッツポー(橙・左)、など。
*

*
ゴールデンロングヘッド(黄・左),メラルーカ(ピンク・左 2)、など。
*

*
トリガープラント(白・左)、エイコーンパンクシア(黄・左 2)、など。
*

*
ダンピエラ(紫・左)、カウスリップオーキッド(黄・右 2),など。
*

*
最後に視聴室で顕微鏡を使って『トリガープラント』、『スモークブッシュ』、『ジェラルトンワックス』、
などを観察しました。
*
敷地内にはカンガルーの餌場があり、ここへよく遊びに来るとのことでしたが,今日は残念ながら会うことは
できませんでした。
*
ウェスタン・フローラから1時間半ほどで『レシュール・国立公園』 Lesueur National Park に到着。
傾斜地に付けられた道路から外れて、土が靴に着かないよう注意しながらの花の観察です。
ここでも広大な大地を彩る単一種類の花園は無く,小さな花々を探しての散策となりました。
*
レシュール国立公園 Lesueur National Park
約900種類の植物が自生する保護地域で、ジュリアンベイの東に広がっている国立公園です。
この一帯にしかないレシュール・サザンクロスのほか、ロードサイドに咲く赤紫のハケアや野生のランなど、
気に入った場所に寄り道しながらのドライブが楽しいエリアです。 【西オーストラリア観光局HP】
*

*
Tさんの記録では,シルキーリーブド・ブラッドフラワー(赤)、スナイピー・シナフィア(黄)、
ブロールーブド・スワイル(青)など。
*
ジェラルトン・ワックス(赤・左),ブート・リーブド・ダビージア(橙・左 2)、
マット・コットンヘッド(星形・黄・右 2)、ほか。
*

*
レシュア・サウザンクロス(緑・ピンク)、ピンクッション・コーンフラワー(ピンク)、ほか。
*

*
ミルクメイツ(白・左)、チティック(橙)、ほか。
*

*

*
花のような『蛾』(右端)がいるのを見付けました。
*

*
これで今日のワイルド・フラワーの見物は終わり、昼食場所へ行く頃から雲が多くなり,なにやら雨模様に
なってきました。午後に予定のピナクルズの見学が問題になりそうです。
その途中,左車窓に『カンガルー』が2頭、同じ方向に走っているのが見られました。
*
昼食は『セルバンテス・ピナクルズ・レストラン』Cervantis Pinnacles Restran で。
同席のHさんが注文された瓶ビールのレーベルに『エミュー』の絵があり,そのレーベルが欲しくなり,
小生も注文。早速レーベルを剥がしました。ビールの味はどうだったのでしょうか ?
食事は,生野菜の前菜,メインはバーベキュープレート 、それに紅茶でした。
また、レストランの周辺には、ケープウィード(黄・右)の花が沢山みられました。
*

*

*
雨は『ナンバン国立公園』内にある『ピナクルズ』に到着する頃には小降りになってきました。
駐車場から展望台までは10分ほどということで、レインウエアを着て歩くことにしました。
舗装された道を進むと,小さなピナクルが顔を出すようになりました。
展望台に着くと,茶色の台地に林立するピナクルは、まさに奇観、ここまで来られて良かった。
*

*
ここで2度目の集合写真を撮り、その後は自由時間となりました。
緩い坂を下り,車の通る道を渡って,正面に見えたピナクル群の入口へ入ることにしました。
その奥には数多くの形のピナクルがあり,その近くへと誘い込まれるようです。しかし帰りのことを思うと
あまり遠くまで行くことも出来ず、何枚かカメラに収めて引き上げることにしました。
*


*

*
それでも当初心配していたほど歩かずに見られたことで,ほぼ満足することができました。
*
『ナンバン国立公園』は、ワイルド・フラワーでも有名な場所とのこと、Tさんが
イエロー・テイ ルフラワー(黄・左)や、クレマチス(白・右)を見付けてくれました。
*

*
ナンバン国立公園 Nambung National Park
原生林が風化した後の石灰層により、奇岩が林立するように見えるピナクルズ The Pinnaclesがある。
“荒野の墓標”と呼ばれる奇岩群。ブランド・ハイウェイの途中にあり、人気の観光スポットになっています。
太古の昔に,海浜に根を張った原生林の名残で,大地の風化により石灰層だけが残つたもの。
ピナクルズとは「尖塔」という意味です。
大きなもので4mもの高さを持つ数千本ものピナクルズが,黄色い砂の上に聳えたっています。
遠くにはインド洋も眺めることができました。 【ツアー資料】
*
バスは30分ほど走ってMr.アンドリューが、グラスツリー(緑)が沢山ある場所でカメラ・ストップしてくれま
した。
グラスツリーは、100年で30cm 、1年で3mm 成長するとのこと,目の前にあるグラスツリーは、約 500年 〜
800年という計算になるようです。
*

*
その後トイレ休憩で『モーレ・リバー』Moore River へ。
ここは河口付近の景勝地とあって、瀟洒な住宅が建ち並んでいました。
その河口では、[マミジロカルガモ]が飛び立ち,[コシグロペリカン]や[ミナミクロヒメウ]、
[ギンカモメ]などが見られました。
*

*

【上段と下段左の画像は遍路写真館より】
*
これで今日の観光は終わり,一路初日の『パース』へ戻ることになりました。
雨は降ったり止んだりしていましたが,夕刻近く巨大な虹が地上部分のみ見えるという、これまた奇観を眺める
ことができました。
*
バスは7時前に『クオリティ・ホテル』Quality Hotel Ambaasador Perth に到着。
夕食はホテルレストランで。
前菜は生野菜,メインは鮭のグリル,デザートはアイスクリーム,そして紅茶,飲物はワイン。
*

*
部屋に戻り,久し振りの浴槽に浸かりました。
*
7.30. ホテル発 → 8.15. トイレ休憩 8.30. → 9.10. ウエスタン・フローラ 10.15. → 11.40. レシュール国立公園
12.35. → 13.20. セルバンテス・ピナクルズ・ホテルレストラン 14.20. → 14.40. ナンバン国立公園・ピナクルズ
15.40. → 16.05. グラスツリー 16.15. → 17.05. トイレ休憩(モーレ・リバー)17.20. →
18.40. クオリティ・ホテル 泊 312号室
今朝も快晴、部屋付近に[ギンカモメ]が数羽動き回っています。
日の出に間に合いませんでしたが,とりあえず海岸へ出てカメラに収めました。
*


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朝食はホテル・レストランでバイキング・スタイル。内容は定番料理。
*
7時45分からの『イルカの餌付けショー』のため海岸へ行くと,既に多くの観光客が待っていました。
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やがてガイドが来て,餌付けのことなど説明を始めましたが,肝心のイルカは遠くに姿を見せているものの、
中々海岸へは近寄って来ません。
そのガイドを乗せた船がイルカを呼び寄せるためか、イルカの出没している付近を航行していますが、思うよう
にはならないようです。
*


*
時間が経つにつれ、イルカの餌付け見物を断念した方々が帰り始めました。
桟橋で小生の隣にいた方が,ウミガメを見たと云ってスマホの映像を見せてくれました。
これは迂闊でした。イルカばかりに気をとられ,目の下にいるウミガメには気が付きませんでした。
*
モンキー・マイア Monkey Mia(世界遺産シャークベイ)
シャークベイに突き出した半島に位置し、野生のイルカに餌付けできることでも有名な人気の観光スポット。
ドルフィンリゾート前の砂浜には、野生のバンドウイルカが毎日遊びにやってきます。
レンジャーの指示のもと、観光客も直接イルカにエサを与えることができます。
【西オーストラリア観光局HP】
*
やがて9時の『ジュゴン・クルーズ』の出発時間となり,クルーズ船に乗り込みました。
乗船したのは我々グループの15人ほどでした。
出航前の船長の説明では,イルカの他ジュゴン、タートル,クジラ,それにシャークなどが見られるとのこと
で、大いに期待することになりました。
出航して間もなく,早速3頭のイルカが船の周囲を泳ぎ回り始めたので,我々も船首でその姿を追うことになり
ました。
その後も次々にイルカが出て来ましたが、どうもカメラに収めるタイミングが難しく、良い画像が撮れませんで
した。
*


*
イルカを楽しんだ後,ジュゴンの生息するという場所へ移動しましたが,なかなか姿を見せてくれません。
その先にバンドウイルカが2頭現われると,その奥には[コシグロペリカン]や[ギンカモメ]、[ウミウ]
などの群れがいて、盛んに潜水を繰り返しています。どうやら海中に魚群がいるようです。
頭上では3羽の[オーストラリア・ミヤコドリ]が飛翔する姿を見せてくれました。
これらが『ジュゴン』の代役を務めてくれたのかも知れません。
*


*
結局、目玉の『ジュゴン』が見られず,空しい気持で桟橋に戻りましたが、船長の話では海水温が低いので出
なかったとのことでした。
今日の海水温は16℃、通常ジュゴンは17℃ から18℃ の温度を好むようで、今日の海水温は冷たかったので
しょうか ?
その他のクジラやシャークも姿を見せてくれず、残念なクルーズとなりました。
*
世界一のジュゴン生息国
人魚のモデルにもなったというジュゴン。オーストラリアでは昔から海浜に済むアボリジニたちが食料として
ジュゴンを獲っていました。
つまり、ジュゴンは決して珍しい動物ではなかったということです。
現在では国際保護動物に指定されています。
このモンキー マイアがあるシャークベイ海域では、一海域で棲むジュゴンの数が世界で最も多い場所で、実に
一万頭余りがいると云われています。 【ツアー資料】より
*
上陸して分かったことは,9時10分から35分ころまで『イルカ』が海岸に来ていたとのことでした。
我々には、今日はツイていない日だったようです。
【参考】オーストラリア政府観光局 H.P.の写真
*

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なおこの海岸で[アカエリシロチドリ]や[ミナミクロヒメウ]が見られた他、海上での[オーストラリア
ミヤコドリ]、[マミジロウ]の画像を載せることにします。 *画像は『鳥遍路写真館』より。
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10時30分モンキーマイアを出発。
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今日の昼食は,バスで30分ほどの海岸通にある『Old Pearler』で、早めに摂ることになりました。
前菜,チキンフライ,デザートにアイスクリームとチーズケーキ、紅茶でした。昨日の昼食とは大違い !
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レストラン前の通りを挟んだ綺麗なビーチでは、幼児を連れた家族が,水浴びをしていましたが、
一番下の女の子が特に可愛らしく、皆さんのカメラが集中していました。
*


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午後からはパースへと南下をすることになり、今日の宿泊地、ジェラルトンへの長距離移動となりました。
そろそろ長旅に疲れが出始めたか,大半の方はお休みになっています。
*
最初のトイレ休憩所の目の前には、地下から水を汲み上げる風車がクルクル回っていました。
また、大きな鳥小屋があり,そこにはインコ類が10羽ほど入れられていましたが,目立ったのは[オカメイン
コ]でした。
オカメインコは名前に「インコ」とありますが、インコではなくオウム目オウム科に属する小型のオウムとのこ
とでした。
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次いで30分ほど走ってガソリン補給とトイレ休憩を兼ねて止まったのは,昨日と同じ『ビラボン・ロードハウ
ス』Billabong Roadhouse でした。(画像は上右)
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さらに走り続け3回目のトイレ休憩は『ノーザンプトン』Northamptonでした。
ここの広場では、アボリジニの子供たちがラグビーをして遊んでいました。
また、ここでも『モモイロインコ』が姿をみせてくれました。
*
そして夕日が沈む少し前に,『ジェラルトン』Geraldton のヨットハーバーに面した雰囲気の良い
『Skeeta's』で夕食となりました。
折から夕日が差し込み,小生の座席ではまともに光を受けて眩しいので,テーブルから離れて座っていると,
ウェイトレスがサングラスを持つて来てくれました。これには感謝 !
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このレストランは新鮮なシーフードが目玉で,先ず出て来たのは『イカのリング揚げ』、長いバスの旅ですっか
り渇いた喉に生ビールを流し込みながら、美味しく頂きました。
次いで『海鮮シチュー』、『メレンゲデザート』そして『紅茶』と満足の夕食でした。
*


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そこから20分ほどで宿泊先の『イビス スタイルズ ジェラルトン』Ibis Styles Geralton に到着。
今晩も空には南十字星が……。
部屋はベットが3、台所付きと昨日と同じ内容の部屋でした。
*
7.50. イルカの餌付けショー 9.00. ジュゴンクルーズ 10.10. … 10.30. モンキー・マイア → 11.00. 昼食
(オールド レストラン)12.25. → 13.50. トイレ休憩 14.05. → 14.40. トイレ休憩(ビラボング)14.50. →
16.45. トイレ休憩(ノーザンプトン)17.05. → 17.50. 夕食(スキータス)19.20. →
19.40. イビス スタイルズ ジェラルトン 泊 13号室
*
イビス スタイルズ ジェラルトンibis Styles Geraldton
市内中心部のはずれに位置し、バタビア海岸の美しい白砂のビーチからわずか100mのロケーションです。
8月~12月まで、有名な「野生の花のじゅうたん」の景色を楽しめます。 【ホテルH.P】
*
ジェラルトン Geraldton
オーストラリア・西オーストラリア州の港湾都市。中西部地域に属し、州都パースから北に約 420kmの
距離にある。人口は約35,000人で、州第5位。
17世紀から18世紀、約60km沖合のアブロホス諸島はしばしば船の遭難箇所として航海者に知られていた。
初めてこの周辺の土地を探検したのは、イギリス軍人ジョージ・グレイであり、1839年のことであった。
そのおよそ10年後、オーストラリア人探検家オーガスタス・グレゴリーがこの地を踏査し、マーチソン川沿
いに鉛の鉱脈を発見した。
1850年、鉛をはじめとした鉱物資源を積み出す港として町と港湾が建設され、当時の西オーストラリア州
総督チャールズ・フィッツジェラルドにちなみジェラルトンと名付けられた。
【西オーストラリア観光局HP】
*
平成28年9月22日(木)晴後曇、俄雨 (走行距離 420km )
今日は出発時間が早いので,4時半に起床。朝露の光る朝,冷え込んで寒い。
朝食のため外へ出ると,鳥たちの囀りが響いています。
画像は,泊まった部屋の脇に植えられていた、ボトルブラシの樹などです。
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朝食は定番,炒り卵,ソーセージ,煮豆,炒飯、フルーツ,オレンジジュース,牛乳、コーヒーに食パンで満足
*
今日の出発は7時半と早め。晴れてはいるが雲が多いので、これからどうなるか気掛りです。
ジェラルトンからバースへは『ブランド・ハイウエイ』、インド洋沿岸の通称オーシャン・ロードを南下する。
車窓右手は青い海,白い浜,ツツジのような植木の坊主頭に白い花が咲いている風景が続く。
このような景観が長時間続いていると,いささか飽きてきます。
時折、道路沿いに咲く黄色の花が続く。これも長いと見飽きてくる。もう少し色の変化が欲しいのは贅沢な
願いなのでしょうか ?
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バスのガソリン補給に合わせて,トイレ休憩。ここでは陽光が眩しい。
そこに樹齢300年以上と思われるユーカリの樹がありました。根元から直ぐに4本の幹が出ています。
その樹の中程に頭が黒、胸が汚白色のハトくらいの大きさの鳥が止まりましたが、残念ながら種類は不明。
画像は、ロード・ショップの外観と店舗内の様子です。
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その周囲で見たワールド・フラワーは、ミルクメイツ(白・右端)ユリ科、ブルカルディア属、他です。
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ホテルから1時間半ほどで約 2,000種類ものワイルド・フラワーが見られると云う『ウェスタン・フローラ』
に到着。
入口でガイドのサンドラさんがお出迎え。
早速,広大な園内に入りましたが,猛烈な小バエの数に悩まされながらの見学に、いささか集中力に欠けること
になりました。
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小さな花々や所々にある樹木の解説がありましたが、ここでは期待していた広大な土地を覆うばかりの花園が
見られなかったのは残念でした。
*
ここでTさんがリストしてくれた花々は次のとおり。
ブディコディア、ナチュラルピアー,フリップトダメイン,ゴールデンバターキャップ、カシュレイナ,
トリアナ,ティーツリー,フェザーフラワーなど。
*
ゴールデンロングヘッド(黄・左),ボトルブラシ(赤・左 2),スモークブッシュ(白・右 2),
フリンジドリリー(紫・右)。
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キャッツポー(橙・左)、など。
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ゴールデンロングヘッド(黄・左),メラルーカ(ピンク・左 2)、など。
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トリガープラント(白・左)、エイコーンパンクシア(黄・左 2)、など。
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ダンピエラ(紫・左)、カウスリップオーキッド(黄・右 2),など。
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最後に視聴室で顕微鏡を使って『トリガープラント』、『スモークブッシュ』、『ジェラルトンワックス』、
などを観察しました。
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敷地内にはカンガルーの餌場があり、ここへよく遊びに来るとのことでしたが,今日は残念ながら会うことは
できませんでした。
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ウェスタン・フローラから1時間半ほどで『レシュール・国立公園』 Lesueur National Park に到着。
傾斜地に付けられた道路から外れて、土が靴に着かないよう注意しながらの花の観察です。
ここでも広大な大地を彩る単一種類の花園は無く,小さな花々を探しての散策となりました。
*
レシュール国立公園 Lesueur National Park
約900種類の植物が自生する保護地域で、ジュリアンベイの東に広がっている国立公園です。
この一帯にしかないレシュール・サザンクロスのほか、ロードサイドに咲く赤紫のハケアや野生のランなど、
気に入った場所に寄り道しながらのドライブが楽しいエリアです。 【西オーストラリア観光局HP】
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Tさんの記録では,シルキーリーブド・ブラッドフラワー(赤)、スナイピー・シナフィア(黄)、
ブロールーブド・スワイル(青)など。
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ジェラルトン・ワックス(赤・左),ブート・リーブド・ダビージア(橙・左 2)、
マット・コットンヘッド(星形・黄・右 2)、ほか。
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レシュア・サウザンクロス(緑・ピンク)、ピンクッション・コーンフラワー(ピンク)、ほか。
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ミルクメイツ(白・左)、チティック(橙)、ほか。
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花のような『蛾』(右端)がいるのを見付けました。
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これで今日のワイルド・フラワーの見物は終わり、昼食場所へ行く頃から雲が多くなり,なにやら雨模様に
なってきました。午後に予定のピナクルズの見学が問題になりそうです。
その途中,左車窓に『カンガルー』が2頭、同じ方向に走っているのが見られました。
*
昼食は『セルバンテス・ピナクルズ・レストラン』Cervantis Pinnacles Restran で。
同席のHさんが注文された瓶ビールのレーベルに『エミュー』の絵があり,そのレーベルが欲しくなり,
小生も注文。早速レーベルを剥がしました。ビールの味はどうだったのでしょうか ?
食事は,生野菜の前菜,メインはバーベキュープレート 、それに紅茶でした。
また、レストランの周辺には、ケープウィード(黄・右)の花が沢山みられました。
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雨は『ナンバン国立公園』内にある『ピナクルズ』に到着する頃には小降りになってきました。
駐車場から展望台までは10分ほどということで、レインウエアを着て歩くことにしました。
舗装された道を進むと,小さなピナクルが顔を出すようになりました。
展望台に着くと,茶色の台地に林立するピナクルは、まさに奇観、ここまで来られて良かった。
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ここで2度目の集合写真を撮り、その後は自由時間となりました。
緩い坂を下り,車の通る道を渡って,正面に見えたピナクル群の入口へ入ることにしました。
その奥には数多くの形のピナクルがあり,その近くへと誘い込まれるようです。しかし帰りのことを思うと
あまり遠くまで行くことも出来ず、何枚かカメラに収めて引き上げることにしました。
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それでも当初心配していたほど歩かずに見られたことで,ほぼ満足することができました。
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『ナンバン国立公園』は、ワイルド・フラワーでも有名な場所とのこと、Tさんが
イエロー・テイ ルフラワー(黄・左)や、クレマチス(白・右)を見付けてくれました。
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ナンバン国立公園 Nambung National Park
原生林が風化した後の石灰層により、奇岩が林立するように見えるピナクルズ The Pinnaclesがある。
“荒野の墓標”と呼ばれる奇岩群。ブランド・ハイウェイの途中にあり、人気の観光スポットになっています。
太古の昔に,海浜に根を張った原生林の名残で,大地の風化により石灰層だけが残つたもの。
ピナクルズとは「尖塔」という意味です。
大きなもので4mもの高さを持つ数千本ものピナクルズが,黄色い砂の上に聳えたっています。
遠くにはインド洋も眺めることができました。 【ツアー資料】
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バスは30分ほど走ってMr.アンドリューが、グラスツリー(緑)が沢山ある場所でカメラ・ストップしてくれま
した。
グラスツリーは、100年で30cm 、1年で3mm 成長するとのこと,目の前にあるグラスツリーは、約 500年 〜
800年という計算になるようです。
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その後トイレ休憩で『モーレ・リバー』Moore River へ。
ここは河口付近の景勝地とあって、瀟洒な住宅が建ち並んでいました。
その河口では、[マミジロカルガモ]が飛び立ち,[コシグロペリカン]や[ミナミクロヒメウ]、
[ギンカモメ]などが見られました。
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【上段と下段左の画像は遍路写真館より】
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これで今日の観光は終わり,一路初日の『パース』へ戻ることになりました。
雨は降ったり止んだりしていましたが,夕刻近く巨大な虹が地上部分のみ見えるという、これまた奇観を眺める
ことができました。
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バスは7時前に『クオリティ・ホテル』Quality Hotel Ambaasador Perth に到着。
夕食はホテルレストランで。
前菜は生野菜,メインは鮭のグリル,デザートはアイスクリーム,そして紅茶,飲物はワイン。
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部屋に戻り,久し振りの浴槽に浸かりました。
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7.30. ホテル発 → 8.15. トイレ休憩 8.30. → 9.10. ウエスタン・フローラ 10.15. → 11.40. レシュール国立公園
12.35. → 13.20. セルバンテス・ピナクルズ・ホテルレストラン 14.20. → 14.40. ナンバン国立公園・ピナクルズ
15.40. → 16.05. グラスツリー 16.15. → 17.05. トイレ休憩(モーレ・リバー)17.20. →
18.40. クオリティ・ホテル 泊 312号室