(2017さいたまクリテリウム)
1980年代の自転車界の名選手は何と言ってもベルナール・イノーでした。
チームメイトでもあったアメリカのグレッグレモンの活躍も忘れられません。
そしてトラック世界選手権では中野さんが大活躍でした。
(2017さいたまクリテリウム:新城選手の姿も見えます)
それでは私が自転車競技に打ち込んでいた1970年代中半から80年代の日本の名選手はどんな方たちだったでしょうか?
トラック
長 義和さん:モントリオール五輪6位、モスクワ五輪幻の代表
ロード
故 森 幸春さん
高橋 松吉さん
森さんは、記憶では私が知人に踊らされて軽井沢で開催したシクロクロスに参加していただいたはずです。
お二人とも素晴らしい選手でした。
では私も走っていた学連所属の選手はどんな方がいたのでしょうか?
(2017ジャパンカップトラック)
トラック
坂本 勉さん(日本大学):ロスアンゼルス五輪スプリント銅メダル獲得。
ロード
市川 雅敏さん(日本大学):日本人として初めてヨーロッパのプロチームの一員としてジロ・デ・イタリアに出場して完走。
坂本さん、市川さんお二人とも自転車界のレジェンドです。
大門 宏さん(中京大学):現NIPPOチーム監督、台風で幻の大会になった1982(昭和57)年インカレのポイントレースでのぶっちぎりの快走は今も印象に残っています。
当時は公道を使用したロードレースは本当に少なかった。
では森さんや高橋さん、そして市川さんや大門さんはどのようにして競技力を培っていったのでしようか?
練習はたぶん人一倍されたことと思いますが、競技ではトラックの長距離種目、ポイントレースに参加していました。
皆さん本当に強かった
当時よく行われていたトラック種目は次のようなものでした。
◎短距離
1㎞タイムトライアル
スプリント
◎中距離
4㎞個人追い抜き
4㎞団体追い抜き
4㎞速度競争
◎長距離
ポイントレース(1万m~3万mで行われていました)
※オムニアム、ケイリン、チームスプリント等はありませんでした。
競技の力を培うためには、ロードレースを志す若い人も、トラックレースに取り組むべきだと思います。
決してそれが無駄でないことは過去の名選手の方たちが証明しています。