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全国一般東京東部労働組合の記録

小出裕章氏が講演「脱原発社会を目指す8・12労働者集会」

2012年08月13日 23時46分03秒 | 労働組合

原子力工学者として原子力を研究する中、その危険性に気づき、一貫して反原発の立場で発言・行動を続けている小出裕章さん(京都大学原子炉実験所助教)が「原発のない世界へ 放射能汚染の現実を超えて」と題した講演を行う「脱原発社会を目指す8・12労働者集会」が8月12日、東京・江東区で開催されました。

この集会は、全日本港湾労働組合・国鉄労働組合・全日本建設運輸連帯労働組合・全国一般労働組合全国協議会・東京清掃労働組合・全水道東京水道労働組合・東京都労働組合連合会といった様々な労働組合が呼びかけ、開催した労働組合が主体となった脱原発を求める集会です。
当日は1260名が結集し、会場は満席となりました。集会では、全国一般東京東部労組の須田書記長が司会をつとめました。

集会は「若狭の海」などの反原発ソングを歌う姫野洋三さんの歌からスタート。全港湾伊藤委員長の基調報告に続き、小出さんの講演が始まりました。

小出さんはまず、核開発の歴史、広島・長崎への原爆投下、各国による核実験の話から始め、その後生み出された原発がいかに危険なものであるか、わかりやすく話されました。
また、チェルノブイリ原発事故とその後の放射能汚染の実態、そして福島第一原発事故による放射能汚染の実態についてもデータをもとに話されました。

そして、講演後の質疑応答において、「子どもを被ばくから守る」ことの重要性を強調。また、「なぜ原発推進の御用学者が多いのか」との質問には、「学者は名誉欲も出世欲も金銭欲も強い。だから御用学者になるのは当たり前。では、私はなぜ御用学者にならなかったか。たった一回の人生、本当に自分がやりたいことに自分の時間と頭と身体をかけたかったから」と答えるなど、小出さんの信念が伝わってくる講演でした。

集会の締めくくりには、会場全体での団結ガンバロー。労働組合が脱原発に取り組むことの重要性を改めて示した集会でした。

 

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