(上の写真=週刊プレイボーイが掲載した「仕事で自腹」の特集記事)
「仕事と自腹」の労働相談が増えています
地域の労働組合・ユニオンに相談してください
最近、自社で扱う商品を労働者に自腹で購入させる、あるいは過剰なノルマを達成するために自腹を切らざる得ない状況に労働者を追い込む「ブラック企業」が増えています。私たちNPO法人労働相談センターと全国一般東京東部労組に寄せられる労働相談でも目立っています。
現在発売中の『週刊プレイボーイ』(集英社刊)でも「仕事で自腹」の特集記事が掲載されました。見出しは「長引く不況でニッポンの企業は総ブラック化!?年間総額は……考えたくもないっ!!被害急増!!サラリーマン『仕事で自腹』悲惨体験集!!」というものです。記事では東部労組に寄せられた相談事例やスタッフのコメントも掲載されています。以下にコメント部分のみを抜粋して紹介します。
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誰でも入れる労組「全国一般東京東部労働組合」(以下、東部労組)には多くの労働相談が寄せられる。その相談内容は残業代未払い、パワハラ、長時間労働など多岐にわたるが、須田光照書記長は「ここ1、2年で目立ってきたのが自腹」と強調する。
「自腹の営業って異様ですよね。世間で売れないものを社員に買わせているのですから」(須田氏)
とはいえ、仕事で自腹を切るというのは、金額の多寡はあれ、昔からよくある話という気もする。
「以前は会社側にも労働者側にも、やってはいけないことという意識があった。でも、不況が長引き、企業のブラック化が進み、最近は自腹を切ること一般的になっています。また、転職が難しい今は労働者が会社に逆らえず、自腹に走るケースが多い」(須田氏)
<中略>
前出の須田氏も「ひとりで悩まないでほしい」と訴える。
「まず、私たちのような、誰でも入れる労組やユニオンに相談することです。自腹を強いる会社は、残業代未払いや雇用保険未加入もやっているケースが多い。違法性が明白なところから責めていけば道は開けます」
絶対に「仕方ないこと」と受け入れてはいけない!
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「仕事で自腹」で悩んでいる労働者は以下に相談してください
全国一般東京東部労働組合
東京都葛飾区青戸3-33-3野々村ビル1階
電話 03-3604-5983
メール info@toburoso.org