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全国一般東京東部労働組合の記録

「過労死・過労自殺・過労障害」集中相談に72件

2008年07月28日 17時40分30秒 | 過労死・労災

写真=被災者や遺族らからの相談に対応するスタッフら

「過労死・過労自殺・過労障害」集中相談を実施
長時間労働や職場のストレスの相談が殺到

7月27日、私たちNPO法人労働相談センターは「過労死・過労自殺・過労障害」集中相談を実施しました。

当日は午前10時から相談を開始。13人のスタッフが対応にあたりました。とくにお昼のNHKニュースで集中相談の実施が放送されてからは、2回線・4本の電話が終了の午後5時まで鳴りやみませんでした。

当日対応できた相談は電話で69件、来所が3件の計72件でした。そのほかメールでも多くの相談が寄せられました。

「朝7時から深夜2時までの長時間労働を強いられている。このままではいつか倒れそうだ」「教員で父母との人間関係に悩み精神疾患になった。公務災害を申請したい」「年に3日しか休日がない」「夫が長時間労働の末にクモ膜下出血で亡くなったのに会社は労災申請に協力してくれない」「息子が自殺した。仕事の負担が重くて精神疾患にかかっていた。過労自殺ではないか」「店長になった途端、残業代がつかずに長時間のただ働きをさせられている」「毎月100時間以上残業しているのに、半分しか残業代が出ない」など、いずれも深刻な内容ばかりでした。

スタッフからは法律や制度を説明したり、労働組合(ユニオン)に加入して会社や労働基準監督署と交渉することをすすめたりしました。

当日は電話がつながりにくく、相談をあきらめた方もいらっしゃるかもしれません。申し訳ございませんでした。相談は日常的に応じていますので、来所(東京都葛飾区青戸3-33-3野々村ビル1階)、電話(03-3604-1294)、メール(toburoso@ka2.so-net.ne.jp)でご連絡ください。

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NHKが当日報じた集中相談のニュースはこちら
http://www3.nhk.or.jp/news/k10013148721000.html

過労問題など 無料の電話相談

長時間労働や仕事の強いストレスによる過労死や過労自殺などの問題について労働組合の職員らが相談に応じる無料の電話相談が、27日、東京で行われています。相談は27日午後5時までで、電話番号は「03-3604-1294」です。

この電話相談は、労働組合などでつくる「NPO法人労働相談センター」が行っているもので、東京・葛飾区にある事務所には午前中から相談の電話が相次いでいます。

この中では「『名ばかり管理職』とされて残業代がないうえ、連日、早朝から深夜までの過酷な勤務が続き、過労が不安だ」といった相談や「職場の上司から能力が無いと言われ、ストレスから体調を崩したが、会社を休むこともできない」といった相談が寄せられました。これに対して、NPO法人の職員らは「労働組合に加盟し、会社に労務管理を改善するよう訴えるべきだ」などと対策をアドバイスしていました。

厚生労働省によりますと、昨年度、過労による病気で倒れて労災と認定された人は392人、また、過労自殺と認められた人は81人と、いずれも過去最悪となっています。「労働相談センター」の須田光照さんは「成果主義の広がりや企業の人件費抑制などで、長時間労働や仕事上のストレスで倒れる人があとを絶たない」と話しています。

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