(写真・NHKテレビクローズアッブ現代でも特集)
2012年11月にNPO法人労働相談センターと東京東部労組に寄せられた「辞めたくても辞めさせてくれない」労働相談事例の抜粋報告です。
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「辞めたいのに辞めさせてくれない」相談事例の報告(2012年11月から抜粋)
NPO法人労働相談センター
全国一般東京東部労組
2013年1月7日
1、上司と先輩からのひどいパワハラにあい自殺未遂まで追いつめられた。医師から「うつ病で一ヶ月の要休業」の診断がでたので、診断書を添えて退職願を提出したが、「急に言われても困る」と取り合ってくれない。
2、大学一年生、塾講師のアルバイト。自分の苦手な科目を担当させられているが、到底無理なので辞めさせて欲しいとお願いしたが、「この時期に先生が替わるのは許されない」と認めてくれない。
3、全体の売上げの5%が私たちマネージャーの取り分の賃金として支払われるが、ずっと月5万円以上もらったことがない。その上、寮で共同生活のため、逃げるに逃げられない。
4、入社時の契約書に「2年間は退職しない」とサインしたため、それを理由に退職届の受理を拒まれている。これは合法なのか。
6、正社員。転職した会社に退職を申し入れたが「辞めさせないぞ」と拒まれた。法律上どう理解したらよいのか。
7、契約社員。保育士になりたくて、会社にも事前に伝えて、専門学校を受験して合格した。いざ退職しようとすると会社は「聞いていない」と怒りだし辞めさせてくれない。このままでは学校に行けなくなる。
8、お店。2ヵ月契約社員。店長から「お客を怒らせた」と罵倒され、一方的に「罰金」を命じられた。あまりにも人を馬鹿にしている言い方に「退職させて下さい」と伝えると「2ヵ月は辞められない」と言う。
9、パティシエ。朝5時から夜8時まで、奴隷のように扱われている。熱が出て医師から「最低4日は休め」と言われた。辞めさせてもくれない。もう限界です。
10、昨日退職届を提出したが、上司から「現在行っている業務を全て引き継いで責任を果たさないと退職は認めない」と恫喝された。
11、女性。エステの副店長。毎日、朝8時から夜11時まで仕事。賃金は20万円そこそこ。残業代も一時金も休日手当も無い。限界なので退職を申し入れたが、「来年夏までだめだ」と言われた。
12、一年契約社員。毎日朝10時から夜は終電まで働き、休日も半分は出勤させられている。残業代も無い。社員も次つぎと辞めていく。職場の雰囲気も最悪。辞めたいが、「一年契約」は守らないといけないのか。
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