るるの日記

なんでも書きます

立正安国論 5 (るる訳)

2020-10-21 09:13:50 | 日記
私日蓮は愚かで賢くはない。唯経文に就いて所存を述べる

仏道に入って謗法の人を戒めて、正道の僧侶を重んずれば、国中安穏にして天下泰平になる

法華経にいわく「もし人信ぜずして、この経を誹謗中傷するということは、一切世間の仏種を断じるということ。その人命終わって阿鼻地獄に入る」
これ経文に顕れ、私日蓮の言葉ではない。

立正安国論 4 るる訳

2020-10-21 08:57:06 | 日記
私日蓮は少量といえど大乗を学ぶ諸経の王に仕える弟子、一仏の子。この正しい仏法の衰微を見て哀惜の心情を起こす

涅槃経「善比丘が仏法を破る者を見て、呵責しないなば、この人は仏法の中の怨なり。」と。私は善比丘の身ではないけれど「仏法中怨」の責めを逃れるために大網とって一端を示している

去る元仁中に、延暦寺・興福寺の両寺は天皇勅宣があり、法然の選択の印刷板を大講堂に上げた。だが仏恩のためにこれを焼却。法然の墓所では感神院の犬神人に命じて選択の印板を破却させた。その門弟遠国に配流される

立正安国論 3 (るる訳)

2020-10-21 08:25:49 | 日記
法然聖人は幼少に比叡山にのぼり十七歳で八宗を極め大意を得たり。智は日月に等しく、徳は師を越えたり

しかしまだまだ出離の趣に迷い涅槃の意味をわきまえず、ゆえに遍くことごとく深く遠く思案し、遂に諸経をなげうち、専ら念仏を修す。その上、霊夢こうむり勢至菩薩の化身と号し、人々は善導の再誕と仰ぎ、十方の人々頭をたれ歩を運ぶ

このように、かたじけなくも釈尊の教えを疎かにして、弥陀の文を唱え、先師をそしり、聖人をののしる。昔より今にいたるまでこのような悪言まだ見ず。罪業至って重し

釈尊説法の一代五時にて権教・実教を弁ずる。曇鸞・道綽・善導は権教に就いて実を忘れ、未だに仏教の淵底を探らざる者なり

法然はその流れを汲み、仏教の源を知らず。大乗経六百三十七部二千八百八十三巻並びに一切の諸仏菩薩・諸天を【捨閉閣抛】の字を置いて、一切衆生の心を薄める。これ全く仏教の説に見ず妄語である

人皆この妄語を信じ、彼の選択を撰ぶ。ゆえに浄土三経をあがめて、それ以外の諸経をなげうち、極楽の一仏を仰ぎ諸仏を忘れる

誠にこれ諸仏諸経の怨敵
聖僧衆生の怨敵なり
近年の災難。しるし前に顕れ災い後に至る

慈覚大師の入唐巡礼記にいわく
「唐の武宗皇帝時代、会昌元年、鏡霜法師は諸寺にて阿弥陀念仏の教を伝え、弘まる

翌二年回骨国の軍兵唐の境を侵す
翌三年河北の節度使乱を起こす
その後回骨国重ねて地を奪う
兵乱代に災火も起こる

武宗、(弥陀念仏以外の)仏法を破り多くの寺塔を滅する。ゆえに乱を修めることできず、、遂にもって事起こる」

これを思うと、法然は後鳥羽天皇時代の者なり。後鳥羽天皇の事既に眼前に在り。然れば則ち唐に例を残し、我が朝廷に証を顕す

疑うことなかれ
怪しむことなかれ
凶を捨てて善に帰し
凶の源を塞ぎ根を断つべし

人神一体 2 解脱や覚りは無理に求めない

2020-10-20 13:45:28 | 日記
お釈迦様は解脱という経験された。解脱とは離欲。離欲を経験するには、チャクラの開発が完成されなければならない。(空海は大日如来と一体になることだと表現されている)。このチャクラの開発を完成された結果、解脱へ至り、神人一体になる

人神一体をはたす宗教手法にヨーガがある。ヨーガはクンダリニーが覚醒したときのショックをやわらげる訓練法と心得が教えの中にある。そして、教えだけを読んだり聞いたりしても解脱経験は果たせない

ヨーガによる肉体強化は、クンダリニー上昇の時に気道が滞ることがないようにきれいにしているのだ。そして解脱(クンダリニーの上昇)は危険であるから師の許可なくして決行してはいけない。気道の汚れが原因で、クンダリニー上昇が失敗(気道に滞る)すると、クンダリニーは行き場をなくして、必ず肉体や精神に異常が起こる

解脱は「離欲」が源になる。必要と感じているものを、不要と感じる心になること。欲望を捨てるともまた違う。仏教で説く中道である。





人神一体とは 1

2020-10-20 12:21:15 | 日記
弘法大師空海は、最澄に「貴方は密教経典を見る以前に、大日如来と一体になる修行を修めなさい」と忠告している。空海は中国留学前に、仏人一体の解脱を果たされていたようだ。実はこの修行は、人が一生のうちに必ず成し遂げられるという確約がない修行。

最澄は、知識仏教を修得されていたが、解脱を本気で勧める空海の胸の内は読めなかった