Sbagliando si impara. (間違うことで人は学ぶ。)

イタリア語の勉強に、nonna ひとりでフィレンツェへ。自分のための記録。

「銃・病原菌・鉄」 「ザ・サークル」

2020年05月11日 | 読書

「ジャレド・ダイアモンドさんに聞く」と題して、この災厄から「人類はどんな教訓を学べるのか」という記事が新聞に載っていました。

生物学、生態学、地理学などの知見を駆使して人類の歴史を解き明かしたジャレッドさんの著書「銃・病原菌・鉄」を数年前にこのブログで紹介しました。今、新型コロナウイルスが全世界に拡散している時、もう一度その上巻の第3部、第11章「家畜がくれた死の贈り物」を読み直しました。

よく纏められた要約(ネットより)をご紹介します。

「ヨーロッパ人が南北アメリカに進出して、支配できた大きな要因として、病原菌を持ち込んだことがある。病原菌の犠牲になったアメリカ先住民の数は、武器で殺された数よりはるかに多かった。興味深いのは、感染症の病原菌は動物から人間に移って変異したものが多いこと、ヨーロッパ人は家畜との長いつきあいで免疫ができていたーという点だ。人間と動物の関係がポイントだ。現代中国人はどんな動物を食べるのか。」

「下巻」は途中読みで終えてますが、再読しょうと思ってます。

 

3、4日前に、無料視聴出来る「GyaO」で、「ザ・サークル」を見ました。テレビをネットに繋ぐことが出来ない時代には「GyaO」の無料映画をよくパソコンで見てました。

この映画は、ディヴ・エガーズの同名小説を原作としているそうです。

あらすじ(ネットから纏めました)

「世界一と評される最先端のインターネット企業、サークル。広々とした明るいキャンパス、信じられないほど充実した福利厚生、そして頭脳と熱意と才能をかねそなえた社員たちが次々に生み出す新技術―そこにないものはない。どんなことだって可能なのだ!サークルへの転職に成功した24歳のメイは、新生活への期待で胸をいっぱいにして働きはじめるが…。仕事でもプライベートでもSNSを使いこなし、有能な新人として社内での評価を高めていく。しかし、サークルが推し進める情報の透明化は、しだいにメイの私生活まで侵食し……。」

エマ・ワトソン主演映画化。SNSとウェブの未来を予言するサスペンス。トム・ハンクスも出てました。

ソーシャル・メディアの未来を描き同時に他人への監視を深めていくプロセスが描かれ、途中から恐怖や息苦しさを感じて嫌な気持ちになりました。映画では、ラストが物足りないぐらいにシンプル!

原作本を読んで見たくなりました。