郷土教育全国協議会(郷土全協)

“土着の思想と行動を!”をキャッチフレーズにした「郷土教育」の今を伝えます。

社会科の授業

2024年10月24日 | 日記
私なんぞには、とても今の小学校の社会科の授業は務まりません(苦笑)。
というのも、教科書に書いてあることのいちいちにケチつけながらすると思います。
ただ、よくよく調べてみると、今の小学校の社会科の中身は

「このような大きな出来事に対して、政治はしっかり取り組んでいる。よって、あなたたち一人一人が自分でできることを考えてほしい。」
という「矢印を自身に向けさせる」というのが、主流なのだそうです。

つまり、「選挙に行って、それ政府や行政の良し悪しを言うより、自分自身が政府や行政に協力しているのかいないのかを自身に問え!」
えっ! つまり、「社会の様々な問題」を、「受け入れて、自分で消化できる人間」を育てようというのか、と驚かされました。

これは極論すると、公害や冤罪さえも、それを「不通に」受け入れる人間ということと考えます。
そう考えると、社会科の教え方がうまいとか、社会科の成績がいい児童生徒は、私自身、敬遠したくなります。

具体的に言うと…。

管理職を目指すようになって、途端に何でも「政府や文科省はちゃんと考えを持って動いている」と、あたかも政府や文科省の代弁者のように振る舞うようになる教師。
社会科の成績があがると、教科書の丸暗記なのに、ほぼほぼ政府や行政が正しく、それに乗れない人々が悪いと主張する児童生徒。(これは、本当は児童生徒本人が悪いのではなく、普通に考えたらそうなることの意。結局は教科書などの教える内容の問題。)

では、ふりかえって私はというと…。

私自身は「権力」とは距離を置いておきたい。政治に興味があるとかないとか、そんなことはどうでもいい。
平日だろうが休日だろうが、日々を楽しく過ごしたい。この事に尽きる。
学校では、子ども達とたわいのない会話で楽し過ごしたい。
学校の外では、自分の好きなこと、楽しいことをして過ごしていたい(人に迷惑をかけずに)。
でも、私がそうしようとすることを邪魔する敵(例えば「権力」)とは、徹底的に闘う。

その闘い方の1つが「組合活動」である。

こういう私みたいな人間って、今の社会科の授業をきちんと受けたら、絶対にそうならないと思います。
でも、好きですよ。社会のことを考えるのは。
だって、政府や行政だって、ミスをする。想定外の出来事に対処できないこともある。

それなら、今度は間違えないように、悪かったことを整理して、よい方向に変えてくださいよ。
それから、政府や行政の間違いで被害を受けた人々に、謝るとか、補償するとか、やってあげてくださいよ。

それだけです。今の私は自身の意識では、私自身、政府より上でも下でもなく、「是々非々」で見ていたいと思っています。



今の日本政府や自治体の多くが政治的に「成熟している」なんて、真面目に考えれば「全然そうなっていない」と思うのです。少なくても私は。

だから、政府や行政に「有能」になってもらうために、私たち一人一人ができることって、「権力への監視」だと思うのです。
だから、「選挙に行こう!」と身近な人には常に言ってしまいます。

あっ! ダメですね。
やっぱり最後は「選挙に行こう!」と、今の社会科とは真逆の考えになってしまいます。

残念ですが、これは直りようがないですね。
私のワルい癖です。


-K.O-

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