郷土教育全国協議会(郷土全協)

“土着の思想と行動を!”をキャッチフレーズにした「郷土教育」の今を伝えます。

故郷

2019年08月18日 | 日記

今日は8月15日。

昨日、実家へお盆参り。
90を越えた両親は今、母は施設に入所、父はショートステイとデーサービスの繰り返し。共に認知度が大きく衰えている…。
思春期の頃から父に対する反発は強まり、母の温かさはその分溢れるほど身に浸みた。
父は夏になると背中に吹き出物が酷く広がっていた記憶がある。毎年、広島にも行っていたような…。
父が学徒動員で広島方面に向かっていた際に原爆が投下されたという話を聞いたのは、ずっと後になってからだ。
被爆後の現地に入り父たちは活動したという…。

「今、新たな戦前が始まっている」と言われ始めてから何年が経っただろうか。現代の戦争はかつての様な形でなされるとは限らない。人権が蹂躙され自由が奪われ、生きること自体が困難な状況に置かれているのは、既に戦争時代に突入していると考えても決しておかしくはない。
現代における戦争はもう始まっているのだ。ただ、一気に武器を行使して破滅に向かう様なグローバルな戦争には持って行かないのは、資本が更に利益を得ようとしているからだ。だから、局地的には犠牲者を生み出す戦争状態にある。

8.15が今年もやって来た。暑い❗️ 両親が生きてる限り、子が次の段階に立ち彼らを超える生き方をするのは困難だ。ただ、言えることはある。今のうちに思考を深め、心を強化しておく必要がある。古希を目前に、何を甘いこと青いこと言ってるんか❗️とお叱りを受けそうだが、事実は否定できない。

 

色々と思いを巡らせながら、故郷の「むら」を後にした。収穫前の稲穂の先には、耕作者がいなくなった水田を蓮田に変えた資本の姿も見える。嗚呼、ここで生きようとしなかった自分をあらためて振り返った…。

-S.S-


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