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コニシキソウとアリ

2022-09-09 | 植物etcアルバム
今年の夏は、例年になくコニシキソウが庭や鉢に目につきました。

土に張り付いたようにして、横に広がっていき、葉の斑点が特徴です。
トウダイグサ科で、小さなニシキソウ(錦草:茎の赤と葉の緑を錦に見立てたものです。)から、名づけられたアメリカ原産の植物です。


茎や葉を切るとそこから乳白色の汁が出て、皮膚に付くと炎症を起こすこともあるようで、扱いには注意が必要です。


この雑草、コニシキソウは、またアリ散布植物としても知られているそうです。
今回はじめてそのメカニズムに触れ、XZ-10でマクロ撮影してみて、小さな世界の動きを知ることが出来ました。




花は、トウダイグサ科の特徴である杯状花序(はいじょうかじょ)で、白い花びらのような付属体と虫を誘う蜜を出す腺体、子房、雄しべ、雌しべ(ただし雌雄異花)で構成され、雌しべが受粉すると、下部の子房がふくらんで果実となり、種子を結び、爆(は)ぜて種を飛ばします。


この通常の受粉と散布にさらに、アリが関与しているのがコニシキソウの強みです。
アリが遠くの雌雄異花の受粉を促し、加えて種子を散布するのが、オオズアリとトビイロシワアリの二種のアリだそうで、遠くに種子を運びコニシキソウは広がっていきます。



写真のアリの種類は不明ですが、コニシキソウとの共生関係の一端を捉えたのではと思っています。



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