築85年の家を、この家に嫁ぎ守ってきたおばあちゃんの家
新しい世代にバトンタッチをし、残したいと願うおばあちゃん。
解体し、立て替える方が、手間はかからないかも知れないが、
手間をかけても、残してあげたいと思うのは、私も同じ。
85年前の2階建ての建物は珍しく、その当時は多分、御殿と噂されたに違いない。
地栂(じ とが)を使い、長尺の小屋丸太を使い、強度を出す為の工夫が建物に見られる。
基礎には、御影石の割石を使い、その上に柱を建てている。
手間と費用をかけてでも、二階建ての夢を叶えたかったのだろう。