よく分かる 住まいづくり・・(檀建築コンサルタント)

私達の考える住まいは、住まいづくりの原価を探り、無駄のない資金で、遊び心のある家を作る事。

出逢い

2010-05-27 08:33:32 | とりとめもなく

 住まいづくりは出逢いから始まる。
建物も出会う人によって、その形や中身が違い、二つを見比べる事は出来ず、一つの物づくりに最新の注意を計り、住む側の意思を正確に伝えなければならない。

自分達の叶えたい事をしっかり踏まえ、分からない事は置き去りにすることなく、それを作り手に投げかけ、納得の中で次のステップに移らなければ、置き去りにした問題が、原因となり、せっかく組み上げた物を崩し、もう一度組み直さなければならない事になってしまう。

人と出逢い、人を知り信頼を確立することも、いい家に出逢う事も、全て形は違っても、基本となる物は、作る中には人間が絡み、その人達の考えの中で物は造り上げられる。

出来上がったものの良し悪しの裏には、人の心が存在し、優しさの中で作られた物は、優しい物に出来上がる。
その基本となるものは、信頼であり、未知数を残さずお互いを理解し合った中から生み出される”言葉”から生まれ、それが形が創造され、形に表現される。

人の関わりの中においても、物づくりの中の関わりにおいても、人との繋がりが基本となり、その中においての信頼が最も重要で、技術力、発想、感性、といった直接形に反映する技量は、信頼の次に必要なものであり、
信頼は疑問や疑念の上には成立しない。

私は、よく訪れたお客様と、家づくりの話しは後回しにし”心を開く”について話しをすることがある。
物づくりを託す上で、最も大事なことは持ってる想いを全開にし、向かって来て欲しいと思っているからで、その人が、警戒心や不信感を持っていれば、前に踏み出す事は出来ず、結局探り合いになってしまい、何も生まれて来ない事になってしまう為、
無駄な時間を浪費する事を避け、傍観者的なクライアントの気持ちを、自分の夢を叶える為、心を開く事について話し合う。

人を知るのに時間がかかると考えられているが、ある特定の事に向かい
進む上においての、信頼関係の確立には、時間は問題ではなく、一瞬で心を開けば、踏み出し、事を始め進む過程の中で見えて来る。